パソコンで「困った!!」の助け舟　Excel

数式のセルを変更できないようにしたい

シートにデーターを入力するときに、誤ってすでに数式の入っているセルを変更してしまうことがあります。そのような失敗をしないため数式の入っているセルを変更できないように特定のセルを保護することができます。

シートが完成してから、まず自由に入力・編集できるセル（範囲）を設定し、次にシート全体の保護を設定します。

入力・編集可能セルの設定

1. データーなどを入力するなど編集するセルを選択して右クリックし、ショートカットメニューの［セルの書式設定］をクリック。
   離れたセルの選択は、CTRLキーを押しながらセルをクリックすることで一度に選択できる。
2. ［セルの書式設定］ダイアログボックスの［保護］タブをクリック。
3. ［ロック］のチェックボックスのチェックを外す。
4. ［OK］ボタンをクリック。

ダイアログボックスではなくリボンで操作する方法。

1. データーなどを入力するなど編集するセルを選択して［ホーム］タブの［セル］グループの［書式］コマンドをクリック
2. ブルダウンメニューの［保護］グループの［セルのロック］をクリックしてロックを外す。
   ［セルのロック］をクリックしても表示は変わらないが、次項のシートの保護をするとロックを外したセル範囲は編集可能になっている。

シートの保護

前項で［入力・編集可能セルの設定］でセルの選択とロックの解除が終わったら、シート全体を保護します。

1. ［校閲］タブをクリック、［保護］グループの［シートの保護］コマンドをクリックするか、シート下部の［シート名］（sheet1など）のタブを右クリックして出るショートカットメニューの［シートの保護］をクリックする。
2. ［シートの保護］ダイアログボックスで［シートとロックされたセルの内容を保護する］のチェックボックスにチェックを入れる。
3. ［このシートのすべてのユーザーに許可する操作］の項の［ロックされたセル範囲の選択］のチェックボックスのチェックを外す。
   チェックを外すこのチェックを外すことで、ロックされたセル範囲は選択できなくなる。
   ［ロックされていないセル範囲の選択］のチェックボックスはチェックを入れておく。
4. ［OK］ボタンをクリック。

［シートの保護］ダイアログボックスでシートの保護にパスワードを設定できる。

シートの保護を解除

保護されたセルを編集したいときは、保護を解除します。

保護を解除するには、［校閲］タブをクリック、［保護］グループの［シート保護の解除］コマンドをクリックするか、シート下部の［シート名］（sheet1など）のタブを右クリックして出るショートカットメニューの［シート保護の解除］をクリックします。