12 水ぼうそう
 水疱瘡(すいとう・みずぼうそう)
水痘(水疱瘡)はウイルスはvaricella-zoster virus(水痘-帯状疱疹ウイルス)に
よる感染症です。
水疱瘡とともに、一旦水疱瘡が治っても脊髄に潜んで成人になって帯状疱疹作るもので
はないかと言われています。
水痘の潜伏期  10-21日ですがほとんど14-16日です。
感染したら、感染後14日前後くらいに発疹が出ます。
感染時期は発疹出現の1-2日前から水疱が、かさぶたの痂皮化までの7-10日程度は家族
内感染の可能性があります。接触してから72時間以内にウイルスワクチンを打つことで水痘の予防が
可能です。
感染経路は水痘患者さんの、ウイルスを含有する飛沫もしくは飛沫核による空気感染、上気道、
下気道がウイルスの排出、侵入、または接触とといわれています。あるいは痂皮になってない
皮膚症状からの接触感染もありえます。あるいは帯状疱疹の人からの接触感染や飛沫感染も
ありえます。帯状疱疹の方からは、口腔内などの体液からもウイルスは検出され、稀にそこから
感染することもあります。ただ帯状疱疹からの感染は水痘からに比べ弱いです。
成人はもう相当数感染した人が多く、約90-95パーセントといわれています。(中に
はごく幼少時に感染して気がついてない人とか、記憶にない人もいます)伝染力はは
しかに次いで強く、特に家族内発症率は90パーセントです。感染したら症状は確実にでます。
れています。一回罹患したら一生再感染はありえないはずですが、
赤ちゃんの時期にかかった水痘はまれに2回されることがあります。
治療は対症的に軟膏(フェノール亜鉛華軟膏)抗ヒスタミン剤、
抗ウイルス剤のゾビラックス(アシクロビル)の1日4回投与。
ワクチンは水痘にかかると美容上の欠点をもちうる可能性を避けうる意味で接種をお勧めします。