#author("2025-03-03T07:35:10+09:00","","") #author("2025-03-03T07:36:05+09:00","","") [[MIFES/置換・変換編/検索・置換の達人になろう(削除と挿入)]] * 置換で削除する [#n37cc140] 「ファイルの中にある特定の文字列をすべて削除する」という操作を&color(red){【置換】};で行うことができます。 【置換】機能は、文字どおり文字列を「置き換える」ための機能ですが、置換で''特定の文字列''を削除することもできます。「置換の実行」ダイアログボックスでは、旧文字列と新文字列を指定する欄がありますが、新文字列欄を何もない状態(空白のまま)にして実行すると、「指定した文字列を0文字の文字列に置換する」ことになり、結果として削除したことになるのです。 &ref(置換01.gif); 検索方法に「正規表現検索」を指定すると、特定の文字から始まる行全体を削除したり、「あいまい検索」で特定の英単語(全角、半角、大文字、小文字のものすべて)を一括削除したりもできます。 * 置換で挿入もできる [#s7b676ac] 【置換】機能を利用した裏技にもうひとつ、&color(red){「挿入」};があります。 検索した文字列を利用して、間に新しい文字列を挿入することができます。以下のように、[564-0053]の先頭に「〒」マークを挿入して[〒564-0053]にしたり(例1)、行頭にある「1章、2章・・・」のような章番号の前に「第」を挿入して「第1章、第2章・・・」にしたり(例2)といったことも、【置換】でできてしまいます。 実際の指定方法は次のとおりです。 例1) [564-0053]→[〒564-0053]にする &ref(置換02.gif); 例2) 行頭の章番号の前に改行と、「第」を挿入する // 例2) 行頭の章番号の前に改行と、「第」を挿入する //&ref(置換02.gif); &ref(置換03.gif); この他にも、HTMLなどでリンクファイルのフォルダが変更になった場合などにも、【置換】で行うとヌケなく変更することができ、修正によるリンクエラーを防ぐことにもつながります。なお、【グローバル置換】【複数置換】【グローバル複数置換】も新旧文字列の指定方法は同じですので、各機能の違いを理解し、上手く使い分けると編集作業の効率はアップすることでしょう。 次回はいよいよ「正規表現」についてです。「正規表現」を使用すると、置換でできることがまだまだあります。 //