日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.7.17(土) 

福岡で別ルートのヨットと交流

今日も素晴らしい快晴。 6時に田平を出港しました。
空気が澄んでいるのか遠くまで見渡せ、壱岐や対馬もよく見えます。
 
 南西の風で、クォーターからランニングといった追い風。加えて追い潮。
10m前後の風が安定して吹いていたので、フルセールで帆走。
波が徐々に高くなり、プレーミングして走る場面もありました。
平均して7ノット位、時には10ノットのスピードが出ました。
 
 
おかげで思ったより早く、13:00にはマリノア西福岡マリーナへ入港できました。
 
東洋一で世界で2番目という高さを誇る観覧車を目印に入港したら、
すぐ近くにもう1つ観覧車がありました。
近くには福岡ドームにタワーなども見え、とても賑やかな場所です。
 
昨日リニューアルオープンしたばかりだという九州最大規模のアウトレットモール
『マリノアシティ福岡』も早速覗いて来ました。
『海フェスタふくおか』が今日から開催中の海側よりも、
アウトレットモールを中心とした街の方が、人口密度も高く活気があるように見えました。
 
 
マリーナでは、広くてきれいなポンツーンに3艇並んで係留。
九州西回りルートを回ったヨットと、
四国1周を済ませ、今日は九州東回りが寄り残したところを回ってから着いたヨットと、
そして、本州西回りルートの『いそしぎ』とが、初めてのご対面です。
 
(追い風・追い潮で快適だった『いそしぎ』とは逆で、四国からのヨットは
向かい風に苦労して到着したそうです。大変おつかれさまでした。)

 
 
夕方には、東京から田中実行委員長も駆けつけ、
マリーナの会員専用サロンにて、マリーナの支配人・岩本さんご提供のシャンペンで乾杯後、
海交流での話も含めての歓談となりました。
 
ヨットに関してだけでなく、みなさんそれぞれに信念やこだわりをお持ちで見識もあり、
面白い話をたくさん聞かせてもらうことができけました。
 
今回の海交流で出逢った方たちの中にも、農業や田舎暮らしを始めた方が何人もいましたが、
今日集まった中にも、同様の方がおふたりいらっしゃいました。
若い頃から兼業農家としてやってきた吉川艇長は、
やはり、海へ出て遊んだり、色々なことをやってきても、
人は、最後には土に親しむのがいちばんなのかもしれないと改めて感じたそうです。
 
場所を改めての懇親会も大いに盛り上がり、お酒があれば上機嫌な大原さんだけでなく、
お酒の苦手な吉川艇長も、とても楽しい時間を過ごすことができました。
 
 
明日は、午前中に子どもたちの体験航海をする予定になっています。
 
午後からのイベントでは、20〜30分 プロジェクターを使って話をするように言われてびっくり。
慌てて 後半スタート直前にFAXで届いた資料を見たら、確かにそう書いてありました。
(後半スタート前は、ギリギリまで準備も出来ないほど忙しかったので、見落としていました。)
今更焦っても準備のしようがないので、ぶっつけ本番でやるしかありません。
 
吉川艇長夫人も来るものだと思われていたそうで、エバーグリーンマリノアホテルに
お部屋も用意されていましたが、地元のイベントなどで都合がつかなかった為、
残念ながら艇長夫人は今回来ることができませんでした。
 
せっかくお部屋を取っていただいてありましたが、吉川艇長は「ヨットでいいです」と、
いつもどおり『いそしぎ』の中で大原さんと仲良く眠ることにしました。
 
 

田平出港直後からいい走りができました。
 

東洋一の観覧車は沖からも目立ちます。

マリーナのポンツーンにて。
 

九州西回りのヨットで、カヌーの方たちも一緒に。
 

 

四国ルートの『あさかぜ』。
その向こうが『いそしぎ』です。
 

左側がマリーナ。すぐ右側に観覧車。
この先に観覧車がもう1つあります。
 

 

マリーナのサロンにて。 左から、大原
さんの隣がマリーナの支配人・岩本さん、
田中委員長、九州西回りの大橋さん、
四国の古川さん、九州の山本さん。
 

『いそしぎ』からの夜景。
男性ばかりで色気がないのが残念。
 
 
 
