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ここで紹介するのは、右クリック・メニューを拡張するフリーソフトです。
例えばフォルダ名やファイル名をキー入力するときにそのフォルダ・ファイルを右クリックしてコピー出来ます。
階層の深いところにあるファイルのパス(path:ファイルやフォルダの所在を示す文字列)を間違いなくキー入力するのは大変ですが、このソフトを使えばクリップボードにパスをコピーできます。
「そんなファイル操作は用がない」という方でも、デジカメで撮った写真のファイル名を一括変更するときにビューアーソフト(ViX等)を使っていませんか。「拡張リネーム」でマイコンピュータ上で操作出来ます。
選択した複数のファイルをそのフォルダ内に新規フォルダを作りにまとめて移動することもできます。フォルダのサイズを調べることができます。
設定が少しややこしいですが自分の必要な機能だけ設定すればよいと思います。
Windows標準のシェルである「エクスプローラ」や「マイ・コンピュータ」などを開き,マウスで右クリックした際に表示されるコンテキスト・メニューの機能を拡張するフリーソフトです。
ダウンロードする LopeSoftのページは英文のページですが、FileMenu Toolsの設定とコンテキストメニューの画面を日本語にする方法があります。
このソフトは、Windows 98/Me/2000/XP/Vistataに対応していることになっていますが、私のWindows Vistaの環境では、6の[Japanese(Japan-日本語)]が表示されず、日本語化出来ませんでした。機能を絞れば英文のままでもある程度は使えそうです。
このソフトのヘルプは日本語化されていません。コマンドに意味を取り違えそうになる日本語がありますので、動作を確認して使用してください。
ITproのサイトに使い方を解説しているWebページがあります。参考になります。
このソフトは起動した[Configure FileMenu Tools]の画面では設定をして、実際に利用するときは Windowsのマイコンピューターかエクスプローラーの画面で使います。(Windowsのエクスプローラーの機能を使ったファイル管理ソフトでも使えるものがあります。)
フォルダ・ファイルを右クリックして出るメニュー(コンテキストメニュー)に[FileMenu Tools]という項目が追加され、そのサブメニューが階層になっていて20項目程の機能を追加しています。
コマンドによりサブメニューをクリックしただけで実行されるものと、プロパティやダイアログボックスが出て詳細な設定をするものがあります。
インストールしたときは用意されている全てのコマンドを表示する設定になっていますが、メニューバーの[オプション][サブメニューの全てのコマンドを表示]をクリックしてチェックを外す(チェックが入っているのが初期値)と、右クリックした最初のメニューに全てのコマンドが表示されます。サブメニューに表示するコマンドが少ないときはこの方が便利です。
右クリックメニューのサブメニューにある「FileMenu Toolsの設定」からも設定画面を起動できます。
設定画面の右ペインの各コマンドのうち使わないコマンドは、チェックボックスのチェックを外すとコンテキストメニューに表示されません。
右ペインでコマンドを選択すると、左ペイン[タスク]の[インフォメーション]にそのコマンドの簡単な説明が表示されます。コマンドが表示される位置(上下)を移動させるには、左ペイン[タスク]の[動作][上に移動]または[下に移動]で移動できます。コマンド間に仕切りの線を表示させる時は[セパレーターを追加]で挿入できます。
「メモ帳」だけでなく、フリーソフトのテキストエディタ(任意のアプリケーション)で開く設定は、[メニューテキスト]の変更だけでなく、[プログラム]にそのソフトの実行ファイルのパスを入力すれば設定できます。実行ファイルのパスは、このソフトの[パスのコピー]を使うと楽に入力できます。
左ペイン[タスク]の[動作][コマンドを追加]で新しいコマンドを作ることができます。
どの項目でどのようなことができるかは、次の表を参考にしてください。
日本語の項目 | 英語の項目 | 動作 |
---|---|---|
(1) システムの機能を拡張する | ||
メモ帳で開く | Open with Notepad | (このほか,任意のアプリケーションを登録して起動する新たなメニューを作成できる) |
パラメータを指定して起動... | Run with Paramaters.. | 任意のアプリケーションを選択し,パラメータを指定して実行 |
