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フリーソフトで年賀状
年賀状の作成・送付・受領は年1回のことですが、年末年始の忙しいときに処理しなければならないし、毎年のことですからパソコンを使うと便利です。
市販のいろいろの「筆XXXX」というソフトがありますが、ソフトごとに手順が違い他のソフトを使っている人と情報の共有が出来ません。誰でもが簡単に手に入れることの出来るフリーソフトを使うと、仲間と情報を共有できます。費用がかからないことと自分で使い方を少し工夫するところが良いです。
ここでは年賀状を送るあて先の管理を[nengaAP]、あて先の印刷を[APrint]、裏の文面を OpenOffice.org(オープンソース)のワープロソフト[Writer]を使います。さらに必要なら画像処理ソフトの[Pixia]・[JTrim]・[OpenOffice.org Draw]などが使用できます。
フリーソフトのダウンロードとインストール
OpenOffice.orgのダウンロードとインストール
フリーソフトと言っても OpenOffice.org はオープンソース・ソフトウェアです。
オープンソースについては、[OpenOffice.org 初めての人のためのページ] 「オープンオフィスの入り口」に説明があります。
2007-12-5にリリースされた最新版はOpenOffice.org 2.3.1 で危弱性が修正されています。次のURLからダウンロードできます。ダウンロード?
http://ja.openoffice.org/download/2.3.1/ 日本語のページです。
Windows のJRE付き122MBをパソコンの適当なフォルダにダウンロードします。(別にJava無しがありますが何れ必要になるでしょう)私の場合(2.2.1 110MB)で10分位かかりました。
以下は少し前のバージョン OpenOffice 2.2.1 の場合です。
ダウンロードしたファイル (OOo_2.2.1_Win32Intel_install_wJRE_ja.exe) を実行(ダブルクリック)すれば、解凍してインストールが始まります。既定値のまま展開するとデスクトップにフォルダを作って解凍します(116.5MB必要)。 インストール? 解凍?
その後インストールウイザードが起動し、[次へ]で英文のライセンス条項が表示され、「同意します」を選択して[次へ]。 ライセンス条項?
ユーザ名と所属を入力し、[すべてのユーザ]か、[(このユーザ)のみ]か、を選択して[次へ]。
セットアップの種類で[すべて]を選択して[次へ]、ファイルの種類は3つのボックスをオフのまま[次へ]。
準備完了で[インストール]をクリックします。
ファイアウオールソフトが警告を出すかもしれませんが許可します。
「完了」の表示が出たら[完了]ボタンを押してウィザードを閉じます。
Windows を再起動します。
すべてのプログラムに登録されている筈ですが、私の場合見つかりませんでしたけれど、どれかのフォルダを右クリックして[名前順に並べ替え]で並べ替えたら、[OpenOffice.org 2.2]フォルダが見つかりました。
[OpenOffice.org 2.2]フォルダの中のどれかのアプリケーションを起動して、メニューバーの[ヘルプ]→[更新のチェック]をクリックすると、インターネットに接続して新しいバージョンに更新できます。
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APrintのダウンロードとインストール
エープリントと読みます。作者の無限夢源さんのサイトは、http://hp.vector.co.jp/authors/VA018451/ で、「自作フリーソフト」のリンクをクリックして、http://hp.vector.co.jp/authors/VA018451/freesoft.htm から「インストーラあり」(aprint911.exe)か「インストーラなし」(Aprint911.lzh)のファイルをダウンロードできます。ベクターのサイトからは、http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se130034.html で「インストーラあり」(aprint911.exe)をダウンロードできます。
「インストーラあり」(aprint911.exe)は自己解凍型でダウンロードしたファイルをダブルクリックすれば、既定値ではC:\Program Files\Aprint\にインストールされます。レジストリに登録されますので削除する時はコントロールパネルのプログラムの追加と削除から削除します。 レジストリ?
