24 指しゃぶり

指しゃぶりの原因は、吸啜反射(何でも吸ってやろうという本能みたいなもの)の一つやその代償として、たまたま指を吸いだし、習慣化したものが多いとされています。疲れたり、精神的に緊張していたり、寝る前のぼんやりしているときに指をしゃぶることがあります。 我が家の、はな子ちゃんは今年4歳ですが、未だに指しゃぶりをしています。普通は4〜5歳ぐらいには自然に無くなってしまうのですが、心配はいらないでしょう。指しゃぶりを続けていると、歯並びが悪くなり、上の前歯と下の前歯がくっつかなくなり、上の前歯が外側に曲がって出てきたり、下の顎が後方に押しやられ、上の歯列が狭くなる問題や、歯並び以外では、唇が反転してしまう・鼻腔の形の異常・指先のたこなどがあげられます。
どうしたら、指シャブリを止めさせることができるか、これが問題でしょう。
指しゃぶりをやめさせる方法
『はな子ちゃん、いつまで指しゃぶってるの?だめでしょ!!』と言うのは無駄で止められないだけです。
例えば右手の親指をいつもしゃぶっている、はな子ちゃんがいたとします。はな子ちゃんには、はな子ちゃんという人格とは別に右手の親指という別の人格がいると信じ込ませるのです。指をしゃぶる、はな子ちゃんが悪いのではなくて、はな子ちゃんのお口に勝手に入ってくる右手の親指が悪いのだと信じ込ませるのです。具体的にはこう言い聞かせるといいでしょう。 『このゆびがわるいんだね〜』 (右手の親指を持ちながら) 『もうはな子ちゃんのお口に入ってきてはだめですよ』 (右手の親指に話しかける) 『ほんとうに悪いおゆびだね』 (ここでピシャンと親指を軽くたたきます。そしてはな子ちゃんに同意を求めます) 『こんどからはな子ちゃんのお口に入ってくるのはやめてね』 (少し大きな声で親指に話しかけます)
このとき重要なのは、はな子ちゃんに同意を求めることです。この方法でほとんどは指しゃぶりを中止させることが出来るそうです。それでも指をしゃぶってしまうはな子ちゃんにはどうしたらいいでしょうか?まあ、うちの、はな子ちゃんは、治すの諦めました。
指しゃぶり、おしゃぶりを使用している子供は、使用していない子供と比較して歯のかみあわせが悪い傾向があきらかにあります。
止めると噛み合せの異常は改善しやすいのですが、乳臼歯が生えそろう、3歳過ぎまで使用しいぇいると噛み合せの異常が残ります。
おしゃぶりの利点としては 精神的安定、簡単に泣きやむ、静かになる、入眠がスムース、母親の子育てのストレスが減るなどが挙げられる。おしゃぶりの宣伝に使われている鼻呼吸や舌や顎の発達を促進する は現時点での検証は十分ではありません。
欠点としては習慣性になりやすく、長時間使用すると噛み合せが悪くなる、子供がどおして泣いているのかを考えないで使用する、あやすのが減る、言葉かけが減る、ふれあいが減る、発語の機会が減るなど挙げられる。5-6ヶ月の赤ちゃんは何でも口に持って確認するので、おしゃぶりは一度使用すると長時間使用の傾向があるので、注意する。
発語や言葉を覚える1歳過ぎには、おしゃぶりのフォルダーを外し、常時しないようにする。
遅くとも2歳半までに使用を中止する。使用している間も声かけや遊ぶふれあいを大切にする。指しゃぶりをなくすにはこれが大事。