日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.6.19(土) 

三田尻で歴史探訪

島の方々数十人からお見送りしていただき、7:30に祝島を出港しました。
 
曇ったり晴れたりという空の下、追っての風4〜5mでセーリング。
もう少し風が出てくれないと、追い風でこの程度では風を感じられません。
今日は久しぶりにうねりがあり、波の高さも1mほどでした。
 
防府の女性3人がゲストクルーとして乗船。
高島さんと木村さん姉妹。長島の自然を守る会の方たちだそうで、
今日は一緒にスナメリを探しながら防府・三田尻へと向かうことになりました。
 
朝、早速ヨットのすぐ脇でイルカがジャンプしましたが、スナメリではありませんでした。
スナメリよりも大型のイルカでしたが、写真を撮ることができず、
なんというイルカなのかもわかりませんでした。
(そして、また船内でチャートテーブルに向かっていた吉川艇長だけが見れませんでした。)
 
今日は、初めて九州が見えました。
いよいよ瀬戸内海も終わりが近づいてきている感じです。
 
大事に食べていたのですが、祝島でいただいた花束のびわも
三田尻へ着く前になくなってしまいました。
 
結局、スナメリは姿を現わしてくれず、ゲストクルーのうちおふたりが船酔い。
スナメリに会えたら船酔いする余裕がないほど楽しかったのではないかと思いますが、
必死で探そうと海(下)ばかり見ていると酔いやすいのです。
 
13:10に三田尻の防府マリーナへ入港。
 
まずは、街へ出て昼食をとった後、セレモニーで
長島の自然を守る会の代表である高島さんへ親書をお渡ししました。
 
そして、防府の歴史探訪へと案内していただきました。
 
ここは中関と言いますが、上関や下関のように海の関所があったわけではなく、
上関と下関の間にあるから中関と呼ばれるようになったそうです。
 
塩田が当時のまま保存されている塩田公園や、
毛利ゆかりの地、地元の豪族、古い港の跡地など・・・
色々なところへ本格的な説明付きで連れて行っていただきました。
(ここ防府は毛利水軍の本拠地で、村上水軍は毛利の主力部隊だったそうです。)
 
今日は、『いそしぎ』の中でパーティー。
長島の自然を守る会の方たちと、歴史探訪を案内してくださった方、
防府マリーナのハーバーマスターの重田さんなど、10名ほどで色々な話ができました。
 
今夜は森田さんがヨットに泊まり、楽しい夜となりました。
 
 

今朝の朝食は、ふかしたポテトとゆでたまごと由宇のおいしいトマト。
このトマトが本当においしくて、食事のメインディッシュにもなり、おやつにもなります。
 

ゲストの3人。真ん中が高島さんで、
両脇が木村さん姉妹。

途中、高島さんがずっと操縦担当でした。
 
 

ゲストクルーの3人と大原さん。

ヨットの中でパーティー。
 
 

吉川艇長が航海に出ている間に、吉川家の歴史が塗り替えられていることを
まだ艇長は知らずにいます。(これを読んで知ることに・・・。)
 
ずっと兼業農家で稲作もしてきた吉川家では、出荷するほどのお米は作っていませんが、
お金を出してお米を買うということは考えられないことでした。
 
しかし、艇長の留守中に大きなへび騒動があった為、すっかりへび恐怖症となった艇長夫人は、
更に大きいへびがいるかもしれないという蔵に近づくことができなくなり、
自宅の米びつが空になっても蔵へ取りに行けず、
とうとう 5kgで1,980円というお米をスーパーで購入。
これは、吉川家始まって以来の歴史的な出来事です。
 
そして、今度は冷蔵庫の自動製氷機が不調だとかで、
スーパーまで氷を買いに行った艇長夫人。
 
吉川艇長、そろそろ いったん自宅に戻らないと、大変なことになっているようですよ(笑)
 

 

最近の吉川艇長宅(お庭)の様子です。
芝刈りは近所にいる親戚の人が時々やってくれているそうですが、
大切な植物も一緒に刈られています。
くつろぐために置かれた石のテーブルとイスは、最近誰にも使ってもらえずさみしそう。
カモも家出以来すっかり放浪癖がつき、度々帰ってこない日があるとか・・・。
 
市役所の方からは、2回目の朝市を実施する件で連絡が何度もあり、
理事会に会合にイベントの相談に・・・と、色々な用事が山積みになっています。
 
大原さんも、これだけ長く留守にしていると、色々な用事が溜まっていることでしょう。
 
 
大きな台風が着実に近づいてきています。
 
この時期、梅雨前線がしっかり停滞していてくれたら、台風の進路を変えたり、
早めに勢力を弱めてくれるような役目を果たしてくれることもあるのに・・・。
梅雨だということを忘れてしまうようなお天気が続いたのはいいですが、
梅雨前線は いったいどこへ行っちゃってるの?という状態で、
その隙をついたかのように、台風は正々堂々と向かってきているわけです。
 
沖縄から順に、あちらこちらでヨットやボートなどを陸に上げているというニュースも
目に入っていましたが、今日入港した防府でも次々と上げていました。
 
『いそしぎ』は、急に上げられる場所も船台も用意できない為、
台風が少しでも進路を変えて反れることを祈りながら、なんとかやり過ごしたいと考えています。
(このままだと新潟も直撃する可能性がある?という感じで、『ミス日本海III』の方も少し心配。
 上陸すると勢力が弱まるので、新潟辺りに行く頃には大抵が温帯低気圧ですが。)
 
明日は、出港時間を早めますが、予定通りに門司へ向かうつもりです。
台風の影響が本格的になる前に、門司へ入港したいと思っています。
 
 

しかし、今日(というか昨夜)の瀬戸内海の事故はひどいですね。
 
衝突して転覆した漁船を置き去りに、相手の船は逃げてしまい、
おまけに、船体につかまって助けを待っている間に、別の船ともぶつかったとは・・・。
(しかも、2度目にぶつかった相手は、2,308t の貨物船。)
ご無事で何よりですが、船舶事故のニュースを聞く度に心配になります。
 
海だけでなく陸でも当たり前のことですが、当て逃げはいけませんよね。
 
明日は台風の影響もあり、狭い瀬戸内海に
普段より船がたくさん入って来ている可能性大なので、
いつも以上に気をつけて欲しいと思います。