「インストーラなし」(Aprint90.lzh)の方は解凍ソフトで適当なフォルダに解凍します。Aprint.exeを実行すれば起動します。デスクトップにショートカットを作ったり、プログラムメニューに登録したりすればレジストリに書き込まれます。
「インストーラあり」「インストーラなし」いずれもこのソフトは、使用すれば設定などをレジストリに書き込むようになっています。(HTML Project2 はHTML Project2 のフォルダのSetting というフォルダにファイルを作っています)ということは「インストーラなし」を使用して削除する時は[プログラムの追加と削除]から削除できませんから、
レジストリのキー(\HKEY_CURRENT_USER\Software\mugenmugen\Aprint)を手動で削除することになります。私は「インストーラあり」(aprint90.exe)でインストールしました。
フリーソフトと言っても「お気に召して、作者を支援してやろうと思って戴けましたら、カンパをよろしくお願いいたします。」というカンパウエァです。カンパは1,155円でベクターのシェアレジから送金することになります。
ベクターのシェアレジ?
nengaAPのダウンロードとインストール
作者のKakasyさんのサイトは、WIN道具箱ですが、年賀APのダウンロードはVectorのサイト http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se350604.html からできます。nengaAP 1.4 を圧縮したnengaap.lzh 94,901Bytes を解凍すると、[nengaap]フォルダが出来てnengaAP.exe と Readme.txt の1つのファイルが出来ます。
Readme.txt はこのソフトの説明ですから読んでおきます。このソフトにはヘルプがありません。Readme.txt に書いてありますが、「おせっかいおばさん 元気いっぱい!!」のサイトに詳しい解説「年賀APのコツ」があります。
[nengaap]フォルダをCドライブのProgram Files フォルダにおいて、プログラムメニューに登録します。
[APrint] と連携するために [APrint]フォルダの実行ファイルAprint.exe のショートカット(Aprint.lnk)を作り[nengaap]フォルダの中におきます。これで[nengaAP]から[APrint]を起動できます。 ショートカット?
郵便番号検索と住所チェックをするために、ゆうびんホームページにもありますが、このソフトに合った郵便番号ファイルを、Aprint のサイトhttp://hp.vector.co.jp/authors/VA018451/freesoft.htmから次のファイルをダウンします。毎月更新されているそうです。
住所ファイルAPJUSHO.EXE 1,011kbyte、 事業所ファイルAPJIGYO.EXE 467kbyt。
何れも自己解凍型圧縮ファイルですからダブルクリックして、Aprint フォルダの中に解凍します。
Aprint も nengaAP も起動するとどちらもデータの入力画面が現れますが、住所録のデータ入力や管理はnengaAP で、印刷は Aprintでやると良いようです。
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あて先データの管理
あて先データの作成
あて先データは[APrint][nengaAP]どちらの画面からも入力できますが、1件ずつ入力するのは大変ですし、すでにExcelのデーターを持っているときはCSVファイルにして利用できます。
CSVファイルとは:Comma Separated Value の略。テキスト形式のため、エディタやワープロなどで編集することができます。データをカンマ[,]で区切ったデータを並べたファイル形式で、表計算・データーベースソフトで扱います。
APrintで読み込めるCSVファイルにしないと、nengaAPでも読めません。まず1件だけデータを入力して、どんなファイルか調べてみます。
APrintを起動します。
[封筒サイズ]を「ハガキ」にします。
