4 破傷風

破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にひそんでいて、傷口からヒトへ感染します。傷口から菌が入り体の中で増えますと、菌の出す毒素のために、口が開かなくなったり、痙攣を起こしたり、死亡することもあります。患者の半数は自分では気がつかない程度の軽い傷が原因です。日本中どこでも土中に菌はいますので、感染する機会は常にあります。またお母さんが免疫をもっていれば新生児の破傷風もふせげますので、ぜひ予防接種を受けておきましょう。
生憎地震の後、釘を踏んづけたりして怪我をされた方は、γグロブリンの注射をすべきです。