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栃ケ原ダム完成後、北条に農業用水補給

 山からのわき水と小さなため池に頼っている北条地区の水田に、国営ダムからの農業用水を補給する県営かんがい排水事業柏崎T期地区善根堰(ぜき)右岸・北条用水路の建設が今年度末完成を目指して進められている。市内南条地内でポンプアップした水を高台に送り、同山澗まで自然流下させる。並行して流れる長鳥川の下流側から上流側に向かって水を送るもので、柏崎の農業用水供給システムとしては画期的な取り組みだ。

 この工事は国営土地改良事業の関連事業として、県が新農業水利システム保全整備事業の中で2006年度から着手した。北条地区の水田は長鳥川から農業用水を取ることができず、八石山系などからの渓流水に頼っている。特に、梅雨明け後の稲が穂を出す時期に必要な農業用水が不足する心配がある。このため、国営事業で建設された栃ケ原ダムが今後供用を開始し、農業用水を鯖石川に放流した際、善根堰から既存右岸用水路を通してきた水を南条に新設した揚水機場(標高14メートル)でポンプアップ。地下埋設管を経て標高約50メートルの南条と赤尾の境に新設した亀ノ倉配水槽に貯水する。配水槽は25メートル×11メートルのプールほどの大きさで、貯水量は245トンだ。

 ここからさらに地下埋設管で赤尾地内から北条中の裏手を通し、小島でJR信越線下をくぐり、山澗まで水を送る。北条中裏手からは支線用水路を設置し、東条の水田にも送水する。

(2009/ 6/23)

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