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パソコンで「困った!!」の助け舟 Word

既定の図形の書式を変えたい

[挿入]タブでテキストボックス以外の図形を挿入すると、規定値では青色で塗りつぶされ、枠線の入った図形が挿入されます。そのまま挿入して[図形の書式設定]で変更することが多いですが、作業中の文書の中では[既定の図形の設定]で、使用頻度の多い書式に変更することができます。新規に作成する文書にも適用させるには、標準テンプレート(システムファイル)を変更しなければなりません。

既定の図形

例えば、既定の図形を 塗りつぶし[なし] 枠線[黒色 幅0.5pt ] に設定するときは、(Word2016の場合)

  1. [挿入]タブで[図]グループの[図形]で適当な図形を選び挿入する。
  2. 挿入された図形を選択し、[描画ツール書式]リボンの[図形のスタイル]グループの[図形の塗りつぶし]をクリックし、[塗りつぶしなし]をクリック。
    又は、図形の中にマウスポインターを置いて、右クリックして出るショートカットメニューで、[図形の書式設定]をクリックし、[図形の書式設定]作業ウィンドウで[塗りつぶしと線](ペンキ缶アイコン)[塗りつぶし]をクリックして開き[塗りつぶしなし]をクリック。
  3. 挿入された図形を選択した状態で、[描画ツール書式]リボンの[図形のスタイル]グループの[図形の枠線]をクリックし、色・太さ・線の種類などを選ぶ。
    又は、図形を選択し、右クリックして出るショートカットメニューで、[図形の書式設定]をクリックし、[図形の書式設定]作業ウィンドウで[塗りつぶしと線](ペンキ缶アイコン)[線]をクリックして開き色・太さ・線の種類などを選ぶ。
  4. 図形を選択し、右クリックして出るショートカットメニューで、[既定の図形に設定]をクリック。
    変更が1回限りか、既定の図形を変更するのか確認のウインドウが出る場合がある。

同じ文書中で次回の図形挿入の時から変更した既定の図形が挿入されます。

補足

参考Webページ:初心者のためのOffice講座-SupportingBlog2 既定の図形に設定

標準テンプレートの変更

新規にWordを起動したときに開かれる「文書1」のファイルは、Normal.dotm というテンプレートファイルです。保存されている場所は[C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Templates]です。

  1. システムファイルを表示させるためエクスプローラーの[表示]タブの[表示/非表示]グループの[隠しファイル]のチェックボックスにチェックを入れて置きます。
  2. Wordを起動して、[ファイル]タブの[開く]の[参照]をクリックし、[C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Templates]を開く。
  3. [Templates]フォルダーの中の[Normal.dotm]ファイルを選択して開く。
  4. 前記[既定の図形]で行ったように、図形の書式を設定し、[既定の図形に設定]をする。
    フォントサイズやフォントの種類など他の書式を変更出来ますが、以後作成する文書すべてに適用されます。
  5. 挿入した図形を削除して、何も表示されていない状態で、[ファイル] タブをクリックし、[名前を付けて保存]をクリック、保管場所・ファイル名を確認して保存します。

次回のWord起動から図形を挿入すると「塗りつぶし」なしで「細い黒の輪郭」で挿入されます。この[Normal.dotm]を保管場所を変えたり損傷したりすると、初期化され元の書式に戻ります。このファイルは互換モードになりますので、あまり薦められない方法かもしれません。

参考Webページ:Microsoftサポート 標準テンプレート (Normal.dotm) を変更する


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