home >> パソコンで楽しむ >> パソコンの「困った!!」助け舟INDEX | パソコンの動きが遅くなった
目 次
パソコンを使い初めた時はキビキビと気持の良いほど早く動作していましたが、いろいろなアプリケーションをインストールし、使い込んでいくうちに次第に動作が遅くなってきます。特に電源を入れてWindowsを起動するときに「まだか!まだか!」と思うほど時間がかかるのに閉口します。
「遅くなったパソコンを元通りに早くしたい」というのは、Windows を使い続けている限りいつも付き纏う問題のようです。そして対策の情報が書店にもWeb上にもたくさんあります。Webで検索して得た情報を参考にしてください。
パソコンの使い方で遅くなる原因が違い対策が異なるので、「これをやれば万全」という方法がありません。「デフラグをやればよい」というような事でなく、いろいろなケースが組み合っているので簡単にはいきません。パソコンの出荷時の状態に戻すリカバリーが一番効き目があるのですが、リカバリー後の現状復帰までの作業が大変ですし、同じ使い方をしていれば再び遅くなるのは時間の問題です。
Windowsのシステムの復元やシステムドライブのイメージを丸ごとバックアップを取る方法がありますが、「パソコンが元気な時」の状態を何時にするか判断が難しいところです。気が付いた時には好機を逸していたことが何回もあります。
実感できるような効果が期待できなくても、日常から自分にできる対策は実行していることが大切だと思います。遅くなる原因を出来るだけ少なくし、早くする対策の情報に敏感になる必要があります。
「何時からパソコンの動きが遅くなったか」が、はっきり分かるときは、
などの原因が疑われ、その原因を取り除けば解決します。
セキュリティソフトが導入されているか。導入していても無効になっていないか。有効設定でもパターンファイルが更新されているか。常時監視がなされているか。などをチェックしてみる必要があります。コンピューターウイルスは、パソコンのユーザーの気付かないように表に出ないでパソコンを動かしている事があるそうです。
タスクマネジャーを起動(Shift +Ctrl + Esc)すると、動いているアプリケーション・実行ファイルを見る事が出来ます。
セキュリティソフトは、その性格上メモリに常駐して常時システムを監視している必要がありますので、パソコンの動きを遅くする原因にもなりますから、出来るだけ軽く動き効果のあるソフトが望ましいことです。
購入したパソコンは、メーカーがインストールしたアプリケーションがたくさんあります。体験版は期間が経過すれば使えません。「使うかもしれない」とインストールはしてみたが、放置してあるソフトもあります。
必要があってインストールしたアプリケーションにおまけとして追加されたソフトは、どこかで「承諾」のチェックを入れた筈ですが、気が付かなかったか忘れてしまっています。
これらはハードディスクの領域を占有しているだけでなく、「レジストリ」というWindowsの中のデーターベースにその所在や設定が登録されていて、Windowsの起動時にチェックされているのだそうです。
Windows のシステムやアプリケーションのファイルが保存されているハードディスクのCドライブは、作業中の一時ファイルを保存するなど作業領域として使いますので、ぎりぎりまで使うのではなく空き領域を十分取っておく必要があります。
不要なアプリケーションはできるだけ削除することが、パソコンを若返らせることになります。削除の方法は、アプリケーションに「アンインストール」ソフトが用意されているときはそのソフトで、そうでないときは、[コントロールパネル][プログラムと機能](Windows XP では[プログラムの追加と削除])で削除します。
C:\Program Files フォルダの中のアプリケーションのフォルダーを削除しただけでは、レジストリに情報が残っていますので、すでに無くなったファイルを探し続けます。
アプリケーションだけでなく、使わないフォントなどもCドライブの領域を占有しレジストリがチェックするそうです。ごく稀にしか使わないフォントは、必要な時にインストールして使う方法があります。しかしシステムが使うフォント(MS明朝、MSゴシック、など)は削除すると不都合が生じる恐れがあります。フォントは新しいアプリケーションをインストールするときに付随してインストールされることがあります。
アンインストールしたはずのアプリケーション関連のファイルが残っていたり、作業中に必要があり作られたが作業を終わった後にも残ってしまう一時ファイルなど、パソコンを使っているとゴミが次第に貯まってCドライブを圧迫します。時々大掃除が必要です。
セキュリティソフトのようにパソコンを使うとき常時起動していないと困るソフトがありますが、必要な時に起動すればよいソフトでもインストールしたときの設定でメモリに常駐してしまうものがあります。
システムに用意されたメモリ(物理メモリ、メインメモリ)には限りがあり、不足するとハードディスクの一部に一時的にメモリの役割をさせます(仮想メモリ)。ハードディスクへのアクセスを頻繁にすることは、(物理メモリより)動作が遅いのでパソコンの動作が遅い原因になりますので、メモリに常駐するものは必要最小限にして物理メモリの空きを多くします。
