日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.5.15(土) 

富士山を目指して田子の浦へ

ほぼ予定通りの8:15に安良里を出港。
朝から快晴で、ドーンと大きく見える富山に向かって西伊豆海岸を快適にセーリング。
最高に贅沢な気分での航海でした。
 
3日連続で強風波浪注意報が発令されていますが、今日は東の風7〜15m。
陸からの出し風なので波は50cm〜1mと、昨日から比べたら天国です。
 
しかし、今日はこの航海初の気分の悪い出来事もありました。
それは、予定にはなかった土肥へ寄ろうとした際の出来事です。
 
初めて入港する土肥では、どこが浅瀬なのかもわからず、
ちょうど観光船が入港して行くところだったので、
その観光船について行けば安心だという判断から、同じルートで入港したところ、
観光船から突然「バカヤロー!」と怒鳴られてしまいました。
(観光船に乗っていたお客さんも驚いたのではないでしょうか。)
 
その土地ごとにルールなどがあることはよくわかっていますが、
不慣れなよそ者に対して、もう少し言い方があるのではないかとがっかり・・・。
同じ海に関わる人間として、たとえ船の種類が異なってもお互いに協力し合える関係を築きたいと
常に考えている吉川艇長にとって、このような経験はとてもつらいことで、
この航海がスタートして以来初の暗い話題となりました。
(下調べや準備もなしに寄らせてもらったこちらにも非はあるのですが。)
 
気を取り直して隣の漁港へ入れさせてもらい、無事土肥に上陸することができました。
 (漁港ではトラブルもなく、親切に接岸させていただきました。)
 
実は、予定にない恋人岬にぜひとも立ち寄りたいと思ったのには理由があるのです。
この土肥の恋人岬と、本家本元グアムの恋人岬と、我が柏崎の恋人岬とは、
トライアングルの姉妹提携を結んでいるのです。
そんな関係から時間に余裕があったら寄りたいと考えていました。
 
しかし、週末ということもあり、観光案内所や公共施設はお休み。
そして、もっと衝撃的な事実が判明。
土肥町は合併により4月1日から伊豆市になったそうで、
すでに土肥町としては存在していなかったのです。
(もしも寄れたら・・・と、土肥町長宛の親書も用意してあったのですが。)

 
 土肥に寄ろうと思ったこと自体を悔やみつつ、早々に立ち去りました。
 
田子の浦では、清水港からヨットで東海大学の小林教授が出迎えに来てくださっていました。
土肥に寄ったにも関わらず、予定よりずいぶん早い12:30には田子の浦へ入港。
週末だというのに富士市役所の方からも岸壁で出迎えていただきました。
 
昨日の夜は、マリーナの森さんのお世話で「銀水」という(加賀屋さんのような)ホテルで
ゆったりと温泉を満喫してきました。岬の上に建っており、眺めは抜群です。
一泊○万円ですが、この贅沢な気分は十分に価値アリです。
 
今日の夜は、田子の浦のスパ「湯らぎの里」で汗を流してきました。
ヨットで航海するものにとって、お風呂は最高の楽しみです。
一昨日は下田港の銭湯でしたが、これがまた天然温泉だったし・・・
こんなに楽しんでよいのでしょうか。
 

  

海からまっすぐ立ち上がった富士山。息を呑むような迫力でした。
(左の写真で手前に見えるのが恋人岬。)
 
田子の浦港で出迎えてくださった富士市役所の職員の方と、
ヨットで海の上まで迎えに出てくださった東海大学の小林教授。
 
 
新事実発覚!
吉川艇長は、今回のイベント関係者には入出港状況等、できる限りマメに連絡を取っているのに、
家族には自分の方から全く電話をしていないとか・・・。
留守を守ったり、縁の下的サポートをしている家族に連絡を入れていないことが判明して、
通信費節約の為なのかもしれませんが、夫婦喧嘩にならないことを祈るばかりです。
(注:家族の方からは、毎日朝昼晩と連絡をしていますので、決して音信不通ではありません。)