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原発1号機でひびを報告せず

 東京電力は13日、柏崎刈羽原発1号機で1998年から99年にかけて行われた定期検査で、原子炉圧力容器の計装配管にひびが見つかったにもかかわらず、当時の通産省に報告せずに補修していたと発表した。経済産業省原子力安全・保安院と県に情報が寄せられたことを受け、東電が2月中旬から、当時の社内担当者に聞き取り調査をして判明した。

 この件は、トラブル隠しやデータ改ざんの発覚に伴い2002年以降2度にわたって実施された東電の総点検では明らかになっておらず、点検の信頼性が問われることになる。また、中越沖地震で被災した同原発で7号機の運転再開を地元に申し入れている中で、火災多発の問題に続いて、地元側の判断への協議に影響しそうだ。

 東電によると、ひびがあった配管は、炉内の蒸気を取り出して圧力を測るための内径6センチのステンレス管。改良工事で接続配管を取り換えた際、溶接前の切断面検査でひびが確認されたため、その部分を削って溶接・接続した。13日の会見で東電は「小さなひびで、法律に基づく報告対象でなかった。その後の検査でも漏えいなどはなく、安全性に問題はない」とした。しかし、社内に工事記録がなく、ひびの原因を調べたかどうかも不明だという。

(2009/ 3/14)

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