日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.8.2(月) 

ようやく鳥取へ入れました

台風により何日か足止めされていましたが、久しぶりに航海を再会。
6:50に長々とお世話になった境港を出港しました。
 
出港直後の天候は、曇り時々雨。 南の風10m。
7〜8ノットで快調に走り出しました。
 
遠くにスコールのような激しい雨が降っている様子が見え、
その雨雲がどんどん迫って来ました。
逃げ切れずに雨雲に捕まりましたが、その頃には雨足は弱まっていて助かりました。
 
沖へ出ると、風が真南からなのに対し、正反対の北から 2〜3mの大きなうねり。
しかし、波はほとんどありませんでした。
 
途中、全く無風状態だったかと思うと、また風が強くなり、時には15m吹いたりもしました。
鳥取沖へ着く頃には、12〜13mの風があり、
ジブをリーフしていましたが、それでも7ノット出ていました。
 
沖からも鳥取砂丘は黄色っぽく見え、すぐにわかりました。
砂丘の右側にある鳥取港を目指して陸に近づいて行くと、
南風に乗って、砂丘から海へ向かって砂埃が舞っていました。
 
 
13:30には鳥取港入口に着き、14:00に係留を済ませました。
台風10号で予定がすっかり変わってしまいましたが、ようやく鳥取へ入港。
 
ここも県営で1泊1,500円程度と、境港同様 安い料金で助かります。
その場での支払いはできず、納付書が自宅へと送られてから納めることになるそうです。
 
持ち合わせがない場合には有難いシステムですが、
長々と家を留守にして遊んでいるのに、その料金の請求書だけが自宅へ届くというのは、
さすがの吉川艇長も多少気が引けたようで、
その場で支払うことができないのか聞いてみたようですが、
やはりそれはできなかった模様。 by.広報担当者

 
 
鳥取では、永美さんがお世話してくださいました。
永美さんというのは、吉川艇長が中心となって呼びかけた
環日本海クルージングネットワークにも顔を出してくださっている方のおひとりです。
 
いよいよ 吉川艇長が自分たちで作ったネットワークの活きているエリアに
入ってきたという感があります。
 
 
早速 鳥取砂丘へと案内していただき、砂丘を歩いてきました。
砂丘は、思った以上に広くて、先を歩いている人が点のように見えました。
以前は砂丘を緑化しようと必死だったそうですが、
今は減少傾向にある砂丘を守ろうという方向になっているようです。
 
台風10号が来る前の連日の猛暑では、砂丘を歩く気も起きなかったかもしれません。
海水浴場の砂浜でさえ、真夏のお天気が良い日には
足が焼けるように熱くて歩くのが大変なくらいですから。
 
(でも、連日の猛暑の時だったら、まるで日本ではないかのような
本格的な砂漠気分が味わえたかもしれませんね。
あとは、ラクダとターバンがあれば完璧。 by.広報担当者)

 
 
近くに「らっきょうの街」とも言われているところがありました。
砂丘では栽培できるものが限られるので、らっきょうを作っているようです。
(でも、広報担当者が持っている鳥取県の限定キティちゃんは梨でした。
もしかして、らっきょうキティちゃんも存在するのかしら?)

 
その街にある温泉へと案内していただき、400円でくつろいだ後は、
ヨットマン数名が集まってくださり、懇親会を開いていただきました。
 
永美さんと一緒にウラジオストックへ行ったことのある西村さんは、
1週間ほど前まで入院されていたそうなのに、顔を出してくださいました。
そのウラジオストックへ行く際に、吉川艇長が色々と情報提供をしたことがあり、
永美さんたちとはそれ以来のおつき合いなのです。
(香住でお世話になる吉津さんも、永美さん・西村さんと一緒にウラジオへ行かれた方です。)
 
鳥取大学を今年定年退職された岡村先生は、
永美さんたち3人がウラジオへ行った際に乗っていた木造ヨットを譲り受けたそうで、
来年にはそのヨットで単独四国一周をする予定とのこと。
今回の海交流で四国ルートを担当された古川先生を早速ご紹介させていただきました。
 
