日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.7.31(土) 

台風が迫り来る境港

台風がゆっくりと接近しつつあります。
昨日から風が出てきていて、中島さんが済ませておいてくださった増し舫に改めて感謝。
今日は、朝から小雨が降ったり止んだりで、徐々に本降りになってきました。
 
朝のうちにマリーナ内で洗濯機&乾燥機をお借りして洗濯を済ませ、
昨夜 宅配で届いたバッテリーを取り付けました。
 
『いそしぎ』に積んである2つのバッテリーの消耗が予想外に激しくなった為、
つい先日、航海中にネットオークションで新品を2つ購入したのです。
 
新しいバッテリーはアメリカ製。
液がないタイプで、逆さまでも水の中でも使用でき、10年間は持つと言われている物。
少々お値段は張りますが、長く使えると思えば・・・。
 
新しい物をメインとして繋ぎ、古い物も一応予備として繋いで、4つのバッテリーを搭載。
新しいバッテリーにしたら良い感じ。 今夜はパソコンやテレビも安心して使えます。
 
 
昼は、中島さんが誘いに来てくださり、食事へと連れて行っていただき、
そのまま米子から中海の方へと案内してもらいました。
毎日お世話になりっぱなしです。
 
 
マリーナへ戻ると、17時からはバーベキューにお誘いいただきました。
今日予定されていた新艇の進水式のパーティーと称して集まって来た方たちの中に、
なぜか主人公である新艇のオーナーはいなかったようです。
 
その席で、鳥取県ヨット協会の竹本さんへ、
東京ヨットクラブからお預かりしたメッセージをお渡ししました。
 
クラブハウスの艇庫前で、お肉に魚介類にと豪快に焼いては飲み・・・と盛り上がり、
途中で食材が足りないということになり、唯一飲んでいなかった吉川艇長の運転で、
魚介類を追加で取りに行ってきました。
 
色々な魚やイカや貝だけでなく、宍道湖の天然うなぎまで食べさせていただきました。
天然うなぎというところもすごいですが、それをバーベキューで焼くという食べ方も初体験。
中島さんが豪快な方だと思っていましたが、鳥取の方がみなさん豪快なのかもしれません。
 
お酒の強い人ばかりで、夕方から始まったパーティーは、
23時半現在、ペースが落ちることなくまだ延々と続いておりますが、
吉川艇長はお先に失礼してヨットへ戻ってパソコンに向かい、
今日の写真を取り込んで送信・・・という作業に取り掛かることにしました。
 
 
今日は、台風が近づいてきて風や波がどんどん大きくなる様子を写真に収めました。
 
満潮時を迎えたお昼過ぎには、マリーナ内の水位(潮位)も上がり、
『いそしぎ』をもやっている桟橋も、海水に浸かりました。
 
マリーナの防波堤を見ると、どんどん高くなった波が大きく乗り越えて迫って来ます。
マリーナの隣にある弓ヶ浜も大荒れでした。
 
パソコンに向かっている途中で確認した風速計は20m。
今日は朝から何度となく風速計を見ていますが、風が落ちません。
 
すでに、先ほど台風は日本海へと抜けましたが、
多少勢力が弱まったものの、未だにその影響はあるようです。
明日は、日本海側も高波の心配が出てくるので、まだ気が抜けません。

 
 

浸水した桟橋を『いそしぎ』から撮影。

弓ヶ浜もこの荒れ方です。 
 

 

マリーナの防波堤にも波が大きくぶつかっていました。
(左の写真に、『いそしぎ』がちらりと写っています。)
 

地面より海面の方が高く見えます。
 

波しぶきがマリーナ内にも届きます。

上架してステイも厳重な『2000年』。
 

新艇の進水パーティーという名のバーベキュー。 みなさん、とてもタフです。
 

東京ヨットクラブからのメッセージを鳥取県ヨット協会さんへとお渡ししました。
 
 
今夜(というか明日の3時過ぎ)は満月です。
つまり、ここ何日間かは大潮なわけですね。
台風と大潮が重なるので心配しています。
 
『いそしぎ』のいる日本海側はふだん潮位の差があまりないのですが、
境港のマリーナは水面スレスレということなので、やっぱり心配。
朝には満潮を迎えるというのに、今夜のうちに台風が日本海へ抜けたので、ますます心配です。
(明日の境港の満潮時は、4:29と14:09。)
 
