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少年少女合唱団のコンサート。アンコールでは会場と一緒に「ふるさと」 を歌って楽しんだ=24日、アルフォーレマルチホール (2024/03/28)


西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)

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和紙職人たちが国体賞状用紙を漉く

 トキめき新潟国体で使う天皇・皇后杯賞状用和紙の紙漉(す)きが4、5日、市内高柳町にある「高志(こし)の生紙(きがみ)工房」で行われた。「越後生紙振興会」(代表=門出和紙・小林康生さん)の5人が1枚1枚にもてなしの心を込めて漉きあげた。

 高知県など和紙づくりが盛んな県では国体の賞状の多くに地元の手漉き和紙が使われており、県内でも5軒の紙漉き職人が今年1月に同振興会を立ち上げた。3月に県から天皇・皇后杯の賞状用紙80枚(予備など含む)を受注した。

 賞状用紙は、天地34センチ、左右48センチで、裁ち落としをしない「耳付き」と呼ばれるもの。しっかりとした厚みが必要なため、漉いた紙を乾燥の際に3枚重ねる「3層漉き」だ。80枚の賞状に必要な紙は240枚。会では紙質を整えるため、倍近い紙を漉いて選ぶ。

 作業は門出の工房に5人が集まって行い、4日は小林さん(55)、小国和紙(長岡市小国町)の今井宏明さん(36)、伊沢和紙(十日町市松代町)の山本貢弘さん(28)が交代で漉いた。代表の小林さんは「1枚1枚に越後人のもてなしの心を込めた。日ごろは5人が一緒に作業をすることもないので、いい機会になった」。また、競技別賞状用紙の選択は開催自治体の判断に任されており、柏崎市をはじめ新潟市や長岡市などでも和紙が採用されることになった。必要分は予備を含めて約500枚。このほど漉き終えたという。

(2009/ 7/ 6)

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