タスクバーの右端の通知領域(タスクトレイ)にアイコンが表示されているものがメモリーに常駐しています。また、[スタート][すべてのプログラム][スタートアップ]にあるソフトが常駐しています(ショートカットをここに入れると常駐します)。そのほか多くはレジストリで常駐させているものがあります。
レジストリに直接手を入れるのは危険(最悪の場合は、Windows が起動しなくなる)ですので、次の手順でシステムの中を覗いてみます。
[システムの構成]のウインドウを大きくすることは出来ないが、Excelのワークシートのように列の項目の境目をドラッグすると、広げる事が出来ます。水平方向のスクロールバーで移動し製造元やコマンド(実行ファイルのパス)でだいたいの見当がつくものがあります。「場所」の[HK…]はレジストリの場所。
左のチェックを外して[OK]ボタンをクリックして、再起動すればメモリに常駐しなくなりますが、システムが使っているものは削除するとトラブルの原因になりますので注意しなければなりません。Windows再起動時に確認のウインドウが出る事がありますが、毎回煩わしいければ次回から表示させない設定があります。
「どの常駐を外せばよいか」が判断しにくいのが悩ましいところです。判らないこと、迷うことはやらない方が安全です。同じことをやるのですが、Glary Utilitiesというフリーソフトで少し詳しい情報を得る事が出来ます。
英文のサイトからダウンロードしますが日本語で表示できます。
NET・陽だまり 会報129号(2008/9/10)フリーソフトの使い方 (26)で説明していますが、現在(2011/10)はページ内リンクが効かないようです。英文のダウンロードページも変わっていますので下記に補正します。参考にしてください
Glary Utilities は、Windows のパフォーマンスをチューニング(最適化)するためのディスククリーナー(不要ファイルの削除)やレジストリクリーナー、メモリ開放、スタートアップの管理、スパイウエアの除去などいろいろな最適化ツールがまとめられ、下記の機能を個別にも呼び出しができるフリーソフトです。主な機能をまとめて一度に処理できる「1クリックメンテナンス」があり初心者にも使えます。
Windows 7/Vistaにも対応しています。個人で使う場合は無料で使えます。Pro版は有料(39.95ドル 特別提供27.97ドル)です。操作画面はダイアログボックスも日本語表示ですが、ヘルプやFAQは英文です。メイン画面の下のアップグレードのリンクはPro版へのリンクです。
ダウンロードは公式サイトのhttp://www.glarysoft.com/からですが英文です。このページの上部に[Google翻訳]のバーの[日本語に翻訳]の横にある[翻訳]ボタンをクリックすると翻訳してくれます。有料のPro版や他の製品へのリンクがあるので、注意する必要があります。
[Glaryユーティりティ100%フリーウェア]の緑色のボタン( Download ダウンロード)をクリックして、次のページのGlary Utlities free の緑色のボタン[Download Now]をクリックします。[Welcome Glary Utilities users]のページになりようやくフリー(無料)のダウンロードするページになりました。
もう一度[Download Now]をクリックすると、少し間があり[ファイルのダウンロードーセキュリティの警告]が出ます。(バックは英文のページ)[保存]ボタンをクリック、保存場所を指定して[保存]ボタンをクリックするとダウンロードが始まります。ダウンロードが終わると[閉じる]ボタンが有効になりますのでクリックします。
インストールは、ダウンロードした[gusetup.exe](8.46MB)をダブルクリックして起動します。[開いているファイルーセキュリティの警告]ウインドウが出ますが、[実行]ボタンをクリックします。
[セットアップに使用する言語を選んでください]ウインドウが出ます。[Japanese]が表示されているのを確認して、[OK]ボタンをクリックするとセットアップウイザードが起動します。[次へ]をクリックしてインストール先を指定、ショートカットの作成、追加タスクの選択をして[インストール]ボタンをクリックするとインストールが始まります。[完了]ボタンをクリックしてインストールが終わります。
Glary Utilities の画面はシンプルです。[1クリックメンテナンス]が開かれていますが、チックが入っている項目の問題点をまとめてスキャンして調べます。問題が見つかると赤字で表示されます。[詳細表示]をクリックすると問題点が表示され修復しない項目のチェックを外せます。[問題点を修復]ボタンをクリックすると チェックされた項目を解決・クリーンします。
[モジュール]は個別にスキャンして問題点を修復します。[メニュー]にヘルプがありますが、英文です。Webページでは主な項目の使い方はありますが、ヘルプ全体を解説したページは見つかりませんでした。参考URL:フリーソフト100
[ステータス]はこのプログラムの設定などです。バージョンアップのチェックができます。自動実行は有料のPro版用です。登録を促していますが無料の場合は登録コードが無いのですから、Pro版への誘いでしょうか?
