home  >>  パソコンで楽しむ  >>  パソコンの「困った!!」助け舟INDEX | 送った電子メールが届かない

パソコンの「困った!!」助け舟 mail

送った電子メールが届かない

「送ったメールが届かない」、「送られたメールが届いていない」ということは、あってはならないことですが、インターネットを通じての電子メールにはよくあります。原因を特定することは簡単ではありません。ここでは Windows Live メールをを中心に説明します。

本当に送ったのか?届いていないのか?

送信したのか?

メッセージを作成してから、[送信]ボタンをクリックすると直ちに送信サーバーへ送られる場合(初期値?)と、一旦[送信トレイ]に入る場合があります。後者は、(リボンの左端をクリックし)[オプション][メール]の[送信]タブで[メッセージを直ちに送信する]のチェックを外してあります。
Windowsメールでは、メニューバーの[ツール][オプション]の[送信]タブ

私は、[送信トレイ]に一旦入れて、内容を確認してから[送受信]ボタンをクリックする事を勧めています。この場合は、送信トレイにメッセージが入っている間はメールは送信されていません。

送ったメールが[送信済みアイティム]に入っているか

[オプション][メール]の[送信]タブで、[送信済みアイティムに送信メッセージのコピーを保存する]にチェックが入っている(初期値?)と、送信が完了したときに送信したメールは[送信トレイ]から[送信済みアイテム]に移っています。[送信トレイ]に入れてない場合でも[送信済みアイテム]に入っているかどうかで、「送信した」事を確認できます。[送信済みアイテム]に入っていれば、送信者のパソコンから送信メールサーバーへ「送られた」ことになります。

迷惑メールに入っていないか

「届いているかどうか」は、受信者のパソコンで調べていただかなければならないので、制約があります。

届いているのにセキュリティソフトのフィルターにかかり、[迷惑メール]フォルダーに入れられてしまうと、[受信トレイ]に入らず受信者が気がつかないことがあります。[迷惑メール]フォルダーに入れないで削除してしまう設定も出来ますので、事は深刻です。

迷惑メールのフィルターは、メッセージに使われた言葉の組み合わせや、特定のドメインなどのデーターベースと照合して迷惑メールと判断しているようです。

また、[送信者名]にアルファベットを使った場合に、受信者が手動で[迷惑メール]に入れてしまうことがあります。

受信拒否リストに入っていないか

メールソフトで特定のメールアドレスからの受信を拒否する設定が出来ます。Windows Live メールの場合、[オプション][セキュリティのオプション]の[受信拒否リスト]タブにその一覧があります。この中に入っていると迷惑メールフォルダーにも入らないことになると思います。もしリストに載っていたら削除してもらいましょう。(載せるはずがなくても載っている実例がありました。)
Windows メールでは、メニューバーの[ツール][迷惑メールのオプション]の[受信拒否リスト

同じ[セキュリティのオプション]に[差出人セーフリスト]があります。確実にメールを受け取ってもらいたい時は、こちらには載せていただきましょう。

このページの最初へ

宛先を間違った場合

メールのあて先のアドレスを間違うとメールは届きません。届かないメールの原因の大部分はアドレスの間違いです。人が介在する紙の郵便は、担当者の間違いもありますが、反面多少の書き違いでも判断して(あるいは調査して)届けられる可能性があります。しかし、人が介在しない電子メールは、ドットが一つなくても届けられません。

[送信済みアイテム]にある届かないメールをダブルクリックして開き、[宛先]を確かめてみます。全角文字はメールソフトが受け付け無い筈ですが、半角のドットが漏れていると違うドメインになります。フォントにより判りにくい場合があり、区切りの“.”(ドット)が“,”(コンマ)になったり、“o”(小文字オー)と“0”(数字ゼロ)を打ち間違えたり、など思わぬ間違いがあります。

英文の不達通知

誤った宛先のアドレスでメールを送った場合、経由するサーバーから「届けられない」事を送信者に知らせるメールを、送信メールを添付して送って来ます。メールサーバーのソフトが自動的に送りますので、殆どの場合英文ですから、受け取っても迷惑メールとして処理されてしまうことがあります。

送信者が[MAILER-DAEMON]や[Mail Delivery Subsystem]などとなっていることがあります。

メール本文の中に[User unknown]とある場合は、宛先のドメインのサーバーまで届いたが、「ユーザーがいない」事を表しています。アドレスの“@”より左のアカウントが間違っています。

メール本文に[Host unknown]とある場合は、該当のドメイン(“@”より右)がない事を表しています。

いずれの場合も正しいアドレスで再送信する必要があります。

そのほかにもサーバーから送られる英文のメールには、「x日送ったが届けられない」「制限以上のファイルサイズ」「分割されたメール」などという内容のものがあります。

間違っても届いているかもしれない

非常に稀ですが間違ったメールアドレスでも、ドメインとユーザーアカウントが実在していれば、送ったアドレスの実在する宛先にメールは届きます。この場合は英文のメールは来ません。英文の不達通知が来なくても、目的の人でない別の人に届いていることが現実にありました。間違って送られてメールを受け取った人から連絡がないと、「届かない」と何回も送り続けることになります。

正しいアドレスをアドレス帳へ

[メッセージの作成]ウインドウの[宛先]欄へアドレスをキーボードから入力するのは、間違う可能性があります。受け取ったメールの署名に書かれているアドレスは、本人が書いたものですが誤りがないとはいえません。

出来たら、受信したメールを選択して右クリックし、[差出人をアドレス帳に追加する]をクリックしてアドレス帳に登録し、[メッセージ作成]ウインドウでは[宛先]をクリックして、アドレス帳から入力するようにすると、誤りが少なくなります。

Windows Live Mail 2011のアドレス帳は、[知り合い]とも言っているようです。

宛先を間違わないために、返信ではない別件のメールを送るのに、宛先から受け取ったメールを選択し差出人へ「返信」するのは、件名を書き変えたとしても正しい方法ではありません。ユーザーによっては返信を別のメールアドレスで受け取る設定をしていることがあります。面倒でもアドレス帳から入力するようにします。

プロバイダの制限

プロバイダが通信回線の速度を維持するため、或いはセキュリティの必要から、転送するメールサイズを制限したり、メールを分割して送信することを制限していることがあります。届かないメールのサイズが大きくなっていないか確かめてください。

メールのファイルサイズをメッセージ一覧に表示する方法:[表記]タブの[ビュー]グループ[表示]をクリック、メニューの[列を選択]をクリック、[表示項目の設定]で[サイズ]にチェックを入れ[OK]。

自分ではメールを分割していなくても、[オプション][電子メールアカウント][プロパティ]の[詳細設定]で、[次のサイズより大きい場合は分割する]にチェックを入れると、設定されます。セキュリティソフトの監視から逃れるために、ウイルスメールを分割することがあるため、プロバイダが制限します。
Windowsメールの場合は、メニューバーの[ツール][アカウント]メールのアカウントを選択し[プロパティ]ボタンをクリック、[詳細設定]タブ

プロバイダがウィルスや迷惑メールをチェックするサービスを受けている場合、ブロックされていることがあります。プロバイダに照会してみるのも一法です。

このページの最初へ

first upload:2011-1-18   御連絡はメールでお願いします。(質問に答えるページではありません。)