27 おむつに血の様なのがつく

生後半年くらいまでの乳児では、まれにオムツに赤い色がつくことがあります。よく血尿と間違えられますが、多くの場合、これは尿に尿酸という物質によって見られるもので、特別に治療が必要なものではありません。この時期には一生のうちで最も新陳代謝が盛んな時期であり、体がどんどん作りかえられるために、尿酸が大量に尿に排出されるのです。尿酸は尿のPHによっては溶けにくくなるため、オムツの中で結晶となって析出することがあります。それが赤やピンク色の着色となって見られるのです。
こういった症状が見られたら、念のために(本当の血尿と鑑別するために)、採尿し尿の検査を受けておきましょう。