日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.8.5(木) 

久しぶりに訪れた舞鶴

熱帯低気圧が日本にかなり接近してから台風に変わった上、
明け方には、『いそしぎ』の近くを通過して日本海へと抜け、また熱帯低気圧へと変わりました。
11号は、かなり唐突な感じの台風でした。
(それにしても、今年の台風は上陸確率が高いような・・・。)
 
朝7時に出港する予定でしたが、海上がまだ少し荒れていた為、
出港を見合わせて様子を見ることにしました。
(この時点では、強風警報が出ていました。)
 
早々におさまってきたので、予定より2時間半遅れの9:30に出港。
宮津(天橋立)に寄り道をする予定でしたが、時間が押しているので諦め、
伊根から まっすぐ舞鶴へと向かうことにしました。
 
天橋立は艇長夫人の今は亡きお母さんの思い出の地。
都合がつけば、なんとしても伊根から舞鶴辺りだけは『いそしぎ』に乗りたいと
言い続けていたのですが、あいかわらず用事が立て込んでいた夫人は泣く泣く断念。
今回は、『いそしぎ』も突然の台風で寄れなくなった為、
また改めて 陸から一緒に訪れることになりました。
 
 
熱帯低気圧に変わったばかりの台風11号の影響はまだ少し残っており、
風は強い時で12〜13mありましたが、波はさほど高くなく、
間隔の狭い尖った波が1m程度でした。
 
舞鶴湾は、入口が狭く 中は広がっていて、大きく2つに分かれています。
さらには、湾内に島もあるので、入口から見るとかなり複雑そう。
舞鶴湾へ入ったら、池のような静かな海となり、暑さに参りそうで風が恋しくなりました。
 
湾内には、昨日から正式に動き始めたところだという石炭火力発電所がありました。
(石炭はオーストラリアから持ってきているという話。)
まだ1基のみの稼動で90万kwですが、これから更に増える予定だそうです。
 
 
12:00に舞鶴東港へ入港しました。
 
舞鶴では、佐伯さんが出迎えてくださいました。
海上自衛隊にいた後、舞鶴で船長さんもしていたという海のプロで、
退職後にヨットを始め、今年の5〜6月は四国・九州を回って来られたそうです。
来年は日本海を北上して北海道一周を予定しているということなので、
その際にはぜひ柏崎にも寄っていただきたいと思います。
 
佐伯さんから案内していただき、舞鶴市役所を訪問しました。
多忙な市長さんと助役さんに代わり、秘書課長の竹原さんへ親書をお渡ししました。
 
吉川艇長にとっては25年ぶりの舞鶴市役所でしたが、
その時のことを竹原課長さんも覚えていらっしゃいました。
 
吉川艇長が