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今日は小雨となりました。
濃霧注意報が出ている割には、何マイルも先まで見えて、視界はそれほど悪くありません。
今日は移動距離が短いため、9:20に白石島を出港。
何ヶ所か島が続いていましたが、今日向かう鞆の浦は久しぶりに本土です。
『いそしぎ』が鞆の浦へ近づく頃、広報担当者が偶然にも、鞆の浦にライブカメラを発見。
カメラの向きやズームなどを見る側が操作できる為、
おかげで『いそしぎ』が鞆の浦へ近づくところから入港する様子を、
リアルタイムで見ることができました。
入港後、港の真ん中より少し防波堤寄りを奥へと進んでいましたが、突然くるっとUターン。
指示されていた係留場所がわからず、違うところへ入ろうとしたことに気づき、
向きを変えたのだそうです。 船尾の旗がひらひら揺れる様子まではっきり見えました。
鞆の浦には、10:30入港でした。(上陸したのは、10:45頃。)
NPO鞆まちづくり工房の方たちが2人で出迎えてくださいました。
(代表の松居さん(女性)と岡本さんのおふたり。)
朝、鞆の浦へ向かう『いそしぎ』に電話をかけて、
「鞆の浦には、2000年の歴史がある『保命酒』というお酒があるらしいから、
アルコールが苦手な吉川艇長も、それだけはぜひ味見してみて。」と伝えてありました。
(艇長と同じく、アルコールがダメな広報担当者ですが、
『保命酒』は飲んでみたくて艇長に代理味見を依頼。)
鞆の浦に入港するなり、
早速 出迎えてくださった鞆まちづくり工房の方たちに『保命酒』のことを聞いたところ、
男性がやたらと詳しく『保命酒』の歴史等を説明をしてくださいました。
なんと、その男性こそが保命酒屋の社長・岡本さんだったのです。嘘みたいな偶然。
(ご本家は、岡本酒造さん。)
おかげで、入港してから数分後には味見させていただくことができました。
なんとも信じられない偶然で、うらやましい話ですよね。
(養命酒というのは、この保命酒を真似て作られたらしいですよ。)
『保命酒』と『竜馬のわすれもの(保命酒ケーキ)』をお土産に買ってきて欲しいなぁ。by.広報担当者
『保命酒』の味見を済ませ、鞆まちづくり工房の活動拠点へと案内していただき、
そこで色々なお話をうかがいながら休ませてもらいました。
弓のような形をした鞆の浦は、弓を射る時に使う『鞆』という物から由来しているそうです。
鞆の浦といえば、景勝地として有名なところですが、
街の中も江戸時代の雰囲気をそのまま残している落ち着いた街並みで、
立ち寄りたいところや観光してみたいところが回りきれないほどあります。
ここは、ぜひともゆっくりと訪れたいところの1つです。
ここで、街の中を歩いてお昼ごはんを食べる場所を探していたところ、
大原さんが、酒屋さんでもらった案内図に「吉川家」という文字を発見。
田淵屋さんという雑貨屋をしているそうで、突然訪ねてみたところ、読み方も「きっかわ」さんで、
もしや遠いご先祖さまは繋がりがあるのかも・・・と吉川艇長は目を輝かせました。
(この吉川さんも鞆まちづくり工房の関係者でした。)
すると、その吉川さんから、この辺りを案内してくださると申し出ていただき、
お言葉に甘えて、車であちらこちらへ連れて行っていただきました。
実は、吉川艇長にはここでぜひ会いたい人がいました。
それは、昔『ミス日本海III』の回航でお世話になったことのある村上さんという方。
「村上水軍の末裔で、景色の良い岬で喫茶店をしているはずなのですが・・・」と言うと、
すぐに「店内にヨットの写真も飾ってあるし、たぶんあそこだ」と案内してもらえました。
連れて行ってもらった先は、沼隈町(つい最近、福山市と合併したそうですが)。
内海大橋脇の素晴らしい景観の中にあるcafe59(ファイブナイン)という喫茶店でした。
お店の人に聞いてみると、オーナーは村上さんという名前だけど、外出中とのこと。
電話で連絡を取ってもらい、戻ってきていただきました。
村上さんと20年ぶりの再会を果たし、いくら話しても話は尽きませんでしたが、
色々と予定もあったので、名残惜しい気持ちを引きずりながら船へと帰りました。
夕方18時頃、たまたまライブカメラの映像を見てみたら、
「あれ?いそしぎの周りの様子が違う。船の位置も違うような??」と思い、
ヨットの上に人がいるのも見えたので、早速電話。
聞いてみたら、ほんの15分位前に送ってもらって船に戻り、
係留場所を数m移動したそうで、「よくわかったね」と驚く吉川艇長。
「雨も上がったみたいで良かったね」と言うと、
「えーっ、そんなことまでわかるの?」と、ますます驚いていました。
このライブカメラのおかげで、今日はいつもと違う楽しみがありました。
夜は、鞆まちづくり工房の代表・松居さんのご自宅へお邪魔して、お風呂をいただきました。
夕食は、江戸時代の空気を感じさせる素敵な潮待茶屋で、鞆まちづくり工房のおふたりと一緒に。
定食をお願いしたのですが、とてもおいしかったです。
(どなたが作られているのか、ホームページにヨットでの鞆の浦入港案内があるのですが、
そこにもおすすめの食事処として紹介されていました。)
村上さんから何度かお電話をいただき、懐かしい写真もあるからと言われ、
食事を済ませてから、吉川艇長だけ再度村上さんのところへ伺うことになりました。
21時頃に迎えに来てもらい、23時半頃送ってもらうまで、懐かしい時間にタイムスリップして来た感じ。
村上さんのところは夜景も落ち着いた美しさがあり、
周りに人家が全くないので本当に静かでした。
