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ファイルの管理 2

 for Windows XP

このページは「ファイルの管理 1 for Windows XP」の続きです。Windowsのパソコンを使いはじめて一応「入門」のレベルにある人が、さらにステップアップするのに役に立つと思われる情報です。順に一つずつ実際に試して理解すると、パソコンが身近に感じられると思います。

11 ファイルの検索

目的のファイルを探すときに、保存した場所(フォルダ)が判っている場合は、そのフォルダの中を探せばよいが、何処にあるか判らないときは、検索機能を使う。Windows の次期バージョンのVistaではファイルを管理するのに検索機能を駆使することになるそうだ。

[スタート][検索]か、[マイドキュメント]の画面でツールバーの[検索]をクリックするかして、画面左の[検索コンパニオン]の[何を検索しますか]で、

の中から検索対象[ファイルとフォルダすべて]を選ぶ。

次の画面で、[ファイル名のすべてまたは一部][ファイルに含まれる単語または句]を入力して、検索開始ボタンをクリックする。

ファイル名はワイルドカード(任意の文字列は「*」、任意の1文字は「?」)が使えるから、ファイル名の一部や拡張子が判っているときは、win*.* とか、*.BMP などと入力する。

実習12 次の2つのファイルを検索する。

12 ショートカット

表示されているアイコンの左下に上向きの矢印のあるものは、ショートカットという本体の影武者のようなもの。別のテキスト[ファイルの管理 1 for Windows XP]の「8 ファイルの拡張子」の実習で作ったデスクトップの「新規テキスト文書.txt」のアイコンには矢印がない。これはデスクトップに作ったファイルの本体のためで、このアイコンを右クリックして「ショートカットの作成」をクリックすると、同じデスクトップに「新規テキスト文書.txtへのショートカット」と言うアイコンが出来る。「新規テキスト文書.txtへのショートカット」のアイコンのプロパティには「ショートカット」というタブがあり、リンク先などの情報が表示されている。

ショートカットはデスクトップだけでなく、何処に作っても本体のファイルに影響しない。エクスプローラ上のファイルを他のフォルダやデスクトップへ右ドラッグして、「ショートカットの作成」をクリックすれば、そこにショートカットが出来る。

13 デスクトップ

Windows が起動して最初に現れる画面がデスクトップ。エクスプローラを起動すると左側の「フォルダ」欄の一番上にもデスクトップがある。アプリケーションでファイルを開いたり保存するときに現れるウインドウ(ダイアログボックス)の「ファイルの場所」や「保存する場所」の一番上もデスクトップ。しかし、マイコンピュータのアイコンをクリックして開いてみると、コンピュータの中のドライブのアイコンが並んでいるがデスクトップは見あたらない。

デスクトップの本体は、C:\DOCUMENTS AND SETTINGS\[ユーザー名]\デスクトップ フォルダの中にある。このフォルダの中にファイルやフォルダ(或いはそのショーとカット)を作れば、Windows を起動して最初に現れる画面にアイコンが表示される。

ユーザーが使いやすいように、頻繁に使うファイルのアイコンをデスクトップに表示させるようになっている。我々ユーザーはデスクトップを自分の好みで使って良いが、不要のファイルやフォルダは削除して置いた方が使いやすくなる。

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14 ごみ箱

デスクトップに見える「ごみ箱」のアイコンはフォルダで、コンピュータから削除したファイルやフォルダが入っている。メニューで削除しても、アイコンをこの「ごみ箱」へドラッグ&ドロップしてもこのフォルダに入る。ごみ箱に入ったファイルやフォルダは、元の場所には見えなくなるが、ディスクには未だ保存されている。
ごみ箱を開き「ごみ箱のタスク」の「ごみ箱を空にする」をクリックするか、メニューの「ファイル」→「ごみ箱を空にする」でディスクから削除される。
元の場所に戻して使用するには、項目を選択して「ごみ箱のタスク」の「この項目を元に戻す」をクリックするか、メニューの「ファイル」→「元に戻す」で元の場所に戻る。

ファイルやフォルダをごみ箱に入れないで直接削除したいときは、選択して「Shift」キーを押しながら、「削除」をクリックする(Shift+Deleteでも同じ)。

すべてのファイルやフォルダを削除するときに、ごみ箱に入れないで削除するには、次の設定をしておく。

  1. ごみ箱のアイコンを右クリックして、「プロパティ」をクリックする。
  2. 「オプション」タブで、「全ドライブで同じ設定を使う」を選択し、「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消す。」にチェックを入れる。
  3. 「OK」ボタンを押し、ごみ箱プロパティを閉じる。