各地の被害が大きくならないことを祈るとともに、
『いそしぎ』が とうとう近づいてきた台風を無事にやり過ごせることを祈るばかりです。
 
 
今週末、柏崎では大学へ寄贈したヨットの修理が予定されていましたが、
(台風もどうなるかわかりませんでしたし)諸事情により延期。
吉川艇長も不在ですし、急がないことになりました。
 
 

新艇の記念すべき進水式は、台風10号からも祝福され、
忘れられない進水式となるのではないでしょうか。
桟橋も海水に浸かっている状況で、進水式が浸水式にならないかと心配でしたが、
楽しい進水パーティーだったようでよかったです。
 
浸水式などと思ってしまったのには理由があります。
先日お邪魔した先で、太平洋側某所であった実話を聞かされたのですが、
それがまさにヨットの浸水式だったのです。
 
事情により詳しい地名や人名は書けませんが、
その太平洋側某所で、ある方が 知人からヨットを譲り受けたことから事件は始まりました。
 
これからヨットを始めようと思って譲り受けたその人は、
まだヨットの操作などが全くわからず、当然免許もお持ちではなかったのです。
そうなると、回航というわけにいきません。
(回航すれば、すぐ・・・という距離だったらしいですが。)
 
しかし、仕事の関係で(時間外であれば)重機類や大型トレーラーが自由に持ち出せる
立場にあった為、仕事仲間に協力を依頼し、夜中のうちに陸送することにしたそうです。
 
クレーンで吊り上げ、大型トレーラーにヨットを積み込み、
ワイヤーでしっかり固定して、いざ出発。
 
通常であれば、さほど時間のかからないところを、
ヨットを積んで通るとなるとコースも限られる為、遠回りに遠回りを重ね、
トンネルのない大きな道を選んで走り、夜明け前ギリギリに運び終わったそうです。
 
とりあえず、朝が来る前にトレーラーや重機類を戻しておかなくてはいけない為、
急いで川(河口付近)へとヨットを下ろし、重機を戻して解散。
 
ひと眠りしてから、ヨットを見に行った新オーナーは、
苦労して運んできたばかりのヨットが影も形もないことに愕然としたそうです。
 
ここまで聞いた広報担当者は、
盗難に遭ったのか、舫が甘くて流されたのか・・・と思いましたが、
そのオチはそんなものではありませんでした。
 
よく見てみたら、マストの先だけが川から突き出していたそうです。
つまり、下ろした直後に浸水して、そのまま沈んでしまったわけですね。
(ワイヤーでギリギリと締めつけた辺りに問題があったのかも・・・。)
 
恥ずかしいやら情けないやらで、引き上げを命じられても困る為、
仲間に口止めをして、そのヨットとは無関係を通したそうです。
 
ずいぶんと大きな不法投棄ですね(汗)
 
 
今日は、クルーズ・ネット・ジャパンの鈴木さんから、初メールをいただきました。
全国の泊地情報などを掲載しているサイトで、広報担当者も何度か覗かせていただいた
ことがあったのですが、突然のメールに驚きました。
(海の仲間リンクにも追加しましたが、クルーズ・ネット・ジャパンは
こちらです。)
 
メールの内容は、柏崎ヨットクラブのサイトへリンクを張ってくださったということでした。
ちょうど、他の方たちへの情報提供に力を入れようとしていたところだったので、
あまりのタイムリーさにびっくりしたというワケです。
早速、吉川艇長にも伝えると喜んでいました。
 
これから ますますこういった輪が広がり、色々な方と情報交換できるようになるとうれしいです。