さしあたって[登録名]と[名前]に同じ氏名を入力します。[登録名]は必ず入力します。
[郵便番号][住所][同2行目]を入力して敬称を[様]にします。
これでデータが1個出来たので、[ファイル]→[新規作成]でファイルの種類を[CSV]にして保存します。Excelでファイルを開いてみます。列毎の項目名の無い1行だけのファイルですが、手持ちのExcelの住所録を、このファイルのようなデータの列の順序に組み直してAprintのデータファイルにすれば良い訳です。
APrintのデータ
Excel・OpenOffice.org Calc などの表計算ソフトで、下記のような表を作りファイルの種類を[CSV(カンマ区切り)]とし、ファイル名を[XXXX.csv](XXXXは任意の文字列)として保存します。表の1行目は項目名でなく最初のデーターにします。
列 内容
A 登録名 (氏名の読みにするとソートできる。先頭の文字をアルファベットなどで種類別に区別出来る。)
B 郵便番号
C 住所1行目
D 住所2行目
E 会社・機関等1行目 (不要でも空白の列を作っておきます。)
F 会社・機関等2行目 (不要でも空白の列を作っておきます。)
G 身分・役職等 (不要でも空白の列を作っておきます。)
H 名前
I 敬称
J 連名1
K 連名1敬称
L 連名2
M 連名2敬称
N 連名3
O 連名3敬称
これ以外の列に入力してあると APrint で扱えません。
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Excelなどで列を組みなおす
手持ちのExcelなどの住所録は上の[APrintのデータ]の様になっていないと思います。「筆XXXX」などで使う住所録はCSVファイルに保存できれば、Excelなどの表計算ソフトで取り扱えます。
データのない項目は空白の列を挿入して作ります。
列の順序が違うときは、空白列を作って、列毎にコピー&貼り付けをします。
不要の列を削除します。
判りやすいように1行目に項目名を表示して列を組み直し、出来上がってから1行目を削除します。
Excelの詳しい手順?
[敬称]は「様」をオートフィルでコピーし、必要により「先生」などに修正出来ます。APrintのスピンボタン(黒い三角)はいろいろな敬称が出ますが、nengaAPのスピンボタンは「様」と「先生」だけが初期値です。必要により「ちゃん」など入力されたものが追加されます。
[連名]で姓を入れない場合は、スペースを入れておいた方が揃って見やすくなります。
あて先データの整理
上で作った[XXXX.csv]ファイルは、このままでAPrintで読み込み葉書に連続印刷できますが、「今年は喪中で賀状を送らない。」「こちらから送ってないが賀状を受け取った。」などの整理が出来て、あて先データの中で「年賀状をまとめて送るところ」を送信用のファイルにできるのが[nengaAP]です。
[nengaAP]を起動して、[ファイル読み込み]ボタンをクリック。
[XXXX.csv]ファイルを指定して[開く]ボタンをクリック。
適当なデータに[電話番号][FAX番号][携帯番号][E-Mailアドレス]などを入力して見ます。
そのデータの過去の年賀状の送受と今回送信する記号を[履歴]に入力して見ます。
履歴の入力方法は別項を参照してください。
[ファイル書込]ボタンをクリックすると入力データーが元の[XXXX.csv]ファイルと同じフォルダに保存されます。
保存されるファイルは4つのCSVファイルです。
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[nengaAP]のファイル
上で保存された3つのファイルはExcelで開くと内容を見ることが出来ます。
[XXXX.csv] Aprint で使用できるファイル(送信する分)
[XXXX_nos.csv] Aprint で使用できるファイル(送信しない分)
[XXXX_nen.csv] nengaAP 専用のファイル(年賀状送受信履歴・その他の情報)
上の3つのファイルの他に nengaAP で扱うファイルに[XXXX_imp.csv]があります。他の住所録管理ソフトとデータをやり取り(インポート)するためのファイルで普段は使用しません。