ごみ箱プロパティで、上の設定はドライブ毎に設定できる。

また、ごみ箱の大きさも、ごみ箱プロパティで設定出来る。設定された大きさよりも多くのファイルやフォルダをごみ箱に入れたときは、古いものから消されていく。

「ごみ箱」の実体は、ハードディスクの各ドライブにあるRecycler(FAT32システムの場合はRecycled)フォルダである。

15 スタートメニュー

デスクトップのタスクバー(普通画面の一番下にある)の「スタート」ボタンをクリックして出るメニューがスタートメニューという。殆どの操作がこのボタンから始まる。

最初「スタート」ボタンをクリックして、表示されたメニューの中の目的の項目をクリックする。さらに下のサブメニューを開くには、三角形の付いた項目にマウスポインタを合わせる(「ポイントする」という)と、サブメニューが表示されるので、マウスポインタをサブメニューへ移動させる。

「プログラム」以下のメニューを「プログラムメニュー」とも言う。

 「スタート」→「プログラム」→「スタートアップ」には、Windows が起動するときに読み込まれるアプリケーションが入っている。(スタートアップ以外にも、レジストリとWin.ini で自動実行が設定されている。)

スタートメニューを編集するには次のように操作する。(一つの例です。)

  1. タスクバーの何もないところで、右クリックして、「プロパティ」をクリックする。
  2. ダイヤログボックス[タスクバーと「スタート」メニューのプロパティ]の「スタートメニュー」タブをクリック。「カスタマイズ」ボタンをクリックする。
  3. [全般]タブの[プログラム]のよく使用するプログラムの数を15個くらいにする。
  4. [詳細設定]タブをクックして[マウスを置いたときにサブメニューを開く(&O)]と[新しくインストールされたプログラムを強調表示する(&N)]にチェックを入れる。
  5. [スタート]メニュー項目をの設定をする。(これも一例です。)

実習13 メモ帳をスタートメニューに登録する。

「スタート」ボタンをクリックした時に出るメニューに、頻繁に使うアプリケーションを登録しておくと便利。ここではメモ帳を登録する。

  1. [スタート]ボタンをクリックしてスタートメニューが現れる。左側の良く使用するプログラムの一覧にメモ帳がある場合は、そのアイコンを右クリックする。
  2. スタートメニューにない時は[すべてのプログラム]をポイントして[アクセサリ]の中のメモ帳を右クリックする。
  3. 右クリックで出るショートカットメニューの[スタートメニューにアイコンを追加]をクリックする。
  4. スタートボタンをクリックして、メモ帳をクリックして起動してみる。

実習14 実習13 で登録したメモ帳を削除する。

  1. [スタート]ボタンをクリックしてスタートメニューにあるメモ帳を右リックする。
  2. ショートカットメニューの[スタートメニューからアイコンを削除]をクリックする。
  3. スタートメニューからメモ帳が削除されたことを確かめる。
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16 コンテキストメニュー(ショートカットメニュー)

いろいろな場面でマウスを右クリックすると出るメニューには、その場面で使う頻度が多いメニューが用意されている。どの場面でどんなメニューが出るか、いろいろな場面で右クリックし体験して憶えておくと良い。

範囲を選択して右クリックすると、「切り取り」「コピー」が出来る。「コピー」してから右クリックすると「貼り付け」が出来る。

「送る」をポイントすると、そのファイルの行き先を選ぶことが出来る。次に「3.5インチFD」をクリックすると、FDに保存出来る。

このメニューの一番上の「開く」は、アイコンをダブルクリック(設定によってはシングルクリック)したものと同じく、データファイルであれば、関連付けてあるアプリケーションを起動して、ファイルを読み込む。

