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写真入り名刺を作る           NET・陽だまり      小竹 進

(2001/3/24,25)柏崎刈羽グフィティ展で私の所属する「NET・陽だまり」がパソコン体験コーナーを担当するので、
フリーソフトによる名刺の作り方を用意しました。

使用するソフト

  http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se125806.html からダウンロードしたフリーソフト「名刺MAKER」Ver.1.20(2000年12月2日)(作者WoodyBells)を使う。
 ダウンロードした圧縮ファイル「mm120.lzh」を解凍すると13のファイルが出来るから、ハードディスクの適当なフォルダにコピーすれば使用できる。(レジストリを使用していない。FDからでも起動できる。)ソフトについての説明は、「Meishimk.txt」に書いてある。簡単なヘルプも用意されている。

印刷する用紙

 A4版で名刺が2列5段10枚出来るエーワン株式会社の「イノア・マルチカード」を使用する。

名刺に挿入する顔写真を用意する。

 新たにデジカメで撮影するか、手持ちの写真を用意する。画像ファイルの大きさは80×80ピクセル位で良い。200ピクセルのものを読み込んでから小さくすることも出来るが、データファイルのサイズは大きくなる。ファイルの種類はBMPとJPGが使用できる。GIFは使用できない。

名刺に記載する文字を用意する。

 氏名、所属、肩書き、住所、電話番号、メールアドレス、ホームページURLなど、名刺に記載する文字を入力するのであらかじめメモ紙などに用意しておく。

「名刺MAKER」を起動する。

実行ファイル「Meishimk.exe」をダブルクリックすると起動できる。起動すると初期設定のカードイメージが現れる。カードのオブジェクト(ここでは文字や画像)をクリックすると、文字は赤色の四角で、画像は赤色のハンドル(小さい四角の点)で囲まれ選択した状態になる。メニューの「編集」→「クリア」か、Ctrl + Delete キーで、初期設定のオブジェクトが消えて、白いカードになる。

用紙を設定する。

使用する用紙に合わせ用紙設定をする。「ファイル」→「用紙の設定」か、ツールバーの「用紙の設定」ボタンをクリックする。(ショートカットキーはCtrl + Alt + P)
「カードの種類」で「名刺(横)」を選び、編集ボタンをクリックして、次のように設定する。
名刺のサイズ 横91.0mm 縦55.0mm
段組 横2列 縦5段
用紙の余白/カードの間隔 左の余白 14.0mm 上の余白 11.0mm
列の間隔  0.0mm 段の間隔  0.0mm
「OK」ボタンを押して、次の設定をする。
「トンボ印刷」         しない
 必要であれば「プリンタ設定」ボタンを押し、プリンタの選択、用紙サイズ、印刷の向きを設定する。
 列の間隔・段の間隔を取っていないので、文字・画像を配置するときカードの周辺に余裕を持たせる。

文字を入力する。

 メニューの「編集」→「テキストを追加」か、ツールバーの「テキストを追加」ボタンをクリックする。(ショートカットキーは Ctrl + T)「テキスト入力」ウインドウで、フォントの種類、サイズ、色、書式などを設定して文字を入力する。「OK」ボタンでカードの上に表示されるから、目的の位置へドラッグする。フォントの種類、サイズ、色、書式などの異なる毎に「テキストの追加」を繰り返す。
 文字入力のときにフォントにより(@印のフォント)横向きになる場合があるが、他の正常に表示されるフォントを選んでから、目的のフォントに変更すると改善される。
 挿入済みの文字を修正するときは、修正する文字を選択し赤枠が出たところで右クリック、メニューから「オブジェクトの修正」をクリックすると、「テキスト入力」ウインドウで再編集できる。

写真を挿入する。

 メニューの「編集」→「イメージを追加」か、ツールバーの「イメージを追加」ボタンをクリックする。画像ファイルを指定する。「開く」ボタンでカードの上に表示されるから、目的の位置へドラッグする。画像が選択されているとき、周りの小さい四角のハンドルにマウスポインタを合わせると、マウスポインタが双方向の矢印に変わったら、ドラッグして写真の大きさを調整することが出来る。

保存する。

 「ファイル」→「名前を付けて保存」で、保存する場所とファイル名を決めて保存できる。ファイルの種類は「名刺Makerカードイメージ」の拡張子が「.mmc」となる。このファイルはOSに関連付けされていないのでダブルクリックしても名刺Makerは起動しない。開くときは名刺Makerを起動してから「ファイル」→「カードイメージを開く」で読み込む。
 別に「ファイル」→「画像ファイルとして保存」を選ぶと、BMPやJPGの画像ファイルとして保存できる。これは名刺Maker以外のアプリケーションで印刷などするときに使う。

印刷する。

 「ファイル」→「印刷」で印刷できる。

描画機能

 「編集」→「簡易描画」で簡単な直線・斜線・四角・円などの図形を書くことが出来る。色を塗りつぶして上に文字を重ねることが出来る。文字の上を覆っている画像を選択して「表示」→「再後面に移動」をクリックすると選択したオブジェクトが文字の下に表示される。

その他の機能

 「表示」→「背景色設定」で名刺に背景色を使う事が出来るが、プリンタの紙送り機能やシートフィーダなどにより印刷のずれがあると、名刺面に無印刷の個所が出来ることがある。
 「表示」→「背景画像の選択」で用意した画像を背景に使うことも出来る。背景画像は好みのものを使う事が出来る。
 「表示」→「グリッド」でオブジェクトを配置するときに格子状のグリッド線を表示できる。
用紙の設定で名刺だけでなく、FDのラベルやビデオテープのラベルなどを作ることも出来る。

オリジナル絵葉書

 用紙設定を次のようにすれば、葉書に印刷が出来るので、写真と通信文を入れた葉書を作ることが出来る。
 用紙設定のウインドウで「追加」ボタンをクリックして、「名称」を「葉書縦」として、
カードサイズ 横 90.0mm 縦 130.0mm
段組 横 1列 縦 1段
用紙の余白/カードの間隔 左の余白 5.0mm 上の余白 5.0mm
列の間隔 0.0mm 段の間隔 0.0mm
 「プリンタ設定」ボタンを押して、用紙サイズを「はがき 100×148mm」を選び、印刷の向きを「縦」にする。
 文字や画像の配置は名刺と同じ。

使用したフリーソフトについて

 ここで使った非常にシンプルなソフトはオンライン・ソフトで、今回のイベント(2001/3/24,25 柏崎刈羽グフィティ展)に際して作者からフロッピーディスクで配布することの承諾を得ています。
 本書の最初にあるURLで作者のホームページにアクセスできます。この他にも小さなソフトが、無料のフリーソフトで提供されています。
(2001/3/12 UP 2003/10/11 2004/8/28 renew)
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