喫茶店のテラスの下に露天風呂が作ってあり、ぜひどうぞと勧められたので、
今夜2回目なのですが遠慮なく入らせていただきました。
夜景を眺めながらのプライベートな貸切露天風呂は最高でした。
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街の中を歩いていたら、エフエムふくやまの
横山さんと、体験中の女の子に遭遇。
長々と立ち話させてもらいました。 | |
江戸時代からの常夜灯と、階段式の桟橋。
4〜5mもの潮位の差がありました。
(この向こう側100m位のところに係留。) |
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保命酒屋にて、社長の岡本さんを撮影。
この写真の右奥に置いてあるのが、
広報担当者の食べたい『竜馬のわすれもの』 | |
鞆まちづくり工房の事務所で、
松居さん・岡本さんと記念撮影。
(岡本さんのお店のすぐ近くです。) |
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偶然出逢った鞆町の吉川さんと新潟から来た吉川さんのツーショット。
「きっかわ」という姓だけでなく、他にも話せば話すほど運命的な何かが出てきました。
吉川さんは十数年前までブラジルのベレン近郊でレモン栽培をしていたのですが、
吉川艇長も高校卒業と同時にブラジルのベレン近くの胡椒農場へ行くことになっていました。
ところが親に内緒で計画していたのに、出発前日に担任の先生が親に告げてしまい、
母親に泣かれて断念したという過去があったのです。
そのままブラジルへ行っていたら、かなり違う人生を送っていたのでしょうね。 |
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20年ぶりに懐かしい村上さんと、
村上さんの喫茶店の店内で。 | |
こちらは、喫茶店のテラス。
バックには、内海大橋が見えます。 |
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案内してくださった吉川さんと話す大原さん。
バックは、内海大橋とは逆(西側)の風景。
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よくこんなところに喫茶店を出す許可が
下りたものだと、不思議なほどの立地。
このテラスの下に露天風呂があります。 |
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こんな素晴らしい景観の鞆の浦で、海を埋め立てて橋を作る計画があるのだそうです。
暮らしている人たちにとって、渋滞などは困った問題なのかもしれません。
橋や道路が整備されれば、便利になる面もあると思います。
でも、どんなにお金を出しても買えないものや、
一度失ってしまったら二度と元には戻せない大切なものもたくさんあるはずです。
ここ鞆の浦には、そういった かけがいのない財産がたくさんあります。
鞆の浦の地形、江戸時代の空気がそのまま残っている街並。
どれもこれも、大切に守り、受け継いで行って欲しいものばかりです。
古い建物を保存しているところは他にもあります。
でも、多くの場合、保存しているだけ(もしくは、見学用にされている)というところが多く、
鞆の浦のように、当たり前のように住み続けて生活しているところは少ないと思います。
もしかしたら、その渋滞するような道路こそが、この鞆町の空気を守っているのかもしれません。
鎌倉も、渋滞を解消するために道路を作るのではなく、
車の乗り入れを規制して街を守っていると聞いたことがあります。
鞆の浦が、いつまでもこの美しく落ち着いた街並のまま残ることを願っています。 |
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今日は、鞆の浦のライブカメラを発見したことで、いつも以上に楽しめました。
本文中にも書きましたが、カメラの向きやズームなどを見る側からも操作できるタイプなので、
おかげさまで、『いそしぎ』が鞆の浦へ近づき入港する様子を、リアルタイムで見ることができました。
(艇長夫人も自宅から映像を見て大喜び。)
あまりの嬉しさに、広報担当者は即 カメラを設置した方にお礼のメールまで出してしまいました。
(読んでいただけたかどうかは謎ですが。)
設置した方というのは、澤村船具店の店主である澤村猪兵衛さん。
医王寺の太子殿(標高約90m)に約6mの電柱を立ててカメラを設置したそうです。
広い視野角と様々な機能を持つこのネットワークカメラは、パナソニックのKX−HCM180。
希望小売価格が150,000円というだけあって、安物とは映像が違います。
最大で42倍ズーム、カラーナイトビューモード、ワイドレンジ、高速パン・チルトといった機能付き。
水平(最大)350°、垂直(最大)120°まで動くので、1台で広範囲が見渡せます。
なので、『いそしぎ』の係留場所(港)だけでなく、街も、鞆の浦の全景も、瀬戸内海も・・・と、
近くから遠くまで様々な景色を楽しむことができました。
この景色をすっかり気に入ってしまった広報担当者は、
これからも朝焼けや夕焼けを見たりと、利用させていただくつもりです。
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現在発売中の『舵』7月号に、小さいけど出航時の記事が載っています。 |