メニューをカスタマイズして、関連づけしていないアプリケーションを起動することが出来る。

実習15 HTML ファイルをメモ帳で起動して読み込めるようにする。

HTML ファイルは普通ブラウザに関連付けられている。関連づけはそのままにして置いて、編集するときにメモ帳や HTML エディタで起動できると便利。

  1. 前のテキストファイルの管理 for Windows XPの「7ファイルの関連付け」の実習で行ったように、メモ帳の実行ファイルのパスとファイル名を調べておく。
  2. エクスプローラかマイコンピュータを開き、[ツール][フォルダオプション]の[ファイルの種類]タブを選択し、「登録されているファイルの種類」の中から、拡張子が「HTM」「HTML」のファイルを探してどちらかを選択する。
    (私の場合はファイルの種類が「HTML Document」で、アイコンがInternet Explorerのアイコンでした。)
    「詳細設定」ボタンをクリックして、「ファイルの種類の編集」ダイヤログボックスで、「新規」ボタンをクリックすると、「新しいアクション」ダイヤログボックスが出る。
  3. テキストボックスの「アクション」に、「メモ帳で開く」と入力する。(これがメニューに表示される。)
  4. 次にテキストボックス「アクションを実行するアプリケーション」に、@で調べたパスとファイル名を入力する。 (参照ボタンをクリックしてファイルを指定できる。)
  5. 「OK」ボタンをクリックして、終了する。
  6. HTMLファイルを右クリックして、ショートカットメニューを確認する。

17 バックアップ

作業中のデータは記憶装置に保存されていないので、トラブルのあったときにデータを失ってしまう場合がある。

記憶装置に保存されているファイルでも壊れる危険が常にある。そこでデータのバックアップが必要になる。重要度によって安全対策の度合いも変わってくる。

アプリケーションによって、作業中にバックアップを自動的に取るように設定できるものがある。

Wordの場合は、[ツール|オプション]の[保存]タブで設定できる。

自動的に保存できない場合は、作業中に[ファイル|上書き保存]かショートカットキー(Ctrl+A)で上書き保存をこまめにする。

また、保存してあるファイルを編集して同じファイル名で保存すると、古いファイルを違う拡張子にして、バックアップファイルを残すアプリケーションがある。

Wordの場合は、[ツール|オプション]の保存タブで「バックアップファイルを作成する」にチェックを入れる。

Excelでは、[ファイル|ファイル名を付けて保存する]で、「オプション」ボタンをクリック、「バックアップファイルを作成する」にチェックを入れる。

バックファイルが出来たり、作業中バックアップしたりするのが、煩わしいと感じたら、逆にこれらのチェックを外せばよい。

アプリケーション毎にバックアップするのではなく、Microsoft Buckup で一括してバックアップすることもできる。もし[スタート|プログラム|アクセサリ|システムツール]に「バックアップ」がない場合は、追加インストールする。

このMicrosoft Buckup はフロッピーディスクでも出来ることになっているが、「データ量の多い場合は他のメディアの使用をお勧めする」とマイクロソフトの「ファーストステップガイド」に記載されてある。

バックアップは確実に実行できる方法を選び、復元する方法も習得しておくことが必要。トラブルが生じてからでは遅すぎる。

システムのトラブル対策として、正常に動作しているときのハードディスクのイメージを保存するソフトが市販されている。

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18 ユーザーごとの設定

Windows XP はマルチユーザーに対応しているので、デスクトップ・スタートメニュー・お気に入りなどがAll Users の設定のほかにユーザーごとに設定できる。

マイコンピュータかエクスプローラで C:\DOCUMENTS AND SETTINGS\[ユーザー名]\のフォルダの中に

などのフォルダがある。

デスクトップ
デスクトップに作ったフォルダ、ファイル、ショートカットが入っている。ユーザーがショートカットを作らなくても、アプリケーションをインストールするときに、インストーラがショーとカットをデスクトップに作るものがある。

