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大型船の往来が激しい中、関門橋の手前でようやく右側へと横切ることができました。
関門橋は高速道路だけで、一般道やJRの線路などはトンネルなのだそうです。
3〜4ノットの追い潮に押されながら、風は7〜8mの向かい風で、
変な波が立つ中、関門橋の下をくぐりました。
13:00に下関の本港へ入り時間調整。
15:45に下関市役所近くの桟橋へ移動すると、
打ち上げ花火で盛大に出迎えられてびっくりしました。
驚いたのは『いそしぎ』のふたりだけではないかもしれません。
何発も上げていただいたので、周囲の人たちも いったい何事かと思ったのでは?
大型帆船や豪華客船などでは有り得る話ですが、
ヨットの入港で花火・・・というのは、過去にあまり聞いたことがありません。
これは、とんでもなくすごいことかもしれません。 by. 広報担当者
市役所の方たちの他に、新聞社の方も3社来ていたようですが、
そんな中、物好きな吉川艇長は早速『ふくちゃん』と記念撮影。
(吉川艇長は子どもっぽいので、こういうのも好きみたいです。
まさか、ふくちゃんは市役所の職員さんだったりしませんよね?
市役所の中に、ふくちゃんの席があったりして・・・。 by.広報担当者)
出迎えてくださった市役所の方たちから案内していただき、
早速、下関市役所へとお邪魔しました。
市長さんはお留守とのことで、山村助役さんに親書をお渡ししてサインをいただきました。
今日、下関で『いそしぎ』に乗り込む吉川艇長夫人のことも、
市役所の方たちが一緒に駅まで迎えにつき合ってくださいました。
(乗せていただいた車は、環境に優しいハイブリッドカーでした。)
合流後、いったん船へと戻り係留場所を移動し、
それから、温泉と食事へと案内していただきました。
色々とお世話していただいたのは、企画課の石津課長さんと植森さん。
連れて行っていただいた場所は、お隣の豊浦町。
もうすぐ下関市と合併することになっているそうです。
そこにある川棚温泉というところで露天風呂に入らせていただきましたが、
吉川艇長と大原さんの入った男性側も、艇長夫人が入った女性側も、
どちらも貸切状態でゆったりと入らせてもらうことができました。
そして、ごちそうになったのは瓦そば。
山口県では何軒かある中で、ここが元祖なのだそうです。
熱した瓦の上で茶そばを焼き、更には牛肉や錦糸玉子などの具が乗ったものを、
醤油ベースの出汁(レモンがポイント)でいただくというもの。
3人とも聞くのも見るのも初めてで、食べてみると今までに経験のない食べ物でしたが、
とてもおいしかったです。(くいしんぼの広報担当者は瓦そばを知ってました。)
さらには、おいしいひつまぶしまでいただき、大満足でヨットへと送っていただきました。
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関門橋の手前で横断している最中。
高速道路しか通っていない橋だそうです。 | |
お出迎えに来てくれた『ふくちゃん』と、
子どものような笑顔の吉川艇長。 |
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下関市役所の応接室にて、セレモニー後に記念撮影。
左側が助役の山村さん、右側が企画課の石津課長さんです。 |
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初めての瓦そばを前にして・・・。 |
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久しぶりに会ってのツーショット。 |
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ここ下関で、一応 本州西回りの前半の航海が終了です。
しかし、実際には明日から2日間かけてハウステンボスへと移動します。
後半スタートまでの約1ヶ月間、ハウステンボスで無料で係留させていただける
ということなので、一度は行ってみたかった場所でもあることですし、
お言葉に甘えて・・・ということになりました。
夏場に1ヶ月近くもとなると、その間に台風も来るかもしれませんし、
何があるかわからないため、管理がきちんとしているところでないと、
安心してヨットを置いて帰れません。
何ヶ所か候補はあり、下関にも置かせてもらえるところはあるのですが、
今回はハウステンボスの方にお願いすることになりました。
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前半の航海も終了ということなので、大変書きづらくて内緒にしていたことを書くことにします。
(本当は、吉川艇長からはオフレコと言われたのですが・・・。)
実は、この前半の航海の中で 『いそしぎ』は船体にとんでもないダメージを受け、
できることならば、早急に上架して修理をしたいくらいの状態なのです。
頭ではわかっているつもりでいても、やはり日本海側(新潟)とあまりにも違うのが潮。
最大限 気をつけているつもりでも、まだ注意が足りなかったようです。
船体のダメージ・・・と聞いて、航海日誌を欠かさず読んでくださっている方は、
呉で岸壁に打ち付けられて「バリーン」というスゴイ音がしたことを思い浮かべたかもしれませんが、
その際には表面上のダメージはなく、その後にもっとひどい大打撃を受けていたのです。
それは、祝島でのことでした。
あの日は朔で大潮。 そんな日の干潮時に入港した『いそしぎ』は、
岸壁から何mも下がった位置で横付けするよう言われました。
その岸壁は、干潮時でも満潮時でも乗り降りできるように、岸壁に階段がついているのです。
階段側に寄せて停めなければ上陸できない状態で、
岸壁から離して停めると乗り降りできないばかりか、スロープになっているので底(キール)が
ついてしまう可能性もありました。
かなり心配でしたが、地元の方から これ以上はそんなに潮も上がらないと言われたので、
それでも・・・と、普段以上にフェンダー(クッション材)を厳重に挟み、
歓迎会をしてくださると言われて、夕方 船を離れました。
しかし、歓迎会から戻ってくると、思った以上に潮が満ちていた為、
『いそしぎ』は、階段状になっている段の上へと押し上げられ、
挟んだフェンダーが当たらない場所で、岸壁の段状のところへ何度も打ちつけられていたのです。
船体は、ハル(横っぱら)だけでなく、喫水線より下の船底の方まで1m四方位の範囲が傷つき、
ゲルコートが完全に剥がれて、芯のFRPまで削れてガラス繊維が出ている状態です。
これで、今度ダメージを受けたら浸水の心配もしなくてはいけなくなる為、
台風6号接近時にも いつも以上に慎重になりました。
あまりにひどい傷なので、目にした人から「どうしたのですか?」と聞かれ、
「実は祝島で・・・」と話したところ、「あそこは、ヨットで行くような場所ではない」と言われました。
「そんなところへ入港するように予定を組む方がどうかしている」という意見もありました。
地元では常識でも、遠方から来た者にはわからないことがあるのだと思い知らされる出来事でした。
祝島は とても良いところなので、これから他のヨットマンにも訪れて欲しいと思います。
ただし、ヨットで祝島へ行く場合は、ポンツーンに係留させてもらうか、
そういうものがなければ、せめて漁船に抱かせてもらうなどの工夫が必要だと思います。
今回のことを教訓に、同じ経験をするヨットがないようにして欲しいです。
今回は、組まれたスケジュールで言われた場所を回っているので、
まさか ヨットの入港が厳しいところへ入るように言われるとは思ってもみませんでしたし、
祝島の人たちも、少しでも良いところへ係留できるように考えてくださったのだと思います。
ただ、漁船とヨットとの違いをよく知らなかったため・・・の不幸な事故だったのでしょう。
祝島の人たちに責任はありません。
地元であれば、すぐに自分たちで修理するところですが、
工具もなければ、材料を買い揃える足(車)もなく、
それ以前に、長時間作業をする余裕と、上架するための船台もありません。
『いそしぎ』を譲ってくださった元オーナーにも申し訳なく思いながら、
今はすぐにどうこうすることができないので、ハウステンボスまで行き、
そこでしばらく『いそしぎ』には休養してもらい、今後の対応を考えたいと思います。
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