 
柏崎の水害は、被害が大きくならずに午前中は小康状態。
しかし、通行止め箇所も多いままなのに、また午後から集中豪雨があり、
まだまだ土砂崩れ等の危険性も高いままです。
 
全面中止となった『どんがら祭り』ですが、燃えに燃えていた参加者たちはおさまらず、
夕方から交流会を兼ねて踊りたいチームは踊るという方向で集まることになりました。
(天候が落ち着けば、明日の本祭もやろうと言い出しそうな勢いです。)
 
 
それにしても、今年の梅雨前線はどうなっているのか・・・。
そんなに新潟辺りが居心地良いのかしら? と思うほど、長居し過ぎです。
 
台風9号は、誰にも気にとめてもらえないうちに、あっさりと温帯低気圧に変わって消えたのに、
今年の梅雨前線はいつまでもしつこくて、本当にタチが悪いです。
 
しかし、明日には低気圧がゴロゴロとやってきて、黒潮みたいに大蛇行してきた梅雨前線は、
真ん中辺りからぷっつりと切れてしまうようです。 いよいよ新潟も梅雨前線から解放されそう。
その後は、気味が悪いほどワラワラと低気圧がたくさん集まって来るようですが、
何日か後には、新潟もようやく夏の高気圧に包まれそう・・・。
 
同じ日本でも、雨がさっぱり降らなくて水不足の心配をしている地域もあるというのに、
雪解け水もあって水不足の心配がほとんどない新潟でばかりこんなに降っちゃって・・・。
どうせ降らすなら、場所を考えてくれると有難いですよね。
 
 

今日は、福岡に集結したヨット関係者数名での歓談や、移動の車の中での会話から、
「やはり世間は狭かった」と再認識させられることがありました。
 
1つめは、九州西回りに参加していた山本さん。
長崎の口之津町の方なのですが、吉川艇長は口之津という地名に聞き覚えがありました。
「いったい何の関係で・・・?」と悩みましたが、すぐにその答えがわかりました。
 
口之津は、日本でいちばんイルカウォッチングが盛んなところで、
柏崎でのいるかウォッチングに取り組む際に、電話等で問い合わせをしていたのです。
機会があれば、ぜひ視察に訪れたいと艇長は目を輝かせていたようです。
 
もう1つは、ボート&ヨットの修理やメンテナンスをしながら、KAZIにも記事を書いている高崎さん。
 
300坪の土地を手に入れて、これから農業を始めようとしているそうなのですが、
高崎さんの奥さまはインドネシア人なのです。
インドネシアに第二夫人を作ろうとして、日本にいる第一夫人に
きつくお灸を据えられたばかりの吉川艇長にとっては、ある意味 大先輩です。
(その話を詳しく知りたい方は、『きまぐれ日記』内からリンクしてある吉川艇長の文章をご覧下さい。)
 
さらには、海外へ移住したヨット仲間の話から、
吉川艇長が譲り受けて大学へ寄贈したあの39フィートのレース艇を、
いちばん最初に欲しいと名乗りを上げていたのが、この高崎さんだったことが判明。
 
すごく欲しかったのに、元オーナーが吉川艇長に譲ることに決めたので、
とても残念だったそうで、まさかこんなところで知り合うことになるとは・・・。
 
そのヨットに関しては、2番目に欲しいと手を上げていたのも、
横浜ヨット協会に寄った際に再会した古い知り合いだったことが判明し、
「えーっ、吉川さんのところへ行ったの? 要らなくなったらこっちに回して」と、
諦め切れない様子で、世の中は狭い!と感じていたのに、まさかまたここでも・・・。
 
(この先の航海で、また同様の方に出会って、「えーっ!あのヨット欲しかったのに・・・」
と言われることがあるのではないかと、ちょっぴり心配。)
 
心から欲しがって名乗りを上げていた方たちのところではなく、
「タダでもらえるなら大学に寄贈したい」と言ってみた吉川艇長が譲り受けてしまいましたが、
私利私欲でもらったわけではなく、間違いなく大学に寄贈した上、
整備等で大変苦労もしていますので、恨まないでいただきたいと思います(笑)
 
(そのヨットの写真も、『きまぐれ日記』でご覧いただけます。)