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柏崎フィルハーモニー合唱団が練習再開

 公募市民による柏崎フィルハーモニー合唱団(近藤博幸団長)が今秋の三重・桑名市での友好コンサートに向け、今月初めから練習を再開した。中越沖地震のため、一時練習を中断していたものの、元気な歌声を届けたいとの団員の思いを一つにした。

 柏崎は江戸時代、桑名藩の所領であったことから、近年、両市の交流が始まった。合唱交流は、昨年2・3月に柏崎市内で行われた演劇公演に続く。桑名市民会館の改築記念演奏会として、桑名の市民合唱団「シャンテ・クレール」が友好コンサートを提案した。

 柏崎フィルハーモニー合唱団は、昨年12月の手作りイベント「市民コンサート」をきっかけに発足。メンバーは男性6人を含め28人。コンサート出演に向けて、7月初めから2回の練習を行った後、地震に遭った。練習会場の市民会館会議室が対策本部になり、練習を中断させてきた。

 こうした中で、「地震なんかに負けていられない」との団員の声に応え、わたじんヤマハ音楽教室が会場を提供した。メンバーの中には、後片付けなどでまだ練習に出られない人が2、3人いるが、お盆過ぎから全員がそろう見通しという。

(2007/ 8/11)

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