日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.7.27(火) 

温泉津ではもちろん温泉

今日は、8時に浜田を出港。
快晴で波もなく、北の風が2〜3mといったところ。
 
のんびりと走っていたら、温泉津へ入る直前に魚がかかりました。
釣れたのは30cm位あるツバイソ。
氷があれば、血抜きをしてすぐに〆てお刺身にもできますが、
残念ながら氷がない為、下ろして塩焼きにすることにしました。
(明日の朝食にする予定です。)
 
 
温泉津へは11:30に入港しました。
奥まった入り江で、昔のままという温泉津の港はとても良いところです。
 
島根での受け入れでお世話になっている(昨日の浜田でもお会いした)
『ふるさと島根定住財団』の有馬さんと園山さんが出迎えてくださり、
漁協前に係留させていただきました。
 
早速、港のすぐ近くにある とてもおいしいお店で昼食をごちそうになりました。
『あさぎや』さんと言う旅館で、
ニッポンチャレンジの方たちが寄ってから、ヨットマンには人気が高く、
色々なところからのヨットが立ち寄るようになったそうです。
 ここで浅田さんからフラグにサインをいただきました。
 
浅田さんは、町おこしにも力を入れており、ダイビングショップもされています。
 
 
各地で、たくさんの方々から海に親しんでもらいたいという活動をしている人たちがいる一方では、
テロ対策強化のために、港湾・海岸にフェンスや有刺鉄線などを張り巡らせたりと、
釣り客すらシャットアウト状態の地域がどんどん増えています。
 
全国各地でそういったニュースが次々に飛び込んで来ていますが、
新潟県も例外ではありません。 すでに対策をした地域もあり、
私たちの柏崎でも2年後には・・・という話です。
釣り関連の商売をしていた人たちの中には、早くも廃業に追い込まれた方もいます。
 
 テロ対策も大事なことですし、日本も標的にされていたり・・・と、
リスクが決して低くないことはわかりますが、
それにしても、日本の海はどうなってしまうのでしょうか。
海岸のフェンスや有刺鉄線よりも、もっと早急に強化しなくてはいけない問題が
まだまだたくさんあると思うのですが・・・。 by.広報担当者

 
 
温泉津は、その昔 世界一の銀山だったそうです。
かなり良質の銀が採れ、海外へも輸出していたほどでした。
その頃の家並がまだ残っており、保存していこうとしているそうです。
 
また、温泉津では良い粘土が出るため、陶器の生産も盛んで、
銀山へ物資を運んで来た北前船も、帰りに陶器を積んで行ったらしいと聞きました。
大きな登り窯がいくつか残っていて、50mもある登り窯を見学させてもらいましたが、
今でも、年に1回はこの登り窯で実際に陶器を焼いているのだそうです。
(このような豊かな街だったので、毛利軍から目をつけられたのでしょうね。)
 
そして、温泉津といえば、やはり温泉は欠かせません。
港からも遠くないところにある温泉に入らせてもらいました。
各地でいくら入っても温泉はやっぱりいいですね。
疲れが取れる気がします。
 
島根の寄港先等のお世話をしていただいているNPO『ひろしまね』の井上さんと、
後半の中国地方を間際になってから担当していただくことになった
地域交流センターの水さんも来てくださいました。
 
井上さんから、魚だしや海藻だしの生ラーメンをたくさんいただきました。
都内の人気ラーメン店などでも、魚のだしにそのおいしさの秘密が隠されている所もあると
聞きますが、魚や海藻のだしを強調した商品というのは初めて。
漁業のさかんな地域では珍しくないのでしょうか。
 
麺類だと食欲がなくても食べることが多い吉川艇長ですが、
さすがに食べきれる量ではないようで、暑さの中で賞味期限との戦いが始まったようです。
 
 

30cm近いツバイソが釣れました。

昨日もお会いした有馬さんと園山さん。
 

あさぎやさんで昼食。 係留場所からも近く、おいしい穴場のお店。
お座敷からも港が見えます。 (『いそしぎ』のマストも見えています。)
 

大切に保存したい家並。

見事な登り窯でした。 
 

入り江の奥で、とても良いところ。

漁協前に係留させていただきました。
 

NPOひろしまねの井上さん(左)と、地域交流センターの水さん(右)。
島根での寄港先等では、大変お世話になっています。
 
 
今日は、吉川艇長も関わっている堆肥を使って農作物を作っている
農家で作られた枝豆をいただきました。
堆肥のおかげかどうかはわかりませんが、とってもおいしい枝豆でした。
 
その堆肥というのは、観光産業振興協会等と組合で研究開発したもので、
市内にある魚市場、青果市場をはじめ、ホテル、レストラン等で分別して出してもらう生ゴミを
主な原料として作られています。
 
ゴミ処理問題は色々ありますが、きちんと用途別に分別してもらえれば、
立派にリサイクルできるものがほとんどです。
 
今、日本のゴミが大量に中国などへ持ち出されています。
プラスチック、ペットボトル、金属など、日本で処理に困っているものが、
中国では細かく分別&リサイクルすることにより、宝の山だと言います。
また、そういった中国人バイヤーがゴミに高値をつけるおかげで、
恩恵を受けている国内のゴミ回収業者や自治体も多いようです。
 
処分に困っているゴミが高値で売れ、人件費の安いところで上手にリサイクルしてもらえるのであれば、
世界規模でのリサイクルとして良い形なのかもしれませんが、
有限資源までもが安易に持ち出され、リサイクルされたものを日本が逆輸入することになり、
物によっては、今後 原価が高くなることにより、商品の小売価格にも影響しかねない状況です。
 
中国に限らず大量に持ち出され始めたのが、ステンレス屑。
これでは、ますます日本国内のニッケル不足が深刻化し、
電気製品やパソコンなどの価格が値上がり傾向になる可能性も・・・。
 
更には、海外へ持ち出されることにより、ニッケル含有量の少ないステンレスが出回るようになりました。
100円ショップなどに置いてあるステンレス製品に目立ちます。
ニッケル含有量を抑えることで、商品が安価になるのは良いことかもしれませんが、
長い目で見た場合の弊害も考えてみなくてはならない問題です。
 
 

今日は、ライブカメラを見逃してしまいました。
石見大崎鼻灯台のライブカメラを教えてもらってあったのに、
「あっ!」と思った時には、すでに通過後。
あと少し早ければ見ることができたのに・・・。
(このライブカメラだったら、かなり手前から先まで、ずっと見ていることができたはず。)
 

 

灯台から浜田側を見た画像。

灯台から温泉津側を見た画像。
 

沖はこんな感じに見えました。 お天気は良いけど、ガスっていました。
 

このガスが邪魔をして、沖を拡大するとこんな風になってしまい、
通過直後(かなり近くにいたはず)の『いそしぎ』を発見できませんでした。