メモリに常駐するソフトを調べるには、[モジュール]タブをクリックし、左側の[最適化&性能向上]を選択して、[スタートアップ管理]をクリックします。
[Windowsの起動時、またはユーザーのログイン時に起動するプログラム]にある項目を選択すると、下にそのプログラムについて情報が表示されます。項目を選択した状態で、左の[タスク]の[このエントリを無効化]をクリックするとチェックが消えて、自動起動しなくなります。
また、項目を選択して中央の[遅延起動(↓)]をクリックすると下の[遅延スタートアップするプログラム]に移され、遅延時間を設定できます。Windows起動時に起動を分散させる事が出来ます。
プログラムだけでなく、[サービス]や[スケジュール]を左下の[その他の自動起動]で管理できます。
パソコンの性能がよくなり、パソコンの視覚効果が高度になっています。その反面、パソコンには負荷をかけます。パソコンのグラフィック機能にもよりますが、視覚効果を無効にすることによりパフォーマンスを高める事が出来ます。ユーザーが「見た目とパソコンの動きとどちらを選ぶか」という問題です。
Windows Vista の場合、WindowsXPのようなデザインにする。
デスクトップの背景に派手な画像を表示すると目が疲れたり、配色によってはアイコンの説明がよく見えないことがあるので淡色の無地を使う設定があります。見た目が地味になりますが、パソコンのパフォーマンス向上にもいくらか貢献すると思っています。
デスクトップの実体は、C:\Users\ユーザー名\Desktop にあります。作業するところですから、作業中の一時的なファイルを置くことはあっても、長く保管しておく場所ではありません。作業中のファイルでも保存・上書き・削除を繰り返すことは、断片化の原因にもなります。出来るだけマイドキュメントなどの中に保存してべきです。どうしてもデスクトップにアイコンが必要な時は、ショートカット(実体ファイルへのリンク)を置くべきです。
デスクトップのアイコンもパソコンのリソースを使います。アプリケーションのショートカットは必要なものだけに限るべきです。レジストリはリンクの切れたショートカットでもリンク先を探し続けるのでパソコンの動作を妨げるそうです。
Windows Vista/7 のパソコンはディスプレイが横長になり、片側にWindowsサイドバーを置き、時計やカレンダーなどの小さいプログラム「ガジェット」が配置されています。このガジェットは小さくてもプログラムで、Windows が起動するときに起動すると「遅い」感じの原因になりますし、メモリに常駐しています。
ここでも「便利さ」を取るか、「より早く」を取るかの問題になります。
ガジェットを削除するには、ガジェットを右クリックしてメニューの[削除]をクリックします。Windows サイドバーをWindows の起動時に開かないようにするには、Windows サイドバーを右クリックし、メニューの[プロパティ]をクリック、[Windows起動時にサイドバーを開始します]のチェックを外します。右クリックしたメニューの[サイドバーを閉じる]では、見えなくなりますが、通知領域のアイコンをクリックすれば表示します。メモリに常駐しています。通知領域のアイコンを右クリックして[終了]をクリックすれば終了します。
再び起動させるには[スタート][すべてのプログラム][アクセサリ][Windowsサイドバー]で起動しメモリに常駐します。
昔の周辺機器はパソコンの電源を入れる前に接続・稼働させておくのが常識でした。USBケーブルで周辺機器を接続している場合は、その周辺機器を使用するときに接続すると、その時にドライバを読み込みますので、Windows起動時の仕事が減ると思います。SATA接続も同じく起動済みのパソコンに接続できると思いますが、使い勝手は判りません。(IDEやATAでの接続はBIOS段階のチェックがあるのでしょうか?よくわかりません。)
マウスやキーボードはログイン時に必要ですからつないでおきますが、メディアカードのリーダーライターは、Windws起動時には不要ですから外しておきますと、ドライブの数が少なくなりチェックの時間が少なくなります。
ケーブル接続でない内蔵されているもので、使わないものはデバイスマネジャーで[無効]に設定できます。
[スタート][コントロールパネル][システム](または[スタート][コンピュータ]を右クリック[プロパティ])の[デバイスマネジャー]をクリックし、使用していないデバイスを右クリックし、[無効]を選択します。