[XXXX.csv]と[XXXX_nos.csv]の列は同じ構造です。
[XXXX.csv]はAPrintのデータで作ったファイルとファイル名は同じですが、、送信する(宛名を印刷する)データが入っていて内容が違います。[送信履歴]の一番新しい(最終年の)文字で送るように入力してないとこのファイルに入らないで、送らない[XXXX_nos.csv]に入ってしまいます。
葉書に印刷するときに APrint を使い、データの入力・変更・管理には nengaAP を使います。
[XXXX_nen.csv]はデータの構造が違いますから APrint では読み込めません。nengaAP で追加するデータと[送信履歴][受信履歴]のデータが入っています。
[XXXX.csv]・[XXXX_nos.csv]と[XXXX_nen.csv]は構造が違いますが、[登録名]で関連付けられていて nengaAP で開くとどのファイルでもすべてのデータが読み込まれます。
[XXXX_nen.csv]は次の追加データと管理データがあります。
[XXXX_nen.csv]ファイルの内容? 1行目のみ 管理データ
列 内容
A 履歴最新年
B 送信しない履歴記号
C メモ1の表示タイトル
D メモ2の表示タイトル
E 覚え書き
2行目以降 追加データ
列 内容
A 登録名
B 電話番号
C FAX番号
D 携帯番号
E E-Mailアドレス
F メモ1
G メモ2
H 履歴更新時の送信初期状態
I 送信履歴
J 受信履歴
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登録名
APrint では名前に入力した文字が登録名になるのが初期値のようですが、名前の読みを登録名にした方が、順序が整理されて判り易くなります。
名前の読みの前に「親戚」「職場」「友人」などを識別できるアルファベットなどの記号をつけるとグループごとにまとめて表示できます。
同一人を職場と私宅と2箇所のデータを用意するときは、名前の読みの後に識別できる文字を追加すると同じ場所に連続して表示されます。
登録名は重複しない方が良い。というより重複できないと考えた方が良いでしょう。
登録名の変更は APrint ではなく、nengaAP で行います。Windows の IME 機能で、既に入力されている漢字を「かな」に変えることができます。漢字の部分を選択反転させた状態で、「前候補変換(次候補)」のキー(スペースキーの右隣)を押すと、変換をやり直すことができます。変換のメニューが出たところで、「Esc」キーを押すとひらがなに戻ります。
履歴の入力
[送信履歴][受信履歴]とも1年分のデータは、全角1文字、半角2文字以下となっていますが半角1文字を入力すると文字の前へスペースが自動的に入ります。1年毎のデータに見えますが、送受それぞれ1行の文字列になっています。半角2文字を入力するときは[送信履歴](または[受信履歴])ボタンをクリックし、[自由編集]ボタンをクリックして入力します。
[送信履歴]の一番新しい(最後の)文字で[送る][送らない]の判断をします。最後の文字が「□」、空白(スペース文字、表示は□)、「後」、「出」、「送」の場合「送る」と判断され、[XXXX.csv]ファイルにデータが入ります。
[nengaAP]の画面で履歴を入力する場合、[オプション操作]ボタンをクリックして[履歴記号の半角→全角特殊変換入力]にチェックを入れると、半角文字1字入力で定められた全角文字を入力できます。
このチェックが入っていると[履歴更新時の初期状態]の右に[*]が表示され全角文字入力、入っていないと[ー]が表示され半角文字入力になります。
[ツールヒントの表示]もチェックを入れておくとマウスをツールにポイントすると操作のヒントが表示されます。
例えば、
[O]又は[o]入力 → [送] OKURU おくる
[A]又は[a]入力 → [後] ATO あと
[D]又は[d]入力 → [出] DASU だす
[M]又は[m]入力 → [喪] MOTYU おくる
[U]又は[u]入力 → [受] UKERU うける
[0]〜[9] 入力 → [0]〜[9]
これらの一覧は、[履歴更新時の初期状態]の右の[*]をクリックすると表示されます。
