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セーラさん講演「伝統文化を次世代に」

 柏崎商工会議所の諸業部会とサービス部会は19日、「まちづくりセミナー」を商議所で開いた。講師は、長野県小布施町の文化事業部社長・セーラ・マリ・カミングスさん。小布施堂と桝一市村酒造の取締役も兼ねるセーラさんは約130人の参加者に、「信州・小布施からの情報発信」を語った。

 セーラさんは米国ペンシルベニア州出身。長野冬季五輪を契機に1994年、小布施堂に入社。以来、関連企業の桝一の再構築に取り組みながら「国際北斎会議」や文化サロン「小布施ッション」、ゴミゼロ運動「1530」などの文化事業を企画運営。日経ウーマン誌が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2002」大賞も受賞した。

 講演でセーラさんは、小布施堂に入って開催した国際北斎会議の経過に触れた。小布施には多くの北斎の作品や手紙があることに気づいて提案したとし、「提案するかしないか考える時、可能性を訴えなければ自分を無責任と感じる」と述べた。

 酒と蔵の再生から桶(おけ)仕込み保存会へと続く活動についても「何百年も続く伝統文化を次の世代に伝える役割が今の人にはあるのでは」と、古いものを現代によみがえらせる努力の必要性を訴えた。

(2009/ 2/21)

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