home >> パソコンで楽しむ >> パソコンの「困った!!」助け舟INDEX | Wordのフォントサイズを常に「9」にしておきたい
Wordのフォントサイズを初期値の「10.5」から「9」に変更して作業しても、別の文書を新規作成すると、「10.5」に戻ってしまう。［Wordのオプション］で初期値を変更する事が出来ないようだから、新規作成時に開く「文書1」のファイル（テンプレート）「Normal.dot」（Word2003）または「Normal.dotm」（Word2007）を変更する事で実現できる。
このファイルはWindowsの初期値では見えないように隠されていて、フォルダーオプションの［表示］タブで「すべてのファイルとフォルダーを表示する」設定にしておくと見えるようになる。通常は隠しておく方が無難。
フォルダーオプションの表示方法：［スタートボタン］［コントロールパネル］（デスクトップのカスタマイズ）［フォルダーオプション］
Wordを起動して最初に現れる「文書1」に特定の文字が表示されるようになったときも、このテンプレートを修正してテンプレートとして保存すれば、解決する。
「Normal.dot」（Word 2003）または「Normal.dotm」（Word 2007）をスタートメニューの［検索］で探してプロパティでパス（ファイルのある場所）を調べることができる。
私の場合は、Word 2007 では次のパスに保存されている。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Templates\Normal.dotm
Word 2003の場合は
C:\Documents and settings\(ユーザー名)\Application data\Microsoft\Templates\Nomal.dot
Wordを開き、「文書1」のフォントサイズを「9」に変更して、（ほかに初期値を変更したいものがあれば変更する）［名前をつけて保存］をクリックする。
ファイルを保存する場所は、テンプレートのフォルダ（たとえば上記のパス）を指定する。
ファイル名は［Nomal.dot］（Word 2003）または［Nomal.dotm］（Word 2007）
ファイルの種類は「文書テンプレート(*.dot)」（Word 2003）、「Wordマクロ有効テンプレート(*.dotm)」（Word 2007）
一般のファイルと違って、同名のファイル名で上書き保存ができない場合（Windows Vista）がある。その時はひとまずファイル名に1文字付け加えて（Normal2.dotmなど）保存し、元のNormal.dotmを削除してから、［名前の変更］で付け加えた1文字（この場合「2」）を削除する。
Wordを起動しなおして変更が有効になっているか確かめる。
このテンプレートのファイルは、削除してしまってもWordを起動するときに初期値で自動生成されるので、元に戻したいときは、上記のパスのファイルを削除して（あるいは別のフォルダに移動したりファイル名を変化ウしたりして）Wordを再起動すれば、初期値の「文書1」が開かれる筈。
最近はあまり例がないが、以前はテンプレートファイルを上書き保存してしまい、「Wordを開くと一定の文字が入力されている」といったトラブルがあった。このときの解決方法はテンプレートファイルの削除だった。
以上はExcl の場合も拡張子が違うだけで、手順は同じ。
フォントの既定値を変えるだけなら、テンプレートを直接修正しなくても、ダイアログボックスで変更できる。