[−]の場合はオプション操作で切り替えてない状態なので、右クリックでオプション操作を切り替えられます。
履歴入力の一例
喪中の連絡を受けた場合は送受とも[喪]と入力。
年内に送る送信履歴は[送]と入力する。
送らない場合は送信履歴に[X]と入力する。
受信履歴は年賀状を受け取った日付を入力する。(10日以降は半角で入力)半角の数字は[履歴更新時の初期状態]の右の[*]を右クリックして[−]にする。
受け取ってから送る場合の送信履歴は[後]と入力。
この nengaAP は過去4年間の送受記録を見ながら年賀状を「送る」「送らない」の区別を入力して、「送る」あて先を APrintへ渡し一括印刷出来ます。
しかし、受け取ってから送ってなかったあて先へ[後]と入力して印刷しょうとすると、APrint で読める[XXXX.csv]ファイル(送るあて先)では、最初から[送]で送ったものと[後]と両方あり、[後]だけ印刷することは出来ません。
後から何日に送ったのかも履歴として判ったほうが良いと思います。[年賀状を受領後の処理]で触れます。
入力の方法が面倒のように感じますが、一度操作出来るようになれば継続して使っていけます。
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あて先を葉書に印刷する
nengaAP でデータを入力・整理した後[ファイル書込]ボタンをクリックすると、APrint と nengaAP 両方で読める[送る]データのある[XXXX.csv]と[送らない]データのある[XXXX_nos.csv]と、APrint では読めない(nengaAP で読める)[XXXX_nen.csv]が出来ます。
nengaAP で[XXXX.csv]か[XXXX_nos.csv]を読み込んでも、電話番号や送受の履歴のある[XXXX_nen.csv]と結合して開きます。
APrint で[XXXX.csv]を読み込みます。
APrint を起動します。APrint のショートカットを nengaAP のフォルダに入れてあれば、nengaAP の[APrint起動]ボタンで起動します。
画面の[ファイル]のスピンボタン(黒の三角)をクリック。
一覧に開く[XXXX.csv]があったらクリック。[XXXX.csv]が開きます。
無かったらメニューバーの[ファイル]→[エントリ編入]をクリック。
[XXXX.csv]を指定して[OK]ボタンをクリック。[XXXX.csv]が開きます。
エントリから削除する方法
画面の[ファイル]のスピンボタン(黒の三角)をクリック。
一覧にある削除するCSVファイルを選択。
メニューバーの[ファイル]→[エントリ抹消]をクリック。
データーの確認
nengaAP で作成したデーターですが、葉書の表書きのプレビューが表示されますので、一枚々々を点検します。
画面上の[あて先]オプションボタンを選択します。
ページ番号の横向きの三角ボタンで一枚ずつ切り替えて確認します。
印刷する合計枚数は、ページ番号の[>>]印をクリックすると最後のページに移動するのでページ数が判ります。
訂正が必要になったらAPrintでも修正できますが、nengaAP で行ったほうが無難です。設定により[名前]を変更すると、[登録名]も変更されることがあります。
[登録名]は必ずnengaAP で修正します。APrintで変更すると他のファイルとの結合が切れてしまいます。
APrint のデーターの上書き保存は、メニューバーの[編集]→[データ上書き]です。
レイアウトの設定
プレビュー画面を見ながらレイアウトを変更します。
APrint の画面の最初の行で、[宛先]のオプションボタン(ラジオボタンとも言う)を選択。
[宛先]の左の丸い白地に黒丸がつき選択されたことがわかる。
[封筒サイズ]はプルダウンリストから[ハガキ]を選択。
メニューバーの[選択]→[スタイル設定]をクリック。
(縦書きの例)[封筒の向き]のオプションボタンは[縦向き]、[文字の向き]の[縦書き]を選択して[適用]ボタンをクリック。[郵便番号印刷位置]は[枠の中]が選択されていると思います。[OK]ボタンで閉じる。
メニューバーの[選択]→[行属性設定]をクリック。
