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パソコンで「困った!!」の助け舟 Windows

画面の文字やアイコンを大きくしたい(2)

パソコンのディスプレイの解像度が高くなり、美しい画面になってきましたが、表示される文字やアイコンが小さくなり、加齢による視力低下も加わり「もっと大きく表示したい」と思うようになりました。以前(2016年)画面の文字やアイコンを大きくしたいで、「解像度を変更しないで大きく表示(DPIスケール)」と「解像度を変更して大きく表示」について書きました。その後Windowsのバージョンアップなどで、操作手順が変わったこともあり、今回は拡大鏡なども含め検討してみます。

「コントロールパネル」から「設定」へ

以前のWindowsのいろいろな設定は「コントロールパネル」で行っていましたが、Windows10では大幅アップデートのたびに「設定」の項目が多くなってきます。コントロールパネルも残っている場合がありますが、次第に設定に移動するようです。Windows10のバージョン1703では、スタートボタンを右クリックして出るコンテキストメニューにはコントロールパネルは無く、スタートメニューの[Windowsシステムツール]の中に[コントロールパネル]がありますが、ディスプレイ関係は見つかりません。

[デスクトップ]の何もないところにマウスポインタを置き右クリックすると出る、コンテキストメニューの[個人用設定][ディスプレイ設定]は[コントロールパネル]ではなく[設定]の画面が出ます。

Windows10 1703 では、以前の o020.html 画面の文字やアイコンを大きくしたいの次の項目は、コントロールパネルの[ディスプレイ]には無く、[設定]に移り、内容も変わっています。

解像度を変更しないで大きく表示

  1. 次のどれかで[設定]を開く。
  2. [Windowsの設定]画面で[システム]をクリックし、左ペインの[ディスプレイ]を選択。(規定値)
  3. 右ペインの[拡大縮小のレイアウト]の項目の[テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する]のリストボックス(規定値では「100%(推奨)」と表示されている)の右のボタンをクリック。
  4. 表示されるサイズの中から選択(クリック)する。表示されるサイズの種類はディスプレイにより違うと思います。

カスタムスケーリング

[拡大縮小のレイアウト]の項目の[カスタムスケーリング]をクリックすると、右のような[カスタムスケーリング]の画面になり自由にサイズを設定出来そうです。「100−500」と表示されたテキストボックスに入力して[適用]ボタンをクリックすれば設定されますが、上記4で表示されたサイズより大きくすることは避けた方が良いようです。

試したところ上記4で表示された「125%」に設定したら、スクロールバーがつかないダイアログボックスの下にある[OK]とか[保存]などのボタンが見えなくなり困りました。

参考Webページ:
ネットセキュリティブログ Windows 10 全般情報 「Windows 10」のテキストサイズを変更する手順について

解像度を変更して大きく表示

  1. 次のどれかで[設定]を開く。
  2. [Windowsの設定]画面で[システム]をクリックし、左ペインの[ディスプレイ]を選択。(規定値)
    ここまではデスクトップの何もないところにマウスポインターを置き、右クリックで出たコンテキストメニューの[ディスプレイ]をクリックしても同じ画面になる。
  3. 右ペインの[解像度]の項目のリストボックス(規定値ではディスプレイがフルHDの場合は「1920x1080(奨励)」と表示)の右のボタンをクリック。
  4. 表示される解像度の中から目的の解像度を選択する。

使用しているディスプレイが対応している解像度が表示されていると思いますが、縦横比が使用しているディスプレイの縦横比と違うものがあり、画面が歪むことがあります。

マウスのホイールかショートカットキーで

アプリケーションが対応している場合は、マウスやキーボードで表示している画面を拡大表示できます。

WordやExcelなどのOfficeやWebページを表示するブラウザなどの画面で、Ctrlキーを押しながらホイールを前後に回転させると、画面を拡大縮小できます。ディスプレイに表示されている画面全体が拡大縮小するのではなく、編集中の文書やWebページの内容だけが変化し、タイトルバーやリボン・コマンドの大きさは変わりません。文字や画像が大きくなるとディスプレイの表示される範囲は狭くなり、見えないところはスクロールバーやマウスのホイールを使うことになります。

Ctrlキーを押しながらキーでも、同じことができます。

拡大鏡

スタートメニューの[Windows簡単操作]にある[拡大鏡]を使って表示画面を大きく表示させることができます。以前のWindowsの拡大鏡は使いにくかったのですが、Windows7以降改善されました。

