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パソコンで「困った!!」の助け舟 Word

1ページに収めたいが数行超過

文書を作っている時に、1ページに入りきれず数行次のページ入ってしまうことがよくあります。1ページあたりの行数を増やして1ページに収める方法がいろいろあります。このほかにも図(画像)や図形・テキストボックスなどのある文書でしたら、それらのオブジェクトを小さくする方法があります。

1ページ分圧縮ボタン

Word2007までは[印刷プレビュー]にあった機能だそうですが、Word2010以降は[クイックアクセスツールバー]に[1ページ分圧縮]ボタンを表示さなければなりません。必要な時にボタンをワンクリックするだけで、文字サイズと行間隔を少し小さくして1ページに収めることができます。文書全体の文字が少ないときや超過した文字が多いときは、必要なスペースを作ることができないので、「これ以上ページを圧縮することはできません」と表示されます。圧縮されるのは行に入力されているテキスト(文字)です。テキストボックスの内容は縮小されません。

[クイックアクセスツールバー]にボタン

[クイックアクセスツールバー]はWordの画面左上(タブの上)にあります。

  1. [ファイル]をクリックし、左列の[オプション]をクリックして[Wordのオプション]を出す。
  2. [Wordのオプション]で、左ペインの[クイックアクセスツールバー]をクリック。
  3. 右ペイン上の[コマンドの選択]で▼ボタンをクリックして、[印刷プレビュータブ]を選択。
  4. 下の一覧の中から、[1ページ分圧縮]を選択して、中央の[追加>>]ボタンをクリック。
  5. 右側に[1ページ分圧縮]が入っていることを確認して[OK]ボタンをクリック。

以上でクイックアクセスツールバーに新しいアイコン[1ページ分圧縮]が登録されました。実行は1ページ以上の文書と確認してクイックアクセスツールバーのアイコンをクリックするだけです。簡単で3ページ以上でも可能で実行後も編集できますが、制服を着ているいる感じです。自由にきめ細かく編集するには次項以下の各項を組み合わせて編集します。

余白を少なくする

[レイアウト](または[ページレイアウト])タブの[ページ設定]グループの[余白]コマンドで余白を小さくします。[やや狭い][狭い]で不十分のときは[ユーザー設定の余白]を使います。

ヘッダー・フッターを調整する

上下の余白を小さくした場合ヘッダー・フッターが文字入力部分に入っている場合があります。そのような場合は、ヘッダー・フッターの位置を調整します。

  1. [挿入]タブをクリックし[ヘッダーとフッター]グループの[ヘッダー]または[フッター]をクリック。
  2. 下の[ヘッダーの編集]または[フッターの編集]をクリック。
  3. 表示された[ヘッダー/フッターツールデザイン]タブで、[位置]グループの[上からのヘッダー位置]または[下からのフッター位置]で距離を短くする。
  4. [ヘッダー/フッターツールデザイン]タブの右端の[ヘッダーとフッターを閉じる]コマンドをクリックして閉じる。

フォントサイズを小さくする

フォントサイズを変更する文字の範囲を選択した状態でサイズを指定します。

[ホーム]タブの[フォント]グループの[フォントサイズ]リストボックスで、フォントの大きさを変更できます。リストにないサイズはボックスを選択した状態で希望するサイズの数字を入力します。

段落と行間隔を狭くする

段落の中の任意の場所にカーソルを入れたり、複数段落の場合は範囲を選択して、行間隔を狭くし段落の前後の間隔を削除すると、ページの行数を増やせます。

[ホーム]タブの[段落]グループの[行と段落の間隔]コマンドをクリックし、ブルダウンメニューの 1.0 〜 3.0 の行数を選んで行間隔を設定できます。この数字が同じでも実際の間隔はフォントサイズにより変わります。

1行より狭くする場合は、メニューから[行間のオプション]をクリックし、[段落]ダイアログボックスで、[間隔]の項の[行間]のリストボックスで[固定値]を選び、隣の[間隔]でフォントサイズより大きい数字(pt ポイント)を選びます。固定値ですからフォントサイズを変更しても間隔は変わりません。

文字間隔を狭くする

1行の文字数が増えるので、文字数が少ない行があるときに有効です。

文字間隔を狭くする範囲を選択しておいて、[ホーム]タブの[フォント]グループの右下角の小さいボタンをクリックして[フォント]ダイアログボックスを出します。[文字間隔]のリストボックスで[狭く]を選び、隣の[間隔]の上向きの▲ボタンをクリックして、下のプレビューを見ながら、数字を[0.8]などと少なくすると文字間隔を狭くできます。

オブジェクトを小さくする

図(画像)・図形・テキストボックスなどのオブジェクトを小さくしても、1ページ当たりのテキストの行数を増やすことができます。

また、オブジェクトとテキストとの間隔が広いときは、次により調整できます。

  1. [描画(図)ツール書式]タブの[配置]グループ[文字の折り返し]コマンドをクリック。
  2. メニューの[その他のレイアウトオプション]をクリック。
  3. [レイアウト]ダイアログボックスの[文字の折り返し]タブで、[文字列との間隔]で、上下左右の間隔を調整する。

以上で文字の折り返しが[背面][前面]以外のオブジェクトの周辺の文字との間隔を変更できます。

テキストボックスの場合は、ボックスの枠と内部のテキストとの間隔を調整すると、テキストボックスの大きさをより多く縮小できます。

  1. テキストボックスを選択して、[描画ツール書式]タブをクリックし、[図形のスタイル]グループの右下の[図形の書式設定]をクリック。図形を右クリックしてコンテキストメニューの[図形の書式設定]をクリックしても同じ。
  2. [図形の書式設定]作業ウインドウで、[レイアウトとプロパティ]アイコンをクリック。(ダアログボックスの場合は左ペインの[テキストボックス]をクリック。)
  3. [テキストボックス]の[左余白][右余白][上余白][下余白]で希望する設定をする。(ダアログボックスの場合は右ペインで[内部の余白]で設定。)

first upload:2016-12-2   御連絡はメールでお願いします。(質問に答えるページではありません。)