日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.6.18(金) 

たくさんの女性に囲まれた祝島

商船高専と役場の方々のお見送りを受け、8:30に大島を出港しました。
 
昨夜は深夜に少し雨が降りましたが、今日はうす曇り。
時々陽も射しています。
 
10時頃、上関町・四代漁港へいったん入港し、時間調整。
 
四代では、JA(農協)の支所があったのでお金を下ろしておこうと思ったら、
「ここは週に1〜2回しか営業してないよ」と言われ、
ふらっと歩いていたら、通りがかりのおばさんから、
「あれぇ、昨日TVに出てた人でしょ?」と声をかけられました。
なんとも言えない のどかな雰囲気の集落です。
 
3時間ほどで四代を後にした沖で、大原さんがスナメリを目撃しました。
(残念ながら吉川艇長は船内でチャートを見ていたため見られず。)
この辺りでは、よくスナメリが目撃されるというので期待していたのですが、情報は確かでした。
 
13:15、スナメリを目撃した辺りで、祝島漁協の組合長・山戸さんの漁船と合流。
山戸さんは、本土へ行ってきた帰りだそうです。
祝島に近づくと、祝島唯一の女性漁師さんの漁船が出迎えて先導してくださいました。
 
14:20、祝島漁協へ入港すると、
岸壁の上には40〜50名の女性がずらりと並んでお出迎え。
町内放送でヨットの入港を聞いて、出てきてくださったそうです。
 
上陸後、改めて組合長の山戸さんへご挨拶し、親書を手渡しました。
祝島では漁協の方が中心となって歓迎していただきましたが、
上関町から預かってきたと組合長さんから封筒を手渡されました。
町長さんも今回の寄港を気にかけていてくださるようです。
 
また、そこで手渡された花束は、鈴なりのびわの枝をメインにしたもので、
「完熟している無農薬のびわなので、腐らないうちに食べてください」と言われました。
食べられる花束をいただいたのは、祝島が初めてです。
 
もちろん、花束に入ったびわだけでなく、おいしいびわをおなかいっぱいいただきました。
漁協の組合長さんの息子さんもびわ農家なのだそうです。
(「海の仲間リンク」に追加してある祝島漁協のホームページも、
この息子さんが作られているそうです。)

 
祝島ではびわを多く栽培しており、びわの葉を使った『びわ茶』も作っています。
島でいただいたお茶は全てびわ茶でした。
利尿作用があり腎臓に良いそうですが、早速おトイレの回数が増え、
その効果のほどを実感できました。
 
祝島は1集落しかなく、人口が600人ほどですが、
今は小学生がひとりもいないため、小学校は休校中ということでした。
来年には、ひとり小学校へ入学する子どもがいるので、また開校されるのだそうです。
(でも、子どもや若い人が少ない分、お姉さま方がとても元気なので、活気があります。)
 
四代ではお金を下ろせなかったので、祝島で郵便局へ行くと、
その郵便局を定年退職後もお手伝いしている方が、ここの自治会長さんでした。
郵便局長さんと局員でもある奥さまにもご挨拶をして、
祝島の卓上カレンダーをお土産にいただいてきました。
 
民宿でお風呂をいただいたら、そこに舵社の『ボートクラブ』の編集者・尾澤さんが来ていました。
舵社には以前からお世話になっている方が何人かいらっしゃるので、
そこで話が盛り上がり、その後の懇親会にも一緒に参加していただきました。
 
島の公民館で行われた懇親会でも、やはり女性がたくさんいらっしゃいました。
この島は、女性がとても元気で活躍されているように感じました。
 
『神舞(かんまい)』のポスターもいただきましたが、その日に来れないのが残念。
神舞については、祝島漁協さんのホームページにも詳しく載っていますので、
興味のある方はぜひ見てみてください。
 
(祝島を「いわいじま」だと思っている人が多いようで、吉川艇長も間違えていました。
正しくは「いわいしま」ですので、お間違いなく。 by.広報担当者)

 
 

 

四代を出てすぐに祝島漁協の
組合長さんの漁船と合流。

先導してくれているのは、祝島でただ
ひとりという女性漁師さんの漁船。
 

岸壁の上ではお姉さま方がお出迎え。
大潮の干潮時なので、岸壁があんな
にも高い。
(今日は朔だったのですね。)

島の女性が全員集まっているのかと
思うほどの人数でした。
 
 

漁協組合長の山戸さんと改めてご挨拶。

これがいただいた『食べられる花束』です。
 

 

公民館での懇親会。
 

みなさんと記念撮影。
 
 

本文中にも登場したスナメリは、イルカの仲間で、頭が丸くて背びれがないのが特徴。
祝島付近では、親子連れのスナメリが目撃されることが度々あるそうです。
(スナメリの出産地がこの辺りにあるのではないかという説も・・・。)
 
瀬戸内海や伊勢湾・三河湾などでよく見られるようで、
伊良湖から乗り込んでくれたゲストクルーの女の子たちが調査・研究しているのも、このスナメリ。
(伊良湖には、『スナメリくらぶ』なんていうのもあるみたいですよ。)
 
