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市内穂波町の書道家・今井暁歩(貴志男)さん(55)が初の本格的な個展(同実行委員会主催)を16日から、ソフィアセンターで開く。漢字、かななど書道全部門の創作を一堂に展示して、独自の作風で楽しませる。
今井さんは高校の芸術授業で書道を選択し、当時講師の故山岸暁翠さんの教えを受けた。卒業後も山岸さんに20年にわたって漢字を教わる一方で、独学で篆(てん)刻を学んだ。1985年に県展で初入選して以来、市展入賞など数々の賞を重ねてきた。
今春には、漢字作品が東京国立新美術館で開かれたエイズチャリティー美術展ベストアーティスト賞に、秋には篆刻で県芸展入選を果たした。
16日からの個展は、2007年春、脱サラをして青春時代からの夢だった書家の第1歩を踏み出した今井さんにとって、これまで1年半の創作活動の発表の場となる。出品は漢字、かな、調和体、篆刻、刻字など書道全部門の52点。独自の視点で学び、幅広い表現を目指してきたもので、中には中越沖地震からの復興を願う「起」(縦146センチ、横224センチ)の大作もある。
開催を前に、今井さんは「来場者から最後まで飽きずに見ていただくために、できるだけ幅広く、型にはまらない作品を展示したいという思いと、書家として第2の人生を歩んでいくため、この機会に一通りの技法を身につけたいとの考えから全部門に挑戦した」と話す。会期は23日までで、時間は午前9時半から午後6時半(20・23日は午後5時)まで。21日は休館。入場無料。
(2008/12/12)
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