odake's web page >> パソコンで楽しむ >> パソコンの「困った!!」助け舟INDEX | 日記をパソコンで書きたい
日記は毎日書くものですから、出来るだけ手数をかけずに続けられるようにしたいものです。フリーソフトで適当なものを探すことも出来ますが、ここではWordを使う方法を考えます。
私が常用している方法ではないので、説明が不十分になるかもしれません。
1つのファイルに毎日書き足していく場合、「1か月1ファイル」が現実的と思います。Wordで1ファイルの大きさの制限がどれくらいか判りませんが、長期間1つのファイルにしておくと、次第にファイルサイズが大きくなり取り扱いが面倒になります。また日記は後で検索して記載事項を探すことがあると思いますが、ファイルが大きいと目的の記述までたどり着くのが大変です。
「1か月1ファイル」ですと一覧性があり、前後の日の記述が見やすくなります。
日記専用のフォルダを作り、毎月のファイルを保存します。ファイル名は例えば「○年○月」とするか、年数を西暦と和暦の両方の表記にします。半角英数字で月数までを例えば「2015-H27-05」などとすることも出来ます。
Wordの場合は文章の1行目の文字列が、［名前を付けて保存］のダイアログボックスの［ファイル名］に表示されますので、この機能を利用すると便利です。
同じファイルに書き足すのですから、日付の区切り（例えば「*********」＋Enter）と日付を入力してから、その日の出来事などを入力します。
Wordでは「へいせい」と入力して変換・確定すると「平成○年○月○日（Enterを押すと挿入します）」とヒントが現れ、もう一度Enterキーを押すと日付が入力されるオートコレクト機能があります。また、［挿入］タブのリボンで［テキスト］グループの[日付と時刻]コマンドをクリックし、[日付と時刻]ダイアログボックスで英語（米語）／日本語を切り替えて表示形式を選択し入力できます。この方法は手数がかかりますが、全角入力や自動入力に設定できますし、曜日まで入力できます。
他に［単語登録］で例えば［平成27年（2015）月 日 曜日］と日付を「ひ」などの短縮読みで登録しておき、カーソルを動かして数字と曜日を入力する方法があります。
年を入れた単語登録は、年が変わったら登録し直します。他に複数行を登録するには、［クイックパーツ］という機能があります。
| 動作 | デスクトップPC | ノートPC |
|---|---|---|
| カーソルを行頭へ移動 | Home | Fn＋← |
| カーソルを行末へ移動 | End | Fn＋→ |
| カーソルを文頭へ移動 | Ctrl＋Home | Ctrl＋Fn＋← |
| カーソルを文末へ移動 | Ctrl＋End | Ctrl＋Fｎ＋→ |
日記の文書ファイルを開いたときには、カーソルは文書の最初にあります。書き足す方法は次第に文書が長くなり、文書の最終に入力するにはスクロールしなければなりません。そのような時は、CtrlキーとEndキーでカーソルを文書の最終へ移動させることが出来ます。
ノートパソコンでは、Homeキー、Endキーが無い場合が多いですが、CtrlキーとFnキーと方向キー（→）を組み合せて文末へカーソルを移動できます。
この方法は、WordだけでなくExcelのアクティブセルの移動にも使えます。
新しい日付を文書の最初に記入すると、文末までカーソルを移動する必要がありません。文書を開いたときにEnterキーを押して空白行作り、カーソルを1行上へ移動して空白行の先頭に置いて区切りと日付から記入し始めます。
一日1ファイルにすると、前後の記述との関係が見えなく一覧性が無くなり、ファイル数が多くなりますが、記載事項を検索するときに目的の日付を探しやすくなります。
しかし、1日の記載が少なくてもハードディスクを占有する1ファイルの最低サイズがあり、1か月1ファイルより全体のファイルサイズが大きくなります。
ハードディスクにファイルを保存する場合、ハードディスクに占める最小単位は以前は512バイト（KB）でしたが、ハードディスクが大容量化されるに従い4KBが最小単位となっていて、ファイルサイズが小さいファイルでも4KB領域を占めるようになっています。Word 2007 の場合書式の情報がありますので、試みに全角1文字の文書?を保存した場合ファイルサイズは12.8KBですが、ハードディスク上のサイズは16.0KBになります。Word 2003 以前の場合はファイル構造が違いファイルサイズが更に大きくなります。
Wordではあらかじめ定型的なひな形になる文章を作っておき必要の時に開いて、例えば日記の場合は日付やその日の出来事などを書き加えて保存することが出来る「テンプレート」という機能があります。
Wordを起動させたときに開かれる「文書1」というファイルも「Normal.dotm」というテンプレートです。
「新規作成」ダイアログボックスで［インストールされているテンプレート］やWebにつながっているときは［Microsoft Office Online ］等から適当なテンプレートを使うことが出来ますが、自分用のテンプレートを作ることも出来ます。
ひな形になる文書を作り、保存するときに［ファイルの種類］を「Word文書（*.docx）」ではなく、「Wordテンプレート（*.dotx）」として保存れば自分用のテンプレートが出来ます。
マクロを含む場合は「Wordマクロ有効テンプレート（*.dotm）」。
使用するときは、「Wordテンプレート（*.dotx）」文書を開き、その日の日付をファイル名にして「Word文書（*.docx）」に保存してから、その日の記載をして上書き保存します。
テンプレートに直接入力すると、誤ってテンプレートを変更してしまうことがあります。