home >> パソコンで楽しむ >> パソコンの「困った!!」助け舟INDEX | 動画の映像が見えない
動画が全く再生できない場合や、「音は聞こえるが映像が見えない」逆の「映像は見えるが音が聞こえない」は、再生ソフトが対応していない場合やコーデックに問題があ理ます。
Windows のパソコンには、Windows Media Player がインストールされていて、殆どの動画に対応している筈ですが、インストールされている他のアプリケーションを削除したときに、Windows Media Player が必要なプログラム(コーディック)を削除してしまい、動画再生時にトラブルが発生することがあります。
動画は多数の画像(静止画)と音(サウンド)を時間経過に従い連続表示するもので、ファイルサイズが大きくなるので圧縮されているものが多く、圧縮の方法の組み合わせでファイル形式の種類が多くなっています。
例えば「一定の大きさの静止画を1秒間に30コマ表示させ(フレームレート30fps)、10分間の映像に音楽を付ける」というように、画質や音質を良くして時間を長くするとファイルサイズがどんどん大きくなります。そこでファイルサイズを小さく圧縮し品質を出来るだけ劣化させない技術が開発され続いて、動画のファイル形式が複雑になっています。同じ拡張子でも中身(映像や音声のデーターの種類)が違う場合があります。拡張子はコンテナ(映像と音のデーターの入れ物)の種類を表していますが、同じ拡張子でも圧縮方法が違い再生できたりできなかったりするファイルがあので厄介です。次のリンクを参考にしてください。
ゴムプレイヤーという再生ソフトのサイト 動画とは?
基礎からわかる!パソコン入門・再入門 動画ファイル 〜 主なファイル形式と特徴 〜
動画ファイル形式(コンテナ) | 拡張子 | |
---|---|---|
MPEG(エムペグ Moving Picture Experts Group) | MPEG-1(エムペグ ワン) | .mpg |
MPEG-2(エムペグ ツー) | .mpg | |
MPEG-4(エムペグ フォー) | ||
MP4(エムピー フォー) | .mp4 | |
AVI(エーブイアイ Audio Video Interleave) | .avi | |
MOV(エムオーブイ) | .mov | |
ASF(エーエスエフAdvanced Systems Format | .asf,.wmv,wma | |
Ogg(オッグ) | .ogg,.ogx | |
Matroska(マトリョーシカ) | .mkv | |
Real Media(リアルメディア) | .rm .rmvb | |
Flash Video(フラッシュ ビデオ) | .flv,.f4v,.f4p, |
動画の再生ソフトは、音声ファイルも再生できます。静止画も再生できるものもあります。動画ファイルと再生ソフトがあれば動画は再生できるはずですが、圧縮されたファイルを解凍(復元)させる「鍵」のようなコーディックというプログラムがないと再生できません。メディアプレイヤーには対応しているファイル形式に必要なコーディックが含まれていますが、中にはプラグインが必要な場合があります。
Windows には Windows Media Player がインストールされています。他のメディアプレヤーをインストールすると、動画ファイルの関連付けが後からインストールしたメディアプレヤーに変更されてしまう場合があります。ファイルのアイコンが変わるので気が付きますが、ファイルをダブルクリックして再生すると違うメディアプレイヤーが起動します。元へ戻したり違うメディアプレヤーに変更するには次の操作をします。
Windows 2000 以降の Windows に標準搭載されているメディアプレイヤー。
Windows MediaPlayer 12 の紹介サイト サポートしているファイル
次のファイルはサポートしていません。
RealPlayer公式サイト http://jp.real.com/
動画の再生だけではなく、動画ダウンロードも変換もできます。
AVI,FLV,MP4,WMV, WMA, MP3, 3GP, MOV, AAC, RM, JPG, GIFなど主要な形式のファイルを再生または表示できます。
アップル社が開発したメディアプレイヤー。次のファイルを視聴できる。
韓国のグレテック(GRETECH)社が開発したメディアプレイヤーで、多くのファイル形式に対応しています。それぞれのコーデックを用意してインストールしているのではなく、様々な圧縮形式に対応した GOM Player 独自のコーディックを作りインストールしています。
GOM Player のサイト http://www.gomplayer.jp/
対応しているファイル形式が多いので説明しているページを参照してください。
Adbe Flash で作成した動画をWebブラウザで表示するためのランタイムソフトで上の4つのメディアプレイヤーとは性格が異なります。現在はAdobe社が提供しており、ブラウザによっては必要な時にパソコンにインストールされてない時は、Webから自動的にインストールされる場合があります。
公式サイト Adobe Flash Player 11
アナログデーターをデジタルデータに変換するには、データーをエンコード(符号化)・デコード(復号)するためのコーディックというプログラムが必要です。動画の場合は映像の[ビデオコーデック]と音声の[オーディオコーディック]の両方が必要です。データの圧縮技術の進歩に伴い数多くのコーディックがあり、その組み合わせが多様になっています。
符号化したものと同じコーディックで復号する必要がありますが、データーを作った機器と違う機器で再生する場合に必要なコーディックが用意されてない時があります。そのような時は動画を正常に再生できなくなります。
見たい動画ファイルがどんなコーディックを使っているかを調べるフリーソフト(コーディックチェッカー)があります。MediaInfo、MMname2、真空波動研SuperLite、などで、「K本的に無料ソフトフリーソフト(コーディックチェッカー)」で紹介しています。
コーディックを調べてダウンロードしてインストールなどが面倒な時は、良く使われている複数のコーディックをまとめてパック(詰め合わせ)で提供しているのを利用する方法があります。同じサイトの「K本的に無料ソフトフリーソフト(コーディックパック)」で紹介しています。
コーディックパックを色々インストールすると、「相互に干渉して具合が悪くなることもある」とも言われていますので、多くのコーディックに対応している上記の GOM Player を利用するのが簡単かもしれません。