22 あたまじらみ

髪の毛に、しらみの卵が産み付けられ、卵はやや茶色っぽく、孵化した抜け殻は白っぽくふけのように見えますが、ふけと異なり髪にしっかりくっつき取れません。耳の後ろや、頭のてっぺん、後頭部が好発部位です。スミスリンシャンプーで、しらみを退治します。スミスリンLシャンプータイプは薬局で¥2760前後の価格です。ちなみに毛じらみと頭じらみは違います。頭じらみは頭、毛じらみは、陰毛に付きます。
以下あたまじらみでリンクされます。
あたまじらみ http://www.city.toshima.tokyo.jp/hokenjyo/gaityu/gaityu-02-04-01.html
髪が長い子や毛が細い子、絡まりやすい毛質の子は、スミスリン剤と専用グシを使う普通の駆除方法がよい場合があります。
【質問】
学校でアタマジラミが流行っているということで,退治するのにスミスリンパウダーという薬を使うように指示されましたが,子どもの体に影響はないのでしょうか.
【答え】
アタマジラミの流行はよくあります.アタマジラミは頭髪にいて,時々吸血しかゆみを起します.
アタマジラミは接触の機会があれば誰にでも寄生します.流行したときは毎日シャンプーするのが効果的な予防法です.
しかし学校などで流行すると,たいていの場合、スミスリンパウダーを使うよう指導されます.スミスリンパウダーは商品名で,フェノトリンという有効成分が使われています.フェノトリンはピレスロイド系の殺虫剤です.住友製薬が製造しています.
フェノトリンも環境ホルモン作用があるということです.

★イギリスでも同じ
イギリスでも、事情は同じで、アタマジラミの成虫や卵退治に、薬剤が使用されていることが問題となっています. これに対して,衛生問題コミュニティー(CHC)という団体は,薬剤を使用しないシラミ退治法としてシラミのライフサイクルを絶つ湿式髪すき方法を推奨しています.
これは通常のシャンプーとコンディショニングで髪とシラミを十分湿めらした後,髪すきによりシラミの成虫を取り除く方法で,以下の手順が基本になっています.
@コンディショナーを用い,予備的に幅広の目の細かい櫛で髪のもつれをほぐし,伸ばすようにすく。
Aそれから頭全体に対し目の細かい櫛で,髪の付け根から先に向かって余すところなく髪すきをし,孵化したシラミをとりのぞく.櫛に捕らえられたシラミは,次の櫛けずりの前に拭ふきとるか洗い落とす.
Bコンディショナーを洗いおとし,湿っている状態で再び髪をすく.
この方法は,卵が孵化して成虫となるシラミのライフサイクルを考慮して,4日毎に,2週間つづける必要があります.同じような方法は日本でも昔から行われてきました.シラミ取り専門の細い竹の櫛もあります.アタマシラミは毎日シャンプーすることだけでも結構いなくなるものです.すぐに薬剤を使う必要はありません.