日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.7.28(水) 

海から訪ねて出雲大社参拝

7:30に温泉津を出港。
 
今日も快晴で、まっ平らな海。
波もなく、風は今日も2〜3mといったところ。
しかし、対馬暖流に乗ったのか、潮の流れで7ノットほどで航行できました。
 
おかげで、11:40には大社へ入港。
予定より早い入港だった為、まずはヨットの中で昼食をとりました。
 
 
午後からは、大社町役場まちづくり推進課の稲根さんと高橋さんが来てくださり、
出雲大社参拝に連れて行っていただきました。
 
年間200万人以上の参拝客があるという出雲大社は、
あらゆるものが想像以上で圧倒されました。
本殿をはじめとする建物はもちろん、大きなしめ飾りにも驚きました。
 
そのしめ飾りの先の部分には、たくさんのお賽銭が差し込まれていました。
下から思いっきり投げ上げたお賽銭が落ちずに挟まったら、ご縁があるのだとか・・・。
しかし、かなりの力で投げないと落ちてしまう気がします。
 
大国主命(大国主大神)を祀ってある出雲大社は、縁結びの神さまとして有名ですが、
他にも武術や医療関係などの神さまだと言われているそうです。
 
たくさんの絵馬には、良縁を望むメッセージがたくさん書かれていて、
娘2人がさっぱり嫁がないことに頭を悩ませている吉川艇長も、
他人事とは思えない気持ちで絵馬を眺めていました。
 
(長女曰く、「父親以上の男性なんてそうそういないのだから、
結婚願望がないのは、何でも出来過ぎる父親に原因がある」
と臆面もなく言っています。 これは、間違いなくファザコンですね。)

 
古代の出雲大社は、海岸から長い長い階段が作られていて、
海から参拝していたのだそうです。
その当時のイメージを描いたものが展示されていましたが、
大社はとても高い位置にあったようです。
 今は、海岸から少し離れた位置にあり、本殿は南向きになっていますが、
神様は今でも海の方を向いているという話です。
 
また、古代の出雲大社の柱が発掘されたそうで、
そのサイズを実寸大で再現した模型が置いてありました。
3本1組の柱は本当に大きくて、昔の出雲大社に思いを馳せました。
 
7世紀頃からあったと言われているので、1400年も前からあったことになります。
陰暦で10月は全国的に「神無月」なのに、出雲だけは「神在月」だということは
以前から知っていましたが、日本中の神さまが集まるのも納得できるだけの
ただならぬ空気を感じました。
 
 
漁港に係留させていただいているので、大社町漁協さんを訪ねました。
そこで参事の古福さんからフラグにサインをしていただいたところ、
「楽しい旅を」というコメント付きでした。
 
こちらの漁協は女性スタッフの方も多く、とても明るくて楽しそうな雰囲気。
サインをしていただいた後も、皆さんで他の寄港先でのサインに見入ったりと、
アットホームな温かさを感じました。
 
漁協さんには、寄港名簿なるものがあり、逆にそちらに署名をしましたが、
ヨットも時々入るようで名簿にそれらしい名前がありました。
 
港に戻ってから、今日案内していただいた町役場の方からもフラグへサインを
していただきましたが、「良いご縁がありますように」というコメント入りでした。
さすがは、縁結びの出雲大社のある街といったメッセージですね。
 
 
明日は、予定が変更になりました。
 
隠岐の海士へ行く予定で、艇長夫人からの荷物も海士町役場へ送ってあったのですが、
隠岐へは行かないこととなり、境港へ直接向かい、
そこで2〜3日滞在することになりそうです。
(荷物の転送等、ご迷惑をおかけします。>海士町役場さん&井上さん)
 
明日、境港へ行く途中で通過する美保関は、えびす様の総本山だそうですが、
えびす様というのは、大国主命(大神)の子どもにあたると今日知りました。
そんなことを思いながら通過したいと思います。
 
