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西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


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高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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古浄瑠璃の世界で魅了

 震災復興祈念となる古浄瑠璃「越後国柏崎・弘知法印(こうちほういん)御伝記」の6月の全段復活・上演を前に、柏崎ゆかりの古浄瑠璃を復活初演する会(霜田文子実行委員長)が7日、プレイベントの第2弾を市内新橋の公仁会ライフセンター内、文学と美術のライブラリー「游文舎」で行った。約90人が訪れ、義太夫と文弥人形が織りなす舞台に魅了された。

 古浄瑠璃「越後国柏崎・弘知法印御伝記」は長岡市寺泊・西生寺に安置される即身仏・弘知法印の一代記。柏崎で遊興にふけっていた弘友(のちの弘知法印)が、妻の死で改心し高僧になるまでを描いた。鎖国下の日本から台本が持ち出され、1963年、当時ケンブリッジ大学で教べんをとっていた鳥越文蔵・早稲田大名誉教授が大英博物館で台本を発見、翻刻出版した経緯がある。

 7日は鳥越名誉教授が講演を行い、作品との出あいなどを紹介した。「大英博物館で貴重な本なので日本に紹介したいと写真撮影をお願いしたところ、『そんなに貴重なものならば写真代はいらない』といわれた。これで人生観が変わった」といい、「上演は本当にうれしい」と述べた。

 続いて、文楽座で三味線弾き、人形遣いとして活躍していた越後角太夫(鶴澤淺造)さん=新潟市=、文弥人形の遣い手の西橋八郎兵衛(西橋健)さん=佐渡市=が率いる「越後猿八(さるはち)座」が3段目の一部を上演。妻・柳の前を亡くし、出家した弘知法印に美しい娘に化けた魔王が修行の邪魔をしようとする場面を繰り広げた。

(2009/ 3/10)

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