コマンドラインで開く | Command Line From Here | 選択したフォルダでコマンド・プロンプトを開く |
アイコンを変更 | Change Icon.. | フォルダのアイコンを変更する |
DLLを登録 | Register DLL | DLLファイルの登録 |
DLLの登録解除 | Unregister DLL | DLLファイルの登録解除 |
(2) フォルダやファイル操作の機能を拡張する | ||
コピー.. | Copy To.. | 指定したフォルダやファイルを任意の場所にコピー |
移動.. | Move To.. | 指定したフォルダやファイルを任意の場所に移動 |
重複ファイル | Duplicate Files | 同一フォルダの中に,ファイルを複製する |
サブフォルダに移動 | Pack to Folder | 選択した複数のファイルをフォルダ内の新規フォルダにまとめて移動 |
同期 | Synchronize.. | 2つのフォルダの内容を同期 |
名前をコピー | Copy Name | フォルダ名やファイル名をクリップボードにコピー |
パスをコピー | Copy Path | フォルダやファイルのフルパスをコピー |
属性 | Atributes | フォルダやファイルの属性を変更(圧縮や暗号化も含む) |
時間を変更.. | Change Time.. | フォルダやファイルのタイム・スタンプを変更 |
拡張リネーム.. | Advanced Renamer.. | ファイルのリネーム |
拡張削除.. | Advanced Delete.. | ファイルの削除 |
ゴミ箱を使用しないで削除 | Delete and no Move to Recycle Bin | ゴミ箱を経由しないで削除 |
ロックされたファイルを削除 | Delete Locked File | ロックされているファイルを次回コンピュータ起動時に削除 |
ファイルの完全削除 | Shred Files.. | ファイルを完全削除 |
新規フォルダを作成 | Create New Folder | 新規フォルダを作成 |
ファイルを分割 | Sprit File... | ファイルの分割 |
ファイルを結合 | Join Parts | ファイルの結合 |
フォルダサイズ | Size of Folders | 指定したフォルダのサイズを表示 |
選択 | Select | ファイルやフォルダの選択(エクスプローラ右側ペインの何もないところで右クリックしたときにのみ表示されるメニュー) |
(3) テキストおよびテキスト・コンテンツを操作する | ||
内容をコピー | Copy Content | テキスト・ファイルの内容をクリップボードにコピー |
クリップボードに貼り付け | Paste Clipboad | クリップボードに保存されたテキストをファイルにペースト |
検索と置換 | Find And Replace.. | 任意のテキスト語句の検索と置換 |
(4) その他の機能拡張 | ||
E-メールに添付して送信 | Send to mail recipient | 指定したファイルをメールに添付して送信 |
ITproサイトを参考にして作成しました。
日本語の表現で戸惑うものがあります。例えば「重複ファイル」は英文では「Duplicate Files」で「ファイルの複製」とした方が判り易いと思います。
また、「クリップボードに貼り付け」のインフォメーションには、「選択されたアイテムをクリップボードに追加します。(テキストのみ)」とありますが、コマンドの「内容をコピー」でクリップボードにコピーしてあるテキストをアイテム(ファイル)に貼り付ける機能ですから、「クリップボードから貼り付け」の方が判り易いと思います。
今までの設定画面の説明は、右ペインの上に表示されている[FileMenu Toolsのコマンド]を選択している状態(初期値)でした。
右ペインの上に表示されている[“送る”メニュー]を選択すると、フォルダ・ファイルを右クリックしたときのコンテキストメニューの[送る]のサブメニュー(実体はsendotoフォルダ)を編集できます。
また、[他のアプリケーションのコマンド]を選択すると、他のアプリケーションをインストールしたときにコンテキストメニューに登録されたコマンドを編集できる画面になります。
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