行間隔・フォントの種類・サイズ・色を行毎に、あるいはフォントの種類・色については全体行に設定出来ます。
プレビュー画面で、宛先部分・差出部分をクリックすると、それぞれ緑と赤の枠が表示されドラッグして位置を変更できます。
[文字を自動縮小しない]チェックボックスにチェックが入っていないのが規定値です。このままで文字の大きさを極端に大きくすると宛先部分・差出部分が枠の収まりません。枠に収めるためチェックを入れておくと縦横比を変更して扁平な文字にします。
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差出人の設定
差出人のファイルを作ります。
APrint の画面の最初の行で、[差出人]のオプションボタンを選択。
[宛先と差出人同時印刷]のチェックボックスにチェックを入れる。
[封筒サイズ]はプルダウンリストから[ハガキ]を選択。
[新規入力]にチェックを入れる。 メニューバーの[ファイル]→[新規作成]ではない。
[登録名][郵便番号][住所][同2行目][名前]を入力。
メニューバーの[選択]→[スタイル設定]をクリック。
[郵便番号印刷位置]で[枠の中]か[住所の前行]かを選択。
下の[適用]ボタンでプレビューに反映する。
プレビュー画面で[住所][名前]の部分をクリックすると赤の枠線が表示され、位置を移動できる。
位置移動の際枠の中の郵便番号も縦方向だけ一緒に移動する。
左側の赤線(年賀)・青線(かもめーる)・緑線(普通)が目安になる。
メニューバーの[ファイル]→[新規作成]でファイルに保存できる。
[名前をつけて保存]ではないので要注意。保存しておけばエントリーから呼び出せます。
ためし印刷
データが揃ったら試し印刷して、郵便番号が枠の中央に入っているか、文字の大きさのバランスが良いかなどを確かめます。
書き損じの年賀葉書か同じ大きさの白紙(100mmX148mm)を用意します。
APrintを起動して[XXXX.csv]を開きます。
宛名を印刷するデータが読み込まれることを確認します。
[1件印刷]のチェックボックスにチェックを入れます。
プリンタを動作させ、ツールバーの[印刷]かメニューバーの[ファイル]→[印刷]で印刷します。
郵便番号枠と印刷された郵便番号の位置のずれを左右上下の長さをmm単位で調べます。
白紙に印刷したときは、年賀葉書と重ね透かして見て調べます。
APrint のツールバーの[印刷位置調節]かメニューバーの[ファイル]→[印刷位置調節]をクリックし、縦横のスライドバーで位置のずれを調整します。
もう一度ためし印刷をして確かめます。
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印刷
一括印刷をするときは[1件印刷]のチェックボックスにチェックをはずします。
[ページ番号]の[>>]ボタンをクリックして枚数を確認し、枚数分の年賀葉書を用意してメニューバーの[メニュー]→[印刷]で印刷します。
差出人を切り替えて印刷することも出来ますが、APrint の印刷は[印刷範囲]が[すべて]だけで[ページ指定]が出来ません。一括印刷の場合は送信履歴を工夫して[XXXX.csv]ファイルを差し出し人毎に用意しなければなりません。
文面の作成と印刷
OpenOffice.org Writer の起動
OpenOffice.org Writer を起動します。タスクトレイ(デスクトップ画面右下の時計が表示されている部分)に[OpenOffice.org クイック起動]のアイコンがある場合は、右クリックして[文書ドキュメント]をクリックすると起動が早いかもしれません。
OpenOffice.org の6個のアプリケーションのどれかをを最初に起動すると、[OpenOffice.org 2.2へようこそ]というウィンドウが開きます。
名・姓・イニシャルを入力。
ライセンス条項の画面では最後までスクロールすると[承諾する]ボタンがアクティブになりクリックできる。
オンライン更新では自動的に新しいバージョンを入手できる。
登録で「今すぐ登録」を選ぶと英文の登録画面になる。(私は登録しませんでした。)
[完了]ボタンをクリックして最初のアプリケーションが開きます。