私の場合はプリンターがLANで接続されているので、[ポート(CONとLPT)]の[プリンタポート(LPT1)]は使っていません。[記憶域コントローラー]の[Microsoft iSCSI Initiaror]は使っていないと思いますので無効にしました。
パソコンの作業場であるメモリを増やせば、パソコンの処理速度アップを体感できます。ハードに手を入れにくいノートパソコンでも素人が手を出せるようにしてあるのか、メモリを挿す場所は判り易く開きやすいように作られています。パソコンの取り扱い説明書でも、メモリの増設・入れ替えの方法を解説していることが多くあります。
自分の使っているパソコンのメモリがどれだけ用意されているかを知るには、[スタート][コンピューター]を右クリックして、メニューの[プロパティ]をクリックします。[コントロールパネル][システム]でも同じ。
システムの種類が[32ビットオペレ−ティングシステム]となっているWindows では、メモリ(RAM)の上限は4GB。理論的には2の32乗バイト(4096MB)ですが、実際にWindows が使えるメモリは、3GB+α だそうです。私のメモリ4GBのWindows Vista 機で[タスクマネジャー](Shift + Ctrl + Esc)の[パフォーマンス]タブで見ると、「物理メモリ合計3326MB」となっています。使われていない600MB余りをRAMディスクとして使うソフトがあります。
物理メモリの増設は「パソコンが遅い」の特効薬ではありますが、その後のメモリの使い方によっては効果が次第に薄れてきます。メモリの掃除が必要です。
CPUはメモリ上で仕事をします。仕事をする場所が広ければ手際よく作業を進められ能率が上がります。
仕事が終わった後は、仕事をしていた場所を整理して次の仕事に備えます。一つのアプリケーションを終了するときに使用したメモリを解放するのですが、全部スッキリと解放するわけではなさそうです。難しいことはよく判りませんが次はフリーのメモリ管理ソフトの説明のつまみ食いです。
- 「めもりーくりーなー」 ReadMe の説明
- Windowsでは、作業の効率化をおこなうために、一度メモリーに読み込んだソフトウェアやデータを、メモリーに残しておこうとします。
- 「BeMem」 ReadMe の説明
- メモリを開放しても(言語によっては)コミットした領域はそのままになりますので、他のプロセスから確保できない状況も発生します。
メモリはパソコンの電源を切れば空になりますが、Windows Vista の初期値ではWindowsを終了するとスリーブ状態になり次の起動の時に早く起動させるようになっています。ノートパソコンのレジューム機能を常用するのもメモリの側からはパソコンは何時までも使い続けている事になります。そのためメモリ上に使えない領域が次第に増えてきます。パソコンを使い続けているとき、途中でも時々メモリの掃除が必要になります。
メモリの掃除と言っても動いているパソコンでゴミを全く無くすることは出来ません。フリーソフトを使い、普通見えないメモリの使用状況を表示させ、手動または自動で時々掃除をする方法があります。
当然ですがこれらのアプリケーションをメモリに常駐させると、その分パソコンに負荷をかけます。
「めもりーくりーなー」
作者のページ Cronus Crown クロノス・クラウン
「BeMem」
紹介文は、NET・陽だまり会報131号(2008年11月)フリーソフトの使い方(28)にあるのですが、ページ内リンクが効かないようですので下記に転載します。作者のページ アマチュアソフトウェア開発サークル Psy-Force-Project
*********
BeMem ver4.27
「びーめむ」と読み、Windows のメモリを表示し掃除をして、メモリを効率的に使うソフトです。
同梱されているReadMe.txt はソフトの使い方が書かれているヘルプですが、 Q&A.txt とともににメモリについての解説があり勉強になります。私たちには難しいところがありますが、パソコンの中で何がどう動いているのか、Windowsを再起動するとどうして不具合が解消するのか、などが判るような気がします。
一つのアプリケーションを終了しても、そのアプリケーションが使っていたメモリのすべてをWindowsに返さないので、いろいろなアプリケーションの起動・終了を繰り返すと、メモリの使用できる部分が次第に少なくなって、しかもハードディスクと同じように断片化されてしまいます。
