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Excelでカレンダー作成

こんなものを作る

A4版1枚に年間の七曜表。

Excelの機能を勉強する

簡単な数式で日付を入力(日付関数・シリアルナンバーは使わない)。

オートフィルの使用。選択範囲のコピー貼り付け。日曜・土曜に色付け、数式の入力、セルの結合、文字の配置、罫線、列の幅・行の高さの調整。

概略

オートフィル

手順

(Excel 2007を中心に説明)

1. セル[A3]に「日」と入力。セルの右下隅の黒い小さな四角(フィルハンドル)にマウスポインタをのせる。

2. マウスポインタが[+]に変わったらクリックし、右方向にセル[G3]までドラッグする。(「土」まで入力される)注:1.2.の操作を「オートフィル」という。

3. セル[B4]に「=A4+1」と入力する。全部キーボードから入力してもよいが、Excelでは簡単な方法が用意されている。セルB4を選択して半角の「=」を入力し(注:これで数式になる)、そのままマウスでセルA4をクリック(「A4」が入力される)、続いて「+1」とキーで入力。Enterキーで確定する。アクティブセルは下のセルに移動している。セルB4をクリックするか上向き方向キー(矢印キー)でセルB4をアクティブセルにしておく。

セルの数式
セルの表示

セルB4の表示は「1」だが、セルには「=A4+1」と数式が入っていて、上の数式バーには「=A4+1」と数式が表示されている。

4. セルB4を範囲C4〜G4にオートフィルでコピーする。セルG4 には、「6」と表示され、数式バーには「=F4+1」と表示されている。

5. セルA5に「=G4+1」と入力する。セルA5には「7」と表示され、数式バーには「=G4+1」と表示されている。

6. 範囲B4〜G4を選択し、(G4の)右下のフィルハンドルを下の範囲B5〜G5にドラッグしてコピーする。

7. 範囲A5〜G5(1週間分)を選択し、オートフィルで、範囲A6〜G9へコピーする。結果右図のように数式が入力される。(上図:数式、下図:表示)

曜日・日付をセルの中央に表示する時は、範囲A3〜G9を選択し、[ホーム][配置][中央揃え]をクリック、さらに[上下中央揃え]をクリックするとセルの中央に表示する。(Excel2003ではメニューバーの[書式][セル]の[配置]タブで[横位置][縦位置]で設定)

8. 範囲A2〜G2をドラッグして選択し、[ホーム][配置][セルを結合して中央揃え]をクリックし(または[ホーム][セル][書式][セルの書式設定]の[配置タブ]で、[文字の制御]で[セルの結合]にチェックを入れ、[文字の配置][横位置]で[中央揃え]を選択する。)、OKボタンをクリック。(Excel2003ではメニューバーの[書式][セル]の[配置]タブで[横位置][縦位置][文字の制御]で設定)
G列まで横長になったセルA2に「月」と入力する。

列幅を縮める

9. 列番号のA〜Hをドラッグして列を選択し、列番号HとIの間の縦線をマウスでポイントすると、マウスカーソルが縦線に左右の矢印に変わる。そのままクリックし左にドラッグして列幅を小さくし、[H]の文字がゆっくり見える程度でマウスボタンから指を離す。A〜G列も狭くなった。(列幅は後で調整可能)

罫線ダイアログボックス

10. 罫線を引く。範囲A3〜G9を選択(A3→G9をドラッグ)し、[ホーム][フォント][罫線](▼をクリック)[その他の罫線](または右クリックメニューの[セルの書式設定]の[罫線]タブ)で、線の[スタイル]で「点線」を選び、プリセットで[内側](十字)を選択しOKボタンをクリック。(Excel2003では、メニューバーの[書式][セル]の[罫線]タブで設定する。)

11. 続いて、範囲A2〜G9を選択し、[ホーム][フォント][罫線](▼をクリック)[外枠太線]を選ぶ。次に範囲A3〜G3を選択し[外枠太線]を選ぶ。

12. 日曜日の範囲A3〜A9を選択して[ホーム][フォント][フォントの色]で「赤色」を選択し、土曜日の範囲G3〜G9を選択して「青色」を選ぶ。(Excel2003では、メニューバーの[書式][セル]の[フォント]タブの[色]で設定)

13. 11ヶ月分複製する。範囲A2〜H9(空白列Hを入れる)を選択し右クリックし、[コピー](またはCtrl+Cキー)でコピーし、貼り付け先のセルI(アイ)2を選択し右クリックする。[形式を選択して貼り付け]をクリックし、先ず[列幅]を選択してOKボタン。続いて再びI2(〜O9の範囲)にマウスポインタを置いたままもう一度右クリックし、今度は初期値の[すべて]のままでOKボタン。(または普通にCtrl+V貼り付け)

14. 同様に横に4カ月分コピー貼り付けができたら、範囲A2〜AE9を選択して、コピーしてA11とA20に貼り付ける。1年分が出来る。

日付を確定

15. 各月ごとに月名と第一週の「1日」になるセルに日付「1」を入力し、1日より前のセルと末日より後のセルの数式を削除する。(該当のセルを選択してDeleteキーを押す。)

月名はセルの入力する位置(「月」の前)ダブルクリックすると文字カーソルがセルに入るから、月数を入力する。数式バーの中でも入力できる。「月」との間にスペースを入れるとバランスが良くなる。数字入力は半角で入力し、セルの移動はマウスでクリックか方向キー(→キー)で移動する。

16. 国民の祝日、誕生日などのメモリアルデー、等の表示は自由に。国民の祝日は国民の祝日に関する法律で決められていて、内閣府のサイト(http://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html)に2年分の具体的な日が公表されている。薄い色で該当のセルを塗りつぶす方法がある。

17. A4用紙に印刷できる様に設定

このカレンダーの用途により印刷する形態が変わるが、ここではA4用紙に印刷し、三つ折りして「超整理手帳」のような使い方を想定。

  1. タイトルの入力。範囲A1〜AF1を選択して、[ホーム][セルを結合して中央揃え](または[ホーム][セル][書式][セルの書式設定]の[配置]タブで設定)をクリック。年数を入力する。フォント([ホーム][フォント])・行の高さ(行番号1,2の境にマウスポインタを合わせマウスポインタが横棒に上下の矢印になったらドラッグ)を調整する。
  2. [ページレイアウト]の[印刷の向き]で「横」を選び、[余白]を上下左右とも「1cm」位。
  3. 一度印刷プレビュー(Officeボタン[ファイル][印刷][印刷プレビュー])で1ページに収まっているか確認して見る。ページの境にシートに点線が入る。
  4. 列番号A〜AEを選択し[ホーム][セル][書式][列の幅]をクリックし数字を調整する(3.88位)。マウスでドラッグしても調整できるが、細部は数値でページ境界の点線を確認しながら調整。
  5. 行番号。2〜27を選択し、[ホーム][セル][書式][行の高さ]をクリックし数字を調整(22.0位)
  6. このカレンダーは小さいので予定等を記号などで記入する時は、範囲A4〜G9を選択し、[ホーム][フォントサイズ]で、初期値11を9位に変更。更に[ホーム]配置][下揃え]をクリック、さらに[文字列を右に揃える]をクリック。
  7. (または[ホーム][セル][書式][セルの書式設定]の[配置]タブの[文字の配置]で、[横位置]を「右詰め」に[縦位置]を「下詰め」に設定して、OKボタンをクリック。)
  8. 左上に寄せることも出来るが、日付の1桁と2桁が揃わない。

first upload:2010-9-22   御連絡はメールでお願いします。