山田 龍雄(本町四)
この原稿は平成12年に急逝した山田龍雄が執筆したものである。山田龍雄は旧制柏中卒業後、小竹天瑞堂を経て、戦時中は東京で印刷関係の仕事に従事。戦後は昭和21年、越後タイムス復刊とともに同社に入り新聞人としての一歩を踏み出した。23年、柏崎日報復刊により同社に移籍、健筆をふるい、柏崎の言論界の先頭に立って活躍した。37年、小竹社長の後を継いで柏崎日報の社長に就任、経営に手腕をふるい、同社の基盤を築いた。また、柏崎ロータリー初代会長、市史編纂審議委員、市学区等審議委員、柏崎商工会議所常議員など数多くの役職を歴任した。さらに、美術を愛する心深く、死の直前まで洋画を描き続け、市展運営委員長、柏崎美術会会長、木村茶道美術館副理事長などとして活躍、柏崎の芸術、文化に大きな足跡を残した。(平成12年11月14日死去、84歳)
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