私は,Windows XP のパソコンではメモリのクリーン・デフラグに有料のソフトを使っていました。メモリの残りが10%以下になると警告音が鳴り、手動でクリーン・デフラグをします。(なぜクリーン・デフラグを一度にできるのか判らなかったのですが、「解除されたメモリを開放してあげればメモリのフラグメンテーションが減少し、空きメモリが増える」という説明で納得しました。)
Windows Vista のパソコンでは、メモリを増やしCPUが強化されていますので、今のところメモリで困ることはありませんが、動画など大きなファイルを扱うようになると動作が遅くなりメモリ不足になるでしょう。このソフトの効果はメモリ不足や動作が遅くなるときだけではなく、終了したアプリケーション関連の残滓が、その後使うアプリケーションに影響するのを避けることが出来るのではないかと思います。
ダウンロード
作者 あろTAKE! さんのサイトは、 http://www.pfp.gr.jp/ です。
ダウンロードはベクターのサイトからします。(ReadMe.txtで[一時配布先はVectorのサイトとします。]とあるのは、[一次配布先………]の意味だと思います。)
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/hardware/se136974.html
ダウンロードした[bemem427.zip]を解凍して、実行ファイル[BeMem.exe]をダブルクリックすれば起動します。
解凍したフォルダの[ReadMe.txt]と[Q&A.txt]を判らないところがあっても読んでください。勉強になります。(けれども私は未だ、ページ・仮想メモリなど正確には理解できていません。)
起動した画面は文字だけのシンプルな画面です。作者のサイトに画面の説明があります。
画面をクリックしてドラッグすると移動できます。私はワイドモニタの右のガジエットの下に移動しました。
上の行の[設定][掃除][情報]がボタンになっています。[▼]が最小化、[X]が閉じるボタンです。[掃除]をクリックすると設定してある条件でメモリの掃除をします。
設定
[設定]の[動作設定]タブでメモリ掃除の設定が出来ますが、初期値のままで使いReadMe.txtなどで理解したら変更してみるとよいでしょう。「使用率が?%下がったとき(掃除を)自動実行」とは、作業が一段落してアプリケーションを終了したときにメモリの使用率が下がりますので、それをきっかけにして「メモリの掃除をする」ということです。この機能は便利だと思います。「??MB以下になった時」と合わせて、通常は手動で掃除をする必要はなくなると思います。
私は[メモリ関連設定]は初期値のままにして、[その他の設定]で[常に前面に表示]と[マウスが重なった時に隠す]にチックを入れました。(常に見えるようにして、邪魔になったらマウスを載せて消すことができます。設定をクリックするときは、Shiftキーを押しながらマウスを載せると消えません。)
情報
[情報]ボタンウィクリックすると、メモリの情報が表示されますが、意味が判らないものは変更しない方が無難です。明確に全く使っていないファイルが動いている場合は、別の方法で確かめて対処するとよいでしょう。
常駐
毎回[BeMem.exe]をダブルクリックするのは面倒ですから、私はWindowsが起動するときにこのソフトが起動するようにしました。メモリに常駐するのですが、「メモリ常駐量は少ない」そうです。
方法は、[スタート][すべてのプログラム]の中に表示されるスタートアップがあり、[BeMem.exe]のショートカットをこのフォルダに入れるだけで、Windowsを起動したときに自動的に起動します。しかし、Windows Vistaの場合、スタートアップのフォルダがどこにあるのか、どうすればショートカットを入れられるか判りませんので、会報129号(9月)に紹介した[Glary Utilities]で追加しました。
*********
以前は「パソコンが遅くなったらデフラグをやれ」と言われていました。
OSによって違うとは思いますが Windows の場合は、ファイルの保存・編集して再保存などのたびに断片化(フラグメントfragment)が起こるそうです。読み出し・保存・削除を繰り返すとファイルがハードディスクに一つの連続したデーターとして保存されるのではなく、細かく分断されてバラバラの位置に保存され、読みだすときにあっちこっち拾い集めまとめて一つのファイルとして開きます。そのために保存するときも読みだすときも時間がかかり、ユーザーに「遅い」と感じさせます。
ハードディスクの断片化を無くしファイルを一纏めに最適化するのが、デフラグツールです。ハードディスクの不要なファイルを削除し、チェックディスクをしてから実行するとよいでしょう。
