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谷根にアートと憩いの場

 市内谷根にカフェ・ギャラリーと陶芸工房の「tanne(タンネ)」がオープンし、地元や市内外の人々の新しい交流と憩いの場になっている。

 オーナーは市内の荒木文子さん(42)。器が好きで、ギャラリー開設の夢を描きながら、子育てのかたわら、2003年から器の展示販売を市内外で行ってきた。谷根の人の紹介で空き家を借りて改装し、昨秋オープンにこぎつけた。

 荒木さんは「子供が特認校の上米山小でお世話になり、炭焼き、竹細工など体験学習を通じ、ものづくりの伝統文化が地域に息づいていることが分かった。谷根の4季にも魅せられた」という。店名のタンネはドイツ語でモミノキ。雪の中でも緑が絶えず永遠、希望のシンボルで、鳥のとまり木のように人が集う場に――との願いを込めた。

 また、同じ民家で陶芸工房を主宰するのは栃尾市の嶋田恵一郎さん(34)。大学で陶芸研究課程を修了した1999年から旧湯之谷村の魚沼市で陶芸講師を務め、湯之谷焼をおこした。故郷で工房を目指していたところ、荒木さんの企画展に出品した縁で谷根に築窯。「柏崎はものを作ることに寛容な土地柄に見える。地域に根ざした創作で全国に発信したい」と話す。

(2009/ 1/14)

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