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軽井川南遺跡群の発掘成果を一冊に

 市教育委員会はこのほど、柏崎の遺跡シリーズの第一集「よみがえった古代の製鉄―柏崎市軽井川南遺跡群―」の冊子を刊行した。南遺跡群は、新産業団地・柏崎フロンティアパーク造成事業に伴って発掘調査を行ったもので、冊子ではこれまでに明らかになった概要をまとめた。

 南遺跡群は、大小35の遺跡の総称。このうち、22遺跡が奈良・平安時代から鎌倉時代の鉄生産に関する遺跡。発掘調査は2003年から06年まで4年間にわたって行われた。製錬、鋳造まで鉄と鉄生産にかかわるすべての工程が確認でき、古代製鉄コンビナート≠ニされた。

 冊子は鉄づくりの背景、古代の鉄づくり、代表的な遺跡など5章に分かれる。合計で114基が発見された木炭窯をはじめ、製鉄炉、廃さい場、鋳造、鍛造などを写真入りで分かりやすく説明した。また、長方形箱型炉、ふいご座などが発見された千刈Cなど5つの遺跡を取り上げた。

 表紙の写真は谷地D遺跡。9基の木炭窯が斜面に沿って整然と並び、壮観な光景だ。A4判12ページ。製作は1万部。4年生以上の小・中学生に配ったほか、希望者に無料で配布。市役所ロビー、ソフィアセンターなどで取り扱い。

(2008/ 7/ 7)

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