#author("2017-11-07T04:08:50+09:00","","") #author("2022-06-03T19:43:13+09:00","","") *川と平野と盆地 [#dd62a459] 県ざかいの山々からは,多くの川が流れています。 また下流にはいくっかの平野が広がっています。 中でも越後平野は,信濃川や阿賀野川などによって,はるか上流から土や砂が運ばれ,長い年月をかけて形づくられたものです。 新潟県で一番広いこの平野は,土地が低く洪水にたびたびおそわれました。 しかし,大河津分水路がつくられてからは洪水がへって, リつぱな水日ヨが広がり,たくさんの米がっくられています。 &ref(日本有数の米どころ越後平野.png); 日本有数の米どころ越後平野(新潟市江南区) また,鯖石川と鵜川の下流には柏崎平野,関川や保倉川の下流には高田平野が広がっています。 佐渡島には,大佐渡と小佐渡の二つの山地にはさまれた国中平野があります。 平野では,ゆたかな川の水を利用した米づくりがさかんに行われています。 山地の間を流れる川の中流には,盆地がひらけているところもあります。 盆地というのは,次の絵のように,まわりを山々にかこまれて,おぼんの底のように平らになった土地のことをいいます。 その主なものには,荒川にそった関川盆地,阿賀野川にそった津川盆地,魚野川にそった六日町盆地,信濃川にそった十日町盆地などがあります。 盆地には,河岸段丘がよく見られます。河岸段丘とは,平らだった土地が,長い年月の間に川の流れにけずられたり, 土地が隆起したりすることをくりかえしているうちに,階段のような形になったところをいいます。 信濃川の上流の津南町では,6~9段もあるみごとな河岸段丘を見ることができます。 |&ref(荒川にそった関川盆地.png);|&ref(関川盆地のようす.png);| |荒川にそった関川盆地(関川村)|関川盆地のようす(関川村)| |&ref(信濃川の河岸段丘.png);|&ref(河岸段丘のようす.png);| |信濃川の河岸段丘(津南町)|河岸段丘のようす(津南町)| //