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パソコンの「困った!!」助け舟 Windows

バッテリーの警告が出た

「バッテリーに修復不可能なエラーが検出されました。」
「バッテリーにエラーが検出され充電することができません。」
「バッテリーは磨耗状態にあるため充電する事ができません。」
「新しいバッテリーと交換してください。」

ノートパソコンで画面右下に「バッテリーを取り換えるように」といったメッセージが出ることがあります。

「パソコンはアダプタを使い電源コンセントにいつもつないでいて、バッテリーを使ことはほとんどない。」こんな使い方の人が多いと思います。

バッテリー劣化の原因

最近のパソコンは劣化の状況を把握しユーザーに知らせる機能があるようです。パソコンのOSのバージョンやメーカーにより、あるいはパソコンの状態によりいろいろなメッセージが出ることがあります。

ノートパソコンで使われているリチウムイオンバッテリーは、充放電を繰り返すことで充電できる量が少なくなり、少しずつ劣化して行きます。

充放電を繰り返す以外に充電残量が少ないのに充電しないで放置するなどの「過放電」、満充電されているのにさらに充電をし続けるなどの「過充電」、それと高温の車内に長時間放置するなど「高温」もバッテリーの劣化の原因だといわれています。

常にACアダプタの電源プラグをコンセントにつないでいる状態を続けていることは、満充電されているのに充電し続けていることになります。また充電をしながらパソコンを使用しているのは、充電と放電を同時に行っている状態です。パソコンを使用しないで充電してない状態(ACアダプタの電源プラグをコンセントにつながない状態)で長期間放置しているのは、自然放電し空になった状態(過放電)を続けていることになります。また、炎天下の乗用車の中にパソコンを放置したり、暑い日にパソコンの通風孔をホコリなどでふさいだ状態で使い続けたりすると、パソコンの中が高温になり、バッテリーだけでなく他の部品を劣化させたり動作に支障が出たりします。

上手な使い方

  1. 満充電し終わったらただちに充電をやめる。(ACアダプタの電源プラグをコンセントから外す。)
  2. パソコンを使うときは充電しない。(ACアダプタの電源プラグをコンセントから外しておく。)
  3. 充電残量が無くなってきたら直ちに満充電まで充電する。
  4. パソコンの通風孔はきれいにしておき、使用時は塞がないで通気を良くしておく。

1.〜3. は理想的ですが実際には無理です。充電しながら使用するという場面が多いと思います。「満充電・過放電の状態を長くしない」ことを心掛けるだけでもバッテリーのを延命できるでしょう。

常にACアダプタの電源プラグをコンセントにつないでおく場合、パソコンの設定により「満充電にしない」ことが出来る(70%〜80%で充電を停止させる)場合があります。自分のパソコンの電源設定を調べてみましょう。

バッテリーを使わない方法

バッテリーのエラーが出ても、ACアダプタの電源プラグをコンセントにつないで使い続けることが出来ると思います。デスクトップパソコンのような使い方になります。
私は20年余り前のノートパソコンの全身でラップトップと言われたパソコンでバッテリーの能力が皆無になりパソコンが起動しなくなり、バッテリーを取り換えてもらって修復した経験がありますが、7年ほど前のノートパソコンはバッテリーでは起動できなくても、ACアダプタの電源プラグをコンセントにつなげば起動できます。

古いパソコンの場合は新しいバッテリーを入手するのが、面倒かもしれません。バッテリーは他のパソコンに流用できないため、価格が高めになります。

ノートパソコンからバッテリーを取り外すことは、パソコンの電源がOFFの状態でロックを外して引くことで簡単にできます。バッテリーを使わない(AC電源だけでパソコンを使う)場合は、バッテリーを取り外して使う方法も選択肢の一つです。

参考URL: ノートパソコン上手に使っていますか? バッテリーは消耗品っ!?


first upload:2012-4-8   御連絡はメールでお願いします。(質問に答えるページではありません。)