28 赤ちゃんの便秘と痔

赤ちゃんの便秘と痔は母乳でお育ての場合とそうでない時で対処が異なります。母乳の際は便がゆるくなる事が多く、母乳の際の便秘は母乳の不足によります。母乳が不足しているかどうかは体重の増加で判断します。一般的な赤ちゃんの便秘では、母乳から粉ミルクに変更になった時や離乳食を始めた時になりえます。その際は,お腹を優しく、の の字を書くように4〜5分かけてマッサージをし、腸の動きを活発にします。でもこれで出れば誰も苦労しませんね。次は、5gの砂糖を100ccのお湯に溶いてお風呂上りの喉が乾いている時をきっかけに飲ませてみて下さい。また町の薬局では、マルツエキスという麦芽糖の穏やかな便秘薬を販売しています。離乳食が開始できていれば、果物や野菜を加えて下さい。便秘にはリンゴ果汁は穏やか過ぎます。みかん系の柑橘類が良いと思います。大根や芋類・ワカメの海藻類・バナナもお勧めです。綿棒浣腸と言いますが、綿棒にオリーブオイルや軟膏を塗って肛門に1cmぐらい入れて、入れぽん・出しぽんします。それでも出なければ薬局でイチジク浣腸を購入され、浣腸液を入れてみましょう。それでもダメなら医院にお出で下さい。痔は、便秘がひどい女の子では、切れ痔のはてのひだ状の盛り上がりを生じる事があり、見張りいぼと言われています。治療は肛門の清潔保持と便を柔らかくする下剤と痔で使用する軟膏を使用いたします。