「時間がかかり非力」と言われますが Windows にデフラグの機能があります。次の手順でデフラグツールが起動します。
デフラグツールは起動するとハードディスクの断片化を調べ始め、デフラグの要否を表示します。
Windows Vista では、定期的に最適化をするスケジュールを設定出来るようになっています。私の場合は、設定した自覚がないのですが[毎週、月曜日、1:00]となっていました。この時間にパソコンを起動していることがないためか、デフラグはされていないようですので、正午の12:00。に変更してみました。自動実行が他のパソコンの使用に支障が出るかどうか気になります。
シェルの起動前の状態に再起動してから、デフラグやスキャンディスクを Windows の機能を使い実行し、終了したら自動電源をOFFにする機能があります。
使い方は、ヘルプが詳しく書かれているし、解説付きの[ウイザードモー]があるので判りやすいと思います。
ダウンロードは、INASOFT Webサイト からでも、Vector や窓の杜からでも出来ます。
Windows のデフラグツールよりも早くて強力で、最適化の意味が単に断片化しているものをまとめるだけでなく、「頻繁に使うファイルを早くアクセスできるディスクの外側に、余り使わないファイルは内側に配置」します。
英文のサイトからダウンロードし日本語化しますが、私の場合失敗しました。思考錯誤して日本語化した経過と使い方をブログに載せてあります。Windows Live のスペースに載せていたのですが、サービスがなくなるのでWordPressに移動しました。
WordPress susumuのブログ:デフラグのフリーソフト「UltimateDefrag」
バックグランドでデフラグが出来て、ユーザーにやさしいと思われます。新しいバージョンの Smart Defrag 2.0 は、窓の杜のページから日本語のページだけでダウンロード出来ます。
詳しくは、私のブログ(WordPress) デフラグツール Smart Dfrag v2.0で説明しています。
自動デフラグに設定して置くと、パソコンを5分間操作していないとデフラグを開始します。スケジュールを設定することも出来ます。デフラグの他最適化も実行出来ます。
さきにWindows 起動時にメモリに常駐するソフトを整理でも触れましたが、Windows にはパソコン本体や接続されている機器などのハード、インストールしてあるアプリケーションなどのソフト、使用しているユーザー、などの情報をレジストリ(Registry))というデーターベースに保存してあります。
パソコンが起動したり動作しているときに、Windowsは必要な情報をレジストリから読みだして動作します。
このデーターベースが破損すると最悪の場合はパソコンが起動しないトラブルになります。また、アプリケーションをアンインストールしたときにレジストリの設定の一部を残してしまうと、ハードディスクに無い情報を探すことになり、無駄な動作が多くなります。
長くパソコンを使っていると、レジストリの中に不要なゴミが貯まって、パソコンの動きが遅くなるので、[レジストリの掃除]が必要になります。
Windows には、レジストリエディタ(regedit.exe)という直接レジストリを編集するツールが用意されていますが、レジストリについて深い知識を持っていないで使用するのは非常に危険です。普通のユーザーはコントロールパネルやアプリケーションで設定することで、レジストリに変更を加えることになります。
レジストリを安全に掃除するには、そのためのアプリケーションを使います。有料ソフトで効果の大きいものがあると思いますが、Webから手軽に手に入るフリーソフトを使ってみるのも一法です。
ソフトにより「不要」とみなす基準が違い、最終的にはユーザーが判断する必要がありますが、ユーザーは判断できる知識を持っていないので、ソフトの判断に従うことになります。いずれのソフトでもレジストリのゴミを100%取り除くことはできません。無理な掃除は大怪我のもとです。
レジストリだけでなくハードディスク内の不要ファイルを削除するソフトです。
起動している他のアプリケーションは終了しておきます。
CCjeaner を起動した画面で、左の[レジストリ]を選択して、[レジストリの保守]の全項目にチェックが入っています。チェックを外すとその項目は削除から除外されます。
[問題点をスキャン]ボタンをクリックすると、レジストリの中の問題点を探し出して表示します。問題点のチェックを外すとその項目は削除されません。