[拡大鏡]を起動するには、デスクトップから[スタートメニュー][Windows簡単操作][拡大鏡]でできますが、ショートカットキーで、Windowsロゴキーを押しながらキー(Shiftを押さないで文字キーの[;]でも可)を押しても起動できます。

拡大鏡ツールバー

[拡大鏡]を起動すると拡大鏡ツールバーが表示されます。表示された拡大鏡ツールバーはしばらくすると半透明の虫眼鏡のアイコンの変わります。虫眼鏡のアイコンをクリックすると拡大鏡ツールバーになります。

拡大鏡ツールバーの[+]と[ー]

クリックする毎に設定された割合で拡大・縮小させます。

拡大鏡の表示

拡大鏡ツールバーの[表示]をクリックしたメニューで[全面表示][レンズ][固定]の3つのモードを選べます。規定値は[全面表示]。[全面表示]以外のモードで拡大鏡を閉じると、次の起動するときはそのモードで起動します。

[レンズ]はマウスポインタの周辺を拡大表示します。[固定]は画面の上部にマウスポオインタのある行(横方向)付近を拡大表示します。マルチディスプレイの場合拡張表示のディスプレイには表示されません。
[表示]をクリックしたメニューにある[全画面プレビュー]は全面表示の時にショートカットキーで動作しますが、用途は判りません。

拡大鏡の設定

拡大鏡ツールバーの[設定](歯車のアイコン)をクリックすると、[拡大鏡のオプション]画面(表示方法により異なる項目がある)になり設定ができます。

拡大鏡の設定は、Windows10 バージョン1703 では、Windows の[設定][簡単操作][拡大鏡]でも設定できます。

[全面表示]と[固定]の設定
拡大/縮小によって画面表示が変更される部分の割合
拡大鏡でクリック一回で拡大/縮小する倍率をスライドバーで設定する。
色反転を有効にする
チェックボックスにチェックを入れると画面の色を黒地に白文字に表示する。反転させた方が見やすい時に利用する。
[追跡]マウスポインターの動きを追う
チェックボックスにチェックを入れると有効になる。拡大すると表示範囲が狭くなるので、見えなくなった方向(上下左右)へマウスポインタを動かすと画面が移動して表示できる。画面が動き見難くなるが有効にしておいた方はよいと私は思う。
[追跡]キーボードフォーカスを拡大する
[キーボードフォーカス][論理フォーカス]難しくわかりません。
[追跡]テキスト挿入位置に拡大鏡を合わせる
有効にするとどう変わるのか良き判りません。
画面フォントの外観を詳細に設定
別のウイザードが起動する。ディスプレイの解像度を推奨値にしておかないと利用できないようです。
サインイン時に拡大鏡を開始するかどうかを設定
Windows にサインインしたときに拡大鏡を自動的にオンにする。
[レンズ]の設定

上記「[全面表示]と[固定]の設定」の[追跡]の3項目がなく、部分的に拡大表示する範囲(レンズサイズ)を縦横のスライドバーで設定できます。

拡大鏡のショートカットキー

拡大鏡ツールバーで表示方法や設定をすることっができますが、拡大鏡のオン・オフを含めショートカットキーで操作する方がはるかに便利です。

目的押すキー
拡大鏡をオンにするWindows ロゴ キー + 正符号 (+)
拡大鏡をオフにするWindows ロゴ キー + Esc
拡大鏡の使用時に、拡大/縮小するWindows ロゴ キー + 正符号 (+) または負符号 (-)
方向キーの方向へ表示を移動するCtrl + Alt + 方向キー
色を反転するCtrl + Alt + I
全画面表示に切り替えるCtrl + Alt + F
レンズ ビューに切り替えるCtrl + Alt + L
固定ビューに切り替えるCtrl + Alt + D
マウスでレンズのサイズを変更するCtrl + Alt + R
キーボードでレンズのサイズを変更するShift + Alt + 方向キー
全画面表示の使用時に、画面全体を短時間表示するCtrl + Alt + Space キー

参考Webページ:
マイクロソフトサポートサイト 画面上の項目を見やすくするために、拡大鏡を使用する
               アクセシビリティ対応の Windows キーボード ショートカット


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