以後は[OpenOffice.org 2.2へようこそ]の画面は出ない筈。
使い方は、日本語のヘルプがあります。Webに情報(http://ja.openoffice.org/#tipsなど)もありますし,q_a(http://oooug.jp/faq/)もあります。また、「オープンガイドブック OpenOffice.org 2.0」が2,000円で販売され、PDF版(約10MB)をダウンロードできます。メーカーによるサポートはありませんが、必要ならソースネクストで販売している、「スタースイート8」を購入(3,970円)する方法もあります。
マイクロソフトのWord の機能はほとんどありますが、メニューの場所が違ったりダイアログボックスの表示が少しずつ違ったりします。ファイルの互換(Wordのファイル*.docを読み込む)の細かい設定も出来ますが、使い馴れることが一番の薬です。
ページスタイルの設定
ページスタイルの設定は、メニューバーの[書式]→[ページ]で行います。
[ページ]タブと[行数と文字数]タブで殆どのページの設定が出来ます。
用紙サイズなど
[ページ]タブの[用紙サイズ]の[書式]リストボックスに「はがき」はありませんので、[ユーザー]を選択し幅 100mm 高さ 148mm に設定します。
長さの単位が[ミリメートル]でないときは、メニューバーの[ツール]→[オプション]で左ペインの[OpenOffice.org Writer]の[+]印をクリックして開き[全般]をクリックして、[設定][使う単位]のプルダウンリストから[ミリメートル]を選びます。
[配置]はプリンタに葉書を置く方向で[縦]を選びます。
[文字の方向]は横書きなら[左から右へ(横書き)]、縦書きなら[右から左へ(縦書き)]を選びます。
[余白]はできるだけ少なく5ミリメートル位にしたいところですが、下が11.4mm位になります。
行数と文字数
[行数と文字数]タブの[グリッド線]で、[行数と文字数を指定する]を選択。
[行数と文字数の設定]の[ページ単位の行数]は1ページ(はがき1枚)の行数、[行単位の文字数]は1行の文字数。それぞれ文面の内容により設定するが多めに設定する。内容を入力した後で変更できる。
[1文字の最大サイズ]この数値が大きいと1行の文字数が少なくなる。
文字の実際の大きさはここではなく、[書式]→[文字]の[フォント]で設定する。
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文字の入力
ページの設定が出来たら文字を入力します。設定は文字入力後でも変更できます。
フォントの設定
はがきは限られた範囲に必要な文章を入れるので、文字入力後レイアウトを変更したり文章を書き換えたりして、全体の配置を整えます。
フォントの設定は[書式]→[文字]の[フォント]タブで設定します。
[フォントの種類]はアルファベット順に並んでいるのですが、Windows の標準フォントの[MS P明朝]などは最後にあります。
[フォントの効果]タブには[下線][取り消し線][強調に用いる記号][フォントの色]などがあり、[位置]タブに[上付き][下付き]の他に[回転][幅の倍率](文字幅の倍率)[文字間隔]の設定が出来ます。
行間隔の設定など
行間隔はメニューの[書式]→[段落]の[インデントと行間隔]タブで設定します。単位を[ミリメートル]にしてありますので段落の上下はミリですが、行間は行単位と[固定][最小][行間余白]はミリ単位です。
インデントもミリ単位ですが、編集画面のルーラーを使って入力した文字に合わせて設定できます。
一部縦書き(横書き)
横書きのページの中に縦書き(縦書きのページの中に横書き)を入れるときは、挿入する箇所にカーソルを入れて、メニューの[挿入]→[枠]の[種類]タブで、[サイズ]の中の[幅]の[自動]、[高さ]の[自動サイズ]のチェックボックスにチェックを入れ、最低の値を適当に入れて、[オプション]タブの[属性]で[文字の方向]のプルダウンリストから適当な方向を選択します。
枠の中に文字を入力すると枠が広がります。緑色のハンドルをドラッグすれば大きさを変更できます。枠を選択しているとき(緑色のハンドルが見えるとき)と枠の中に文字を入力できるカーソルがあるときは、それぞれ必要な枠のツールバーが表示されます。
