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貞観園で庭造りの技術磨く

 日本庭園協会県支部(神田松太郎支部長)の伝統庭園技塾(池田昭平塾長)が21日から、近く4年ぶりに一般公開される国指定文化財の名勝・貞観園(市内高柳町岡野町)で始まった。23日まで県内外から延べ約百人が低木のせん定、池に渡す8つ橋の製作など技術研修に取り組む。

 貞観園は江戸時代の大庄屋だった村山家の庭園。名の由来は、木造薬師如来立像を安置する貞観堂にちなみ、1845(天保14)年に儒学者・藍沢南城が命名した。主石賓木(石が主役で、木が脇役)という思想をもとにした庭園は青くこけむした石が特徴的だ。

 財団法人・貞観園保存会(村山義朗会長)が2005年度から4年がかりで、貞観堂の修復工事を進めた。工事の終了に伴い、6月12日から一般公開される。文化財建造物保存技術協会(本部・東京)の監修のもとで、同支部も工事に携わった経緯がある。

 技塾初日の21日は、新発田市在住のにいがたの名工・遠藤太一技術長(61)の指導で、造園関係者らが園内のモミジ、ツツジなど低木のせん定、ゼンマイなど不要物の取り除き、8つ橋の製作に真剣に取り組んだ。

(2009/ 5/22)

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