odake's web page >> パソコンで楽しむ >> パソコンで「困った!!」の助け舟INDEX | 千(1,000)未満を切り捨てたい
例えば数値「123,456」を「123,000」にしたいときは、関数[ROUNDDOWN]か[INT]か[TRUNC]を使います。[ROUNDDOWN]関数は、引数に切り捨てる桁数を指定しますのでちょっと面倒です。また[INT]関数と[TRUNC]関数は少数点以下を切り捨てて整数にする関数ですから千(1,000)未満を切り捨てるには一工夫必要です。
[ROUNDDOWN](ラウンドダウン)関数は、四捨五入の[ROUND]関数、切り上げの[ROUNDUP]関数とともに数値を丸める関数です。
書式は =ROUNDDOWN(数値、桁数)です。
引数の数値は、数値を直接入力してもよいが、丸める数値のセルを指定出来ます。千(1,000)未満を切り捨てる場合の桁数は「-3」と入力します。小数点以下を丸めるときは正の整数で、小数点以下でない整数を丸めるときは負の整数です。
例えばセルA1に数値[123,456]があり、セルB1を千(1,000)未満を切り捨てた数値にするときは、セルB1を選択して[=ROUNDDOWN(A1,-3)]と入力すると、[123,000]となります。
関数の入力はキーボードで直接入力できますが、[関数の挿入]ダイアログボックスで入力するのが楽です。
[INT](イント)関数は、少数点以下を切り捨てて整数にする関数で、引数は数値だけです。「指定した数値を超えない整数を返します」ので数値がマイナス(負数)の時は使えません。
書式は =INT(数値)です。
数値の千(1,000)未満を切り捨てたいときは、数値を1000で除し、INT関数で小数点以下を削除して、1000を乗ずればできます。
具体的には例えばセルA1に数値[123,456]があり、セルB1を千(1,000)未満を切り捨てた数値にするときは、セルB1を選択して[=INT(A1/1000)*1000]と入力すると、[123,000]が得られます。
注意!INT関数は数値が正の場合だけ使えます。数値が負数の場合はROUNDDOWN関数かTRUNC関数を使いますが、引数に桁数が必要になります。
[TRUNC](トランク)関数は[INT]関数と同じく、少数点以下を切り捨ててる関数ですが、小数点以下の桁数を第2引数で指定できます。第2引数は省略すると「0」として動作します。数値が負数でも使えます。
書式は =TRUNC(数値、桁数)です。
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Prau Office 学習所
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