実習16 [デスクトップ]フォルダの中に新しいフォルダを作ってみる。

  1. マイコンピュータかエクスプローラで C:\DOCUMENTS AND SETTINGS\[ユーザー名]\デスクトップ を選択する。
  2. [ファイル][新規作成][フォルダ]をクリックする。
  3. マイコンピュータかエクスプローラを最小化して、デスクトップに「新しいフォルダ」があることを確認する。
スタートメニュー
「スタート」ボタンを押したときに上に表示されるフォルダやファイルのショートカットが入っている。タスクバーを右クリックして「スタートメニューの設定」で追加、削除する事をこのフォルダで行うことが出来る。
Recent
スタートメニューの「最近使ったファイル」のショートカットがこのフォルダに入っている。[スタート]ボタンを右クリックして、[プロパティ][カスタマイズ]ボタンをクリックした、「スタートメニューの設定」では、「最近使ったファイル」の全部をクリアする事が出来るが、このフォルダでは一部を削除することが出来る。
Favorites
Internet Explorer (IE) で登録した「お気に入り」のショートカットが入っている。IE の[お気に入り|お気に入りの整理]では1項目ずつボタンを押して整理するが、エクスプローラでこのフォルダを開けば、複数の項目を連続して「名前の変更」、「移動」、「削除」等の整理ができる。
Sendto
アイコンを右クリックして出るメニューに「送る」がある。ここをポイントするとサブメニューが出る。サブメニューの項目がこのフォルダのショートカット。ファイルの移動、コピー、起動などに利用できる。どのアイコンでも同じ項目が出るので、多くなると判りにくい。特定のファイルだけに適用させるときには、「16コンテキストメニュー」の実習15でやったアクション追加をした方がよい。
Temp
Windows が動作するときに必要な一時的な作業ファイルが置かれるフォルダ。普通正常に終了すれば削除されて終了される。トラブルがあり強制終了したときにファイルが残ることがある。 Windows を起動した直後に残っているファイルは、削除しても問題が生じない筈だが、念のため一時別のフォルダ(例 TEMP2)に移動して、しばらく様子を見てから削除すると良い。
System
Windows フォルダにあるファイルとこのフォルダにあるファイルが、Windows を動かす重要なファイル。いろいろなアプリケーションが共用するファイルも入っているし、特定のアプリケーションだけが使うファイルも入っている。新しいアプリケーションをインストールすると、そのアプリケーションのフォルダだけでなく、このフォルダーにファイルがコピーされる。どんどん肥大するフォルダだが、どのファイルがどういう働きをするのか判りにくいので、ダイエットが難しい。

19 Windowsのファイル

Windows フォルダの中には、いろいろなファイルがある。マイコンピュータやエクスプローラで、表示を詳細にしておくと、ファイルの種類が見える。このファイルの種類だけではどんなファイルか判らないものが多いので、少し説明する。

.TXT テキスト文書
文字列のデータだけのテキストファイル。書式は入らない。機種、ソフトを越えて互換性がある。
.DLL ダイナミックリンクライブラリ
実行ファイルに呼び出されて動作する。アプリケーションが共有して使う時がある。
.OCX OCXファイル
DLLの一種。
.CPL コントロール パネル
DLLの一種。コントロール パネルの機能を実行する。
.EXE アプリケーション
実行ファイル。アプリケーションなどを動かす中心のファイル。(エクゼファイル)
.VBX VBXファイル
DLLの一種。Visual Basic を動かすファイル。
.BAT MS−DOSバッチファイル
MS-DOS の環境で使う実行ファイル。中身はテキストファイル。
.DRV ドライバ
周辺機器を動かすデバイスドライバ。
.VXD 仮想デバイスドライバ
周辺機器を動かすデバイスドライバ。
.INF セットアップ情報
周辺機器をセットアップするための情報。デバイスドライバを動かすのに必要。
.HLP ヘルプファイル
OSやアプリケーションのヘルプ
.INI 設定ファイル
Windows3.1 からある設定ファイル。中身はテキストファイル。(イニファイル)
.REG レジストリの項目
設定情報が記録されている。Regedit.exe で編集されたテキストファイル。
.BAK バックアップファイル
データファイルやシステムファイルをバックアップしたファイル。
.SYS システムファイル
パソコンが起動するに必要な情報が保存されている。(シス)
.TMP TEMPファイル
一時的にデータを保存するファイル。Temporarily(一時的な)の略
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付録