(しかし、岡村先生も艇内に入ると船酔いをする方だそうで、
おひとりでの航海をしようという勇気は素晴らしいです。
何日か乗り続けると、つらいのを通り越して慣れて酔わなくなるものなので、
その航海で船酔い完全克服となることをお祈りしています。)

 
鳥取でも、東京ヨットクラブさんからのメッセージをお渡しして、
フラグへサインをいただきました。
 
同じ鳥取県のヨットマンんでも、境港とはずいぶん違った雰囲気。
今日集まっていただいた方が、年齢も近い人ばかりなせいか、
話の盛り上がり方も落ち着いている感じがしました。
 
そんな話を出してみたところ、
やはり、境港のヨットマンたちのあの豪快な飲みっぷりと楽しい雰囲気は、
よそから来た者だけでなく、同じ県内のヨットマンも感じているようでした。
 
 

境港出港直後、米子沖。大山のある方向
に激しい雨を降らせている雨雲があり、
風に流された雨が斜めに降っていました。

鳥取沖。 風が強かった為、ジブをリーフ
しています。 向かっている先に見える
黄色っぽいところが鳥取砂丘です。 
 

鳥取港のバース。 1泊1,500円で係留させてもらいます。
 

鳥取砂丘で永美さんと記念撮影。

広大な砂丘を歩く大原さんの後姿。

(この2枚の写真で、遠くに見えるいくつかの点は人です。)
 

懇親会での1枚。 左から、永美さん、
岡村先生、西村さんです。
 

フラグを持って記念撮影。(2枚目の
フラグもかなり黒くなってきました。)
 
 
先日、久しぶりにメールでやりとりをした山田誠治さんからの何通目かのメールは、
「ロシアとの交流があちこちで広がっていて、
 吉川さんが開かれた日本海のネットワークが、ちゃんと根をおろしている、そんな気がしました。」
と締めくくられていました。
 
ネットワークというのは、ひとりでは絶対に作れないもの。
各地に同じような気持ちを持ってくれる方たちがいてくれてこそ・・・です。
 
そして、そういう意識を持ちながら、年がら年中 各地を飛び回って交流の輪を大きく広げている
山田誠治さんみたいな方たちがいてくれるので、ますます面白くなる。
 
今回の航海でも、また違った交流や人脈が次々と広がっています。
同じように日本の各地をヨットで旅している人たちもたくさん存在します。
そして、同じような意識を持って情報提供を目的とするサイトを立ち上げている方たちも複数います。
 
そういった人たちのそれぞれに持っているネットワークが、
部分的に重なり合いながら 1つに繋がったら・・・。
そういう日が(できれば遠くない未来に)現実に来ることを夢見ながら、
寄港先での ひとりひとりとの交流を大切にし、
みなさんのお力をお借りして形にして行けたら・・・と思います。
 
 

近年の洗練されたデザイン&機能も充実しているヨットというのも魅力的ですが、
広報担当者は、個人的に古代(?)のヨットにも憧れていたりします。
 
大きな川(運河)のある国で、優雅に川を旅したような小型の帆船といった感じのヨット。
なんだかロマンがあっていいと思いませんか?
 
クレオパトラもナイル川をヨットでさかのぼってルクソールまで旅をしたとTVで見て、
ますますそういうヨットに対する憧れが強くなってしまいました。
(川なら、海ほど船酔いもしないかもしれませんし。)
 
帆船というのは、全体を見ても絵になりますが、
1つ1つのパーツも芸術品だと思います。
 
それは、子どもの頃から思っていて、ちょっとした部分のデザインに妙に魅かれたりしました。
でも、気に入ったからと言っても、それがないと支障があることくらいは
子どもだった広報担当者にも見当がついたので、父親にねだって
予備でたくさんあった小さめのシャックルとシャックル回しをもらって喜んでいた記憶があります。
(キーホルダー代わりにして、学校へ持って行ってました。)
 
広報担当者の言う「ヨットが好き」っていうのは、
普通のヨットマンとは、どこかズレているのかもしれませんね。