[問題点を解決]ボタンをクリックすると、バックアップを取る手続きがあり、保存すると問題点を削除します。処理は高速で行われます。
[クリーナー]を選択するとハードディスクの中のゴミのようなファイルを削除します。
[Windows]と[アプリケーション]タブのチェックのある項目について、右下の[クリーンアップ開始]ボタンをクリックすることで、不必要なファイルや一時ファイルを削除してシステムの最適化をし、訪問したサイトや開いたファイルの記録を削除できます。
[オプション]を選択するといろいろな設定ができます。
[クッキーリスト]では、Webページ閲覧で作られたクッキーズが検索されていて、[削除]から[保持]へ移すことができます。ログインが必要なサイトのクッキーは削除すると、ログイン時にIDパスワードの入力を求められます。削除するファイル、削除しないファイルを設定できるようです。
フリーソフトナヴィ CCleanerでレジストリのお掃除
ぱそとら(パソコン我流修理) Ccleanerの使い方
[Windows 起動時にメモリに常駐するソフトを整理]に紹介したGlary Utilitiesですが、[レジストリクリーナ]と[Registry Defrag]という機能もあります。
上記の CClesner と同じくレジストリの中の不要の設定を削除します。ソフトにより削除する対象や不要と判断する基準が違いますので、探しだされる問題点も違います。
レジストリはパソコンを使っている次第に肥大してきます。不要な設定を削除してもそのままでは大きさが小さくなりませんし、メモリやハードディスク同様に断片化するので、最適化が必要です。
Windows Vista は他の Windows のバージョンより、起動時にたくさん「サービス」を起動させているそうです。それが「起動が遅い」の原因の一つと言われています。
[Windows サービス]とは、Windowsのヘルプとサポートやマイクロソフトのサイトの中で検索すると別の意味で使われているようです。
ウィキペディアによるとサービスとは、「(Windows) で長時間動作し、ユーザーとのやりとり無しで特定機能を実行するものである。WindowsサービスはOSのブート時に起動するよう設定でき、Windows が動作中はずっとバックグラウンドで動作する。あるいは、手動で要求したときに動作するようにも設定できる。
」とあります。
Windows を起動するとユーザーが何もしなくても動作しているプログラムということです。もしユーザー必要としないプログラムが動いていて、パソコンのパフォーマンスに影響があるとしたら困ります。
[コントロールパネル][管理ツール][サービス]をクリックすると、[サービス]ウインドウが開きます。ウインドウが小さいので画面を最大化して、名前・説明・状態の境界をポイントして左右の矢印に変わったら右にドラッグすると、列幅が広がります。説明は1行で長いので全部見えまないものがありますが、名前をクリックすると名前の左に全文が表示されます。しかし、殆どが理解できません。
[状態]が「開始」になっているのがすでに動いているプログラムのようです。次の[スタートアップの種類]が[自動]になっているものが、Windowsの起動時にそのサービスが動き始め、[手動]はユーザーが必要な時に起動させるもののようです。[自動(遅延開始)]はWindows起動時ではなく遅くなってから動き出す設定で、すでに状態が開始になっているものと空白のものがあります。
サービスの停止の設定方法は、該当のサービスを右クリックメニューの[プロパティ]をクリック。ダイアログボックスの[全般]タブで、[スタートアップの種類]で[手動](アプリケーションの要求にて応じて手動で対応できる?)か[無効]を選択します。プログラムを削除するのではないので、もしWindowsが正常に起動しないときは、セーフモードで起動して、この設定を元に戻すことができます。変更するときは一度に多くの変更をしないで、正常に動くことを確認してから次の変更をします。
困るのはどのサービスが何をするのか説明だけでは分からないことです。今FAXを使っていないなら[FAX]は不要です。USBメモリをキャシュメモリに使わないなら[ReadyBoost]は不要です。確実に不要と判るサービスを起動しないように設定して、冒険をするときは情報を集めてから試みるようにします。
参考Webページ:三笠プライベートホームページ(MikasaPHP)
Windows Vista 不要サービスの停止とウィンドウズ機能の無効化!