用語解説

98シリーズ
1982年以降続いたNEC社独特の仕様のパソコン。PC−9801シリーズと言われていた。マルチメディアを扱うようになり、PC−9821シリーズを含めて、98シリーズと言う。 Windows95 対応の機種の終わり頃から、DOS/V機の仕様に近くなった部分もあったが、Windows98 対応のDOS/V機と殆ど同じ「Nx」が1997年秋発売されるまで続いた。
DOS/V機
IBM、富士通、東芝、等各社が作っているパソコン。
日本IBM社が1990年に英語版PC DOSを元にDOS/VというOSを作った。これによりIBM PC AT互換機で日本語が利用できるようになった。NEC以外のパソコンメーカーが日本IBM社からDOS/Vの供給を受け、その後マイクロソフト社も日本IBM社のDOS/V互換のMS-DOS 5.0/V を出荷した。これらのOSの動くIBM PC AT 互換機をDOS/V機といい、パソコンの世界標準機になっている。
ユーテリティソフトutility software
アプリケーションソフトの種類。ワープロソフトや表計算ソフトのような基本的な纏まったものではなく、ユーザーの使い勝手を向上させる限定された目的に役に立つソフト。
エクスプローラ Explorer
Windows98/95 にあるファイル管理ソフト。
アプリケーションapplication
ソフトの種類。OSの上で動く応用ソフト。
アーカイブ archives
本を格納する書庫、保管文書という意味。複数のファイルをまとめてある。アプリケーションは単一のファイルで動くことは稀で、殆どの場合複数のファイルで構成されている。
実行ファイル
実行型ファイル、実行形式ファイル等とも言われる、拡張子に「.EXE」 「.COM」が付いたファィル。アプリケーションの本体。
バージョン version
ソフトウェアの「版」。作成され販売された(発表・提供された)ソフトウェアの機能を高めたり、不具合を修正したりして改訂版を出すときに、名前を変更しないで新しいバージョン番号を表示する。一般に仕様上の変更が大きいときは1の位の数字を変え、小さな変更は小数点以下の数字を変える。新しいバージョンを提供すること(導入すること)を「バージョンアップ」と言う。また小さな変更は「マイナー・バージョンアップ」と呼ばれることがある。
バイナリファイル binary file
テキストファイルでないファイル。文字コードで記録されていないため、普通の状態で文字として読み出せない。
テキストファイル text file
文字データ(文字コード)だけから出来ているファイル。文字を表示できるが、書式は含まない。英数字のアスキーコード、日本語かな漢字を扱うJISコード、シフトJISコードや改行などの制御コードの一部が含まれる。異機種間の互換性がある。
文字コード
文字を2進数で表すために定められているコード。英数字記号はアスキーコード(ASCII code)で7ビット、日本語かな漢字はJIS、シフトJISコード、等がありパソコンでは普通シフトJISコードを使い、インターネット上ではJISコードが使われている。別に世界各国の文字に対応した2バイトのユニコード(unicode)がある。
JIS コード JIS code
アルファベット,仮名文字,漢字,数字,符号などを二進数で表現するための日本における標準コード。アルファベット,数字,仮名文字を表す7ビットコードおよび8ビットコードと2バイトの漢字コードとがある。別にコンピュータに限らず「JIS漢字水準」という日本工業規格で定めたものがある。これには10進数4桁の「区点コード」と16進数4桁の「16進コード」がある。
二進法
物の数(かず)を数えるのに普通「ひとつ」、「ふたつ」…と自然数が使われ、我々の生活では10を単位にした十進法が基本になっている。時間の12進法、60進法、も使われている。
コンピュータの世界では、電流が通じているか、いないか(xボルト以上の電圧があるか、yボルト以下の電圧か)の二通りの信号を制御して計算する。0と1の二種類で1桁となる。2桁では4種類(2の二乗)の情報になる。3桁では2の三乗の8種類…
このような2を単位にした数え方を二進法と言う。
パソコンの機械的(電気的)な処理は0と1で処理されるが、人が扱うには判りにくいので二進数4桁(16種類)を2つ組み合わせて、16進数2桁で表記される。
ビット(Bit)とバイト(Byte)
情報の量の単位。二進法の1桁の情報を1ビット(バイナリー・ディジットbinary digitの略 Bit)と言う。二進数8桁 8Bit を「1バイト」という。半角の数字、アルファベット、記号は1バイトの情報である。二進数8桁(256種類)は扱いにくいので、16進数2桁で表記される事が多い。この場合16進数は、0〜9とA〜Fを使って表記する。
クラスタ
ファィルを読み書きする単位。ディスクは同心円のトラックを中心からの放射状の直線によって区切られる。区切られたものは、内側と外側では長さが違うが、Windows95 では同じ512バイトの大きさでで「セクタ」と言う。セクタがいくつか集まって「クラスタ」になる。クラスタの大きさは、FATやドライブのパーティションの大きさで変わる。
ファイルシステム FAT(file allocation table)
OSがハードディスクなどにデータを記録するための方式を言う。パソコンで扱えるディスク容量やファイルの大きさの上限はファイルシステムで決まる。Windows95 の初期のものはFAT16(普通単にFATと言う)に対応するものだけだだった。96年秋からプリインストールされているWindows95 のOSR2には、2GBを越えるハードディスクを扱えるFAT32にも対応するようになった。FAT32 では1クラスターの大きさが小さくなるので、小さいファイルが多い場合にハードディスクを有効に使うことが出来る。しかしシステムにより異なるFATのファィルを読むことが出来ないことがある。Windows XP のファイルシステムには、FAT32か、NTFSというファイルシステムを使う。
HTMLファイル
インターネットのホームページのファイル。ブラウザで表示させるために、タグと言われる「<」と「>」で挟まれた命令を使う。ファイルの形式はテキストファイル。
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