5 はしか(麻疹) |
子供の急性期の病気の中では死亡率の高い一番恐ろしい病気です。はじめ熱・咳・鼻水・目やにの普通の風邪の症状から始まります。この時期に口の中に紅い絨毯に塩をまぶしたようなという表現のコプリック斑と呼ばれる白い斑点がでます。1〜3日熱が出て一度熱が下がった後、半日から1日後に高熱と共に発疹が出ます。発疹は顔から始まり全身に広がります。麻疹ウイルスの潜伏期間は10〜12日。くしゃみや咳でウイルスが飛び散りうつる飛沫感染でうつります。予防接種を受けていない子供が麻疹の子供と接触した場合、3〜4日以内にガンマグロブリンという血液製剤を筋肉注射を受けると発病を予防できることがあります。とても恐ろしい病気ですので、1歳を越しましたらぜひ麻疹風疹の予防接種をお受けになられることを強くお勧めいたします。 |