柏崎では、吉川艇長たちが中心となって『佐渡海峡いるかウォッチングクルーズ』
なるものを実施しようと、試験的に今年の春 何度か海に出てみましたが、
カマイルカの群れにはほぼ100%会えていますが、
他のイルカにはなかなか会えません。
 
今回の航海は、地元では会えないスナメリを見るチャンス!と気合が入っていましたが、
吉川艇長は船内での作業をしていたため見逃してしまったというワケです。
「明日こそは見たい!」と話してました。
 
 
次に、びわ。
吉川艇長宅にもびわの樹が数本ありますが、
食べるのがかわいそうなほど小さな実しかなりません。
他の大きな樹に日光を遮られてしまっているからかと移植もしてみましたが、
当の吉川艇長が不在で、今年のびわの様子は不明です。
 
祝島のびわは、昔から無農薬栽培。
しかし、無農薬という表示をするための基準が変わってしまった為、
下草に使う除草剤だけでも無農薬と表示できなくなってしまったそうです。
なので、祝島産のびわは無農薬という表示は付いていませんが、
正真正銘無農薬栽培のびわなのです。
 
とてもおいしいびわと、身体に良いびわ茶なども、
祝島漁協のホームページから購入可能みたいですよ。
 
 
そして、コッコー。
キウイの原種となるサルナシの仲間で、「シマサルナシ」とか「ナシカズラ」とも呼ばれるもの。
「コッコー」という名前は、今日初めて知りました。
(広報担当者は、野生のサルナシをベランダで鉢植えにしていますが、
環境が悪いのか実がついたことがありません。まだ樹が成熟してないのかな?)
 
最近注目の健康フルーツ『ベビーキウイ』も、サルナシに近いものです。
品種改良されたキウイよりずいぶん小さくて食べ応えはありませんが、
成分などで見たら、この小さなサルナシ類の方が断然身体に良いものが凝縮されている感じ。
アメリカでブームとなり、昨年辺りから日本でも注目されています。
(数ヶ月前には、健康系番組でも取り上げられていました。)
 
祝島にあるコッコーは、野生種なので採れる量も限られているのか、
瓶詰めなども作っているようですが、残念ながら非売品でした。
 
コッコー(シマサルナシ)とは少し違いますが、かなり似ているサルナシなら、
北関東などの山間部でもよく見かけます。
車道脇などにも実がついていることがありますよ。
健康オタクな人は、探しに行ってみては?
 
 
最後のおまけは、リース。
広報担当者は、独学で暇があるとリースを作っていました。
以前は、お昼休みなどにもちょこちょこっと会社の裏にある藪に入り、
つるやまつぼっくりや木の実などを取ってきて、あっという間に完成!
といった具合に、多い時は数ヶ月で100個を越えるリースを作ったことも・・・。
 
残念ながらセンスがない為、イマイチな出来かな?と思うのですが、
とにかく作るのが好きなんです。(材料調達はもっと好き♪)
 
身近にあるものだけで作ることが多いので、材料費はほとんどかからず、
その素朴さが良いと欲しがってくれる人も(たまに)いたりして、
そんな方には大喜びで差し上げてました。
 
祝島のお姉さまがたの中にも、リース作りをする方たちがいらっしゃるそうで、
その作品はホームページから通信販売もしています。
自然素材のリースに興味がある方は、こちらも注目です。
 
この航海が無事に終わって、航海日誌の更新がなくなって少し落ち着いた頃には、
リース作りにいちばん良い季節を迎えるので、広報担当者もまた没頭したいなぁ・・・。
 
 
 
呉でいただいた大根などの野菜がまだ残っていたので、
暑さでダメにしないうちに使い切ろうと、大原コック長が考案したのは大根入り野菜炒め。
大根の歯ごたえも楽しめる一品となりました。
 
実は、広報担当者は日頃からよく大根を炒めて食べています。
細長く切ってきんぴら風に炒めて食べるのもおいしいし、
乱切りなどにして油で炒めてから、調味料と水を加えて落し蓋(アルミ箔でOK)をして数分待つと、
短時間で芯までやわらかくなり、味もよくしみこむのです。
炒める料理法の時は、よく洗って皮ごと使うのがいいみたい。その方が味も良いし、崩れません。
(他の野菜を入れる時は、炒めてから取り出しておいて、大根がやわらかくなったら戻すといい感じ。)
 
おしょうゆ(もしくはめんつゆ)と七味唐辛子で味付けするのが好きですが、
その時の気分で色々とアレンジします。
しっかりした味で食べたい時は、しょうがとにんにくのみじん切り&ひき肉も一緒に炒めて、
豆板醤と甜面醤をベースに味付けするのがおすすめ。
暑い中で汗をかきながら食べてもおいしいんですよ。
 
そう書いておきながら、今日は暑くて食欲のわかない広報担当者の
お昼のメニューは、サラダ仕立ての冷やしたぬきそばでした。
 
おそばを茹でて冷水でしめたらお皿に盛り、
きゅうり・ミニトマト・レタス・スプラウト(かいわれ)などを切って乗せ、
濃いめに割っためんつゆにわさびを溶いて、てんかすを散らして完成。
・・・って、手抜きなお料理ですよね。
手の込んだお料理は滅多にしない主義なんです。(←思いっきり言い訳。)