例えば、Windowsで用意されているゲームを使わない場合は、[ゲーム]のチェックを外します。一部のゲームを使わないときは、[+]をクリックして個々のゲームをオフにします。オフにするとスタートメニューで表示しなくなりなす。
項目をマウスでポイントすると説明が出ますが、多くのものは理解できません。ここでも一度にたくさん無効化するのではなく少しずつ動作を確かめて次へ進みます。
このページの最初にあげたマイクロソフトの“最適化しパフォーマンスを向上させる”に次のように書いてあります。
定期的に再起動する
このヒントは単純です。少なくとも週に 1 回、特に PC を使用する頻度が高い場合は、PC を再起動します。メモリの内容を消去し、誤って実行されているプロセスやサービスを停止するには、PC を再起動するのが良いです。
マイクロソフトも使い続けると「Windows が停止しないプロセスやサービスがあるかもしれない」とスリープや休止状態ではなくシャットダウンか再起動が必要だと認めています。
[メモリの掃除]で書きましたが、メモリを使う仕組みで使い続けると次第に使用できない領域が増えてくるのでソフトで掃除をし、時々シャットダウンでパソコンの電源を切りメモリを空にする必要があります。
私の経験では、休止状態を繰り返していたら、メモリの断片化だけでなくモニタに電源が入っているのに表示しなかったり、ネットワークにつながらなかったり不具合が生じたことがあります。使い方にもよりますが、週に1回ではなく1日に1回はシャットダウンした方がよいと思います。
Windows Update やセキュリティソフトのアップデートを始め、アプリケーションも最新のものに更新することが大事ですが、インターネットに接続してファイルをダウンロードしインストールする作業は時間がかかります。
自動更新の時間の設定によって、Windowsを起動すると直ちに実行されると、「起動が遅い」と感じます。Windows Update の自動更新の時刻の初期値は、午前3時です。この時間にパソコンを起動していない場合は、Windowsが起動して直ちに更新が始まります。企業の始業時間にアクセスが集中すると、ダウンロードにも時間がかかります。時間をずらし作業に支障ない時間帯に設定すべきです。
セキュリティソフトの自動スキャンも、同じ理由から時刻の設定を見直してみるとよいと思います。
Windows XP の場合、先読み情報が壊れていると不安定になり、Windows起動の時に時間がかかる場合があります。このような時に一旦削除して、先読み情報を再構築すると、Windowsが早く起動することがあります。
先読み情報:OSやアプリケーションの起動時のハードディスクへのアクセスを調べて情報を保存しておき、次回からはその情報を元にして、ハードディスク内のデーターを先読みしてメモリに呼び出して、パソコンの高速化を図る。
Prefetch(プリフェッチ):ディスク・アクセスをモニタし、先読みすることで高速化を図るプリフェッチ機能(@ITサイト 少し難解)
C:\Windows\Prefetch フォルダの中に先読み情報(*.pf、*.ini)があります。フォルダの中のファイルすべてを選択して削除し、Windows を再起動すると、最初のうちは[Prefetch](プリフェッチ)フォルダの中は少なくなりますが、Windows を使い続けると新しいファイルが作られ次第に増えてきます。