画像の貼り付け
いろいろな画像ファイルに対応しています。BMP,JPG,GIF,PNG,TIFF,WMFなどの他コダック社のphoto CDのPCD,アドビ社のPhotoShopのPSDなどに対応しています。
貼り付け方は、メニューの[挿入]→[画像]→[ファイルから]で画像ファイルを選択できます。
画像を貼り付けた後は、[枠]と同じように大きさを変更したり、画像のツールバーでフィルタや明度・コントラスト色調・透過性などを調整できます。
文面の印刷
印刷の前に[印刷プレビュー]で確認してみます。
メニューバーの[メニュー]→[印刷プレビュー]でも、ツールバーの[印刷プレビュー]でも開きます。
[印刷プレビュー]を閉じて、プリンタを接続して[ファイル]→[印刷]で[印刷]ダイアログボックスを開きます。
使用するプリンタを選択して、[プロパティ]ボタンをクリック。
プリンタのドライバーにより画面が違いますが、用紙の種類や印刷方向・印刷モードなどを設定します。はがきの紙質と設定が合わないと期待した効果が出ません。
印刷部数を入力して[OK]ぼたんをクリックします。
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年賀状を受領後の処理
受領した履歴を入力する
nengaAP の受信履歴に受領した印を入力しますが、翌年送るか送らないかの判断の参考にするために、受領日付を入力します。
日付は全角1文字にします。半角1文字を入力した場合文字の前に半角スペースが自動的に入ります。
[オプション操作]ボタンをクリックして[履歴記号の半角→全角特殊変換入力]にチェックを入れてあると、履歴のテキストボックスに半角2文字は入力できません。
半角数字2文字を入れる方法は、[履歴更新時の初期状態]の右の[*]を右クリックして[−]にして入力する方法と次の方法があります。
[受信履歴]ボタンをクリック。
[自由編集]ボタンをクリック。
テキストボックスの最後の[□](空白の表示)を半角数字2文字を入れ替えます。
いずれの場合も半角1文字だけ入力すると2文字が1年分になります。2バイトのデ−タが1年分です。
年賀状を送ってない人に追送する場合
1枚ずつ[1件印刷]する
年賀状を送ってない人から受けとった場合、こちらから追加して送るとき[送信履歴]の[X]を[後]に変更して、APrint で[1件印刷]で1枚ずつ印刷できます。
これまでの方法の送信履歴は、喪中の[喪]と送らない[X]と、まとめて年内に送った[送]と、受け取ってから送った[後]の4通りです。APrint で送るデータのあるXXXX.csvを開くと[送]と[後]のデータがあり、[後]だけを印刷するには送るデータを表示させ[1件印刷]にチェックを入れて1枚ずつ印刷します。
連続して追加印刷する
連続して追加印刷するには、まとめて一括印刷した[送]の履歴を送信しない表示(送・出・後・空白(または□)以外の例えば送った日付など)に変更する必要があります。
1件ずつ変更入力しても良いが、件数が多いときは大変です。一括変更する方法は今のところ nengaAP にはありませんので、エディタを使えます。
まとめて送った後メモ帳などのエディタで、XXXX_nen.csv を開く。
置き換え機能で検索する文字列を[送,]に、置換後の文字列を[25,]に設定。
半角カンマ[,]を忘れないように。[25]は送った日が25日の場合。
[すべて置換]ボタンをクリック。
[上書き保存]する。
送信履歴の[送]を[25]などに変更して nengaAP で[ファイル書き込み]ボタンをクリックすると、XXXX.csv から送ったデータがなくなり(XXXX_nos.csv に入ります。)、追加送付する[後]だけになり、APrint で一括印刷できます。
[後]も送った日付に変更しておくと、受領日とともに翌年送るか送らないかの判断するのに参考することができます。
件数が少なければ1件ずつ変更した方が楽です。
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2008年1月1日 UP 最終更新日 05/13/2008 17:46:20 御連絡はメールでお願いします。