Q23  軟膏の塗り方について教えて下さい。

A: やや厚めに塗るのが原則です。軟膏の塗り方は病気の状態にもよります。基本的には皮膚を保護する作用のある油性の軟膏は、少しべたつき感が残る程度にやや厚めに塗布します。それに対してサラッとした軟膏は薄く延ばして使用します。また軟膏を使用する皮膚の状態によっても使用方法が異なります。カサカサしているような場合には少し厚めに塗布して、かさつきを抑制するようにします。軟膏を塗布して角質がたくさん浮いてきたような場合には、いったんその軟膏を拭き取ってからもう一度塗布することも行います。ジクジクして滲出液が多く認められる場合には軟膏はできるだけ厚めに塗布するか、ガーゼに伸展して貼付するようにします。かさぶたが付着している場合には、かさぶたをマッサージしながら軟膏を擦り込みます。皮膚が敏感になっていて赤みや疼痛が強い場合には、軟膏はあまり強く擦り込んではいけません。やさしくなでるように塗布して下さい。皮膚が硬く盛り上がっていて赤みがほとんどない場合には、多少強く擦り込むようにすることが必要です。いずれにしても、皮膚の状況によって軟膏の塗り方も適宜変更することが必要になりますので、詳しいことについては荻田にご相談下さい。