 

大社町漁協のみなさん。
女性が多く楽しい雰囲気。

今までの寄港先でのサインを
1つずつ眺める皆さん。
 

出雲大社の前で、大社町役場まちづくり
推進課の稲根さん(右)と高橋さん(左)と。

昔の出雲大社はこんな風だった
という絵がありました。 
 

発掘された古代の出雲大社の柱
(3本1組)を実物大で再現した模型。

日本一のしめ縄。 このしめ飾りの下
から力いっぱいお賽銭を投げ上げる。
 

 

こんな感じのお願いごとが書かれた絵馬がたくさんありました。
(右側の絵馬は、まるで吉川艇長の願いそのもの・・・だそうです。)
 

出雲大社に祀られている大国主命(大神)の像。 下にある説明を読んでいるふたり。
 

 

車を台にしてフラグにサイン。

係留させてもらった大社の漁港。
 
 

ふだん、地元でヨットに乗るといえば、まずは氷を買ってクーラーボックスに入れ・・・という
準備から始まるのですが、車などの足もなく寄港先での買い物が不便な場所も多いため、
ここのところ『いそしぎ』では、氷を一切購入せずに通しているそうです。
 
しかし、氷なしではせっかく釣れたお魚も新鮮なうちにおいしく食べられないし、
後始末も大変だということから、どうやら釣りはナシ・・・という方針になった模様。
 
暖流に乗って大きな魚でも釣れるかと期待していたのですが・・・。
釣って、記念撮影後 海に帰してあげるというのはダメなのかしら。
一度釣られちゃうと、魚は弱ってしまうのかな。
 
 
風については、以前にも書きましたね。
なにせ、ヨットは風が命・・・ですから。
風がとても好きなふたりのクルーは、
ヨット以外でも風に親しんでいると書いたかと思います。
 
吉川艇長はヨット以外にも、モーターハンググライダー
や気球で風と親しんだこともあり、
風力発電などにも手を出しています。
 
大原さんの方は、趣味の1つが二輪。
以前は大型のバイクで、今はビッグスクーターが愛車。
毎年のように ひとりでツーリングへと出かけています。
 
かなりの長距離ツーリングにも出るそうですが、
普段もお天気が良くて荷物がなければ、
バイクで出かけることが多いようです。
 
航海の中休みの間にあった市長杯ヨットレースの日にも、
マリーナまでビッグスクーターで来ていました。 (艇長夫人撮影の貴重な1枚です。)
 
本当は、ツーリングの際の写真を何枚かお借りしようと思い、前半の航海が終わる頃にお願いして
あったのですが、シャイな大原さんはあまり自分の写っている写真はお持ちではないそうです。
(奥さまにも探していただきましたが、景色などの写真がほとんどだったそうです。 残念。)
 
連日の暑さに参っているふたりは、今日は色々と工夫をして簡易大型ダクトを設置。
航行中に、風が艇内を抜けて後ろのコックピットまで来るようにして、
いつも以上に風を受けならが快適に走ってたようです。
 
エアコンのないヨットでは、この酷暑は厳しいですよね。 健康管理にも気をつけてください。
 
 

 何日か前から、おかしな動きをしそうだと気に
 なっていた台風10号は、広報担当者の期待を
 裏切らずに、やはり怪しい動きをしています。
 『いそしぎ』は、前半の航海から 偶数の台風に
 ばかり縁があるので、発生前から10号は気に
 なっていたのですが・・・。
 
 その台風の影響か、今日の夕方は空がとても
 楽しめました。
 変わった雲のオンパレードに、
 数ヶ所での彩雲類や、雲の中に複数の虹。 
 しかも、虹はすぐ近くで出ていました。
 


 デジカメでは、微妙な色合いの彩雲や虹は うまく写らなかったのが残念でした。
 本当は、もっとはっきりと虹色できれいだったんですよ。