日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.5.12(水) 

伊東に滞在、充実した1日

今回の西周りコースでは『いそしぎ』のクルーが艇長を含めて2人という区間が多い為、
出航前にオートパイロットを購入して取り付けました。
しかし、昨日いざ使おうとしたらまったく作動してくれず、
波が高い中、ふたりのうちひとりが舵を手放せない状況でした。
 
これまで、蚊に刺されたり、忘れ物をしたり・・・と多少トラブルらしきことはあっても、
深刻なトラブルもなく来ていたのに、とうとう大きな不安材料が発生してしまいました。
 
今日は1日伊東に滞在予定で、全てのスケジュールが午後からということもあり、
午前中はまずこのオートパイロットの問題に取り掛かることにしました。
 
しかし、いくらあれこれ試しても動いてくれず、
途方に暮れ・・・かかったところへ、救いの神が現れました!
停泊しているサンライズマリーナの整備担当の方がみてくれることになったのです。
 
その結果、新品を購入したにも関わらず、中の配線が外れていることが判明。
ようやく原因も解明され、オートパイロットが使えるようになりました。
工賃もサービスしてくださいると言ってもらえましたが、
それでは申し訳ないので支払うと艇長が申し出たところ、「では半額だけ・・・」ということになり、
格安で目の前にあった最大の問題点が解決に至りました。
(サンライズマリーナの整備担当の方、本当にありがとうございます。)
 
お昼からは、思いがけず地元新聞社からの取材を受けた後、
伊東市役所を表敬訪問し、ご不在の市長さんの代わりに助役さんへ親書をお渡しして来ました。
 伊東は、産業の8〜9割が観光なのだそうです。
 
そのようなお話を聞いた後、今回 何から何まですっかりお世話になっている森さんに案内していただき、
伊東観光をさせてもらうことができました。
由緒ある老舗ホテルに立ち寄って見学させてもらったり、色々なところを見せていただきました。
 
その中で、もっとも興味を持ったのが、按針(あんじん)でした。
 
按針というのは、オランダ商船隊の航海長ウィリアム・アダムス氏(英国人)で、日本名を三浦按針と言い、
1604年〜5年頃に徳川家康の命を受け日本で最初の洋式外洋帆船を建造した人なのです。
伊東・松川の河口で2隻(80tと120t)の洋式帆船を建造し、
そのうちの一隻は、太平洋を横断した日本最初の船となったそうです。
 
(つまりは、日本の外洋ヨット発祥の地と言っても過言ではないのかも・・・。)
 
そして、それを記念した按針祭というお祭りも毎年8月にあるそうで、
今年はちょうど400周年に当たる年なのだそうです。(今年のお祭りは400年祭)
外洋ヨットも含む外洋帆船に乗る私たちとしては、ぜひとも参加したいお祭りです。
 
観光を済ませて、伊東サンライズマリーナのある「道の駅 伊東マリンタウン」に戻り、
夕方からは歓迎会を行っていただきました。
(伊東マリンタウンは、5つ星だと吉川艇長とクルーの大原さんが話してました。)
 
地元ヨットマンたちとの交流に加え、県会議員さんが出席してくださったり、
地元TV局の取材があったり・・・と、本当に歓迎していただきました。
 
 

     

三浦按針(ウィリアム・アダムス)が伊東で400年前に作った洋式帆船の模型をバックに、
大原さんの記念撮影。(ちょっぴり緊張気味?)
 
歓迎パーティーの様子です。
 

伊東マリンタウンの川口社長からサインをいただきました。

 
伊東サンライズマリーナ内は海水が透き通っていて、海の底までよく見えるほど。
その中をきれいな蛍光ブルーの熱帯魚がたくさん泳いでいました。
(マリーナに停泊中の『いそしぎ』のすぐ近くで撮影。)
 
こんなに水がきれいなところでは、船からの排水はまずい・・・ということで、
伊東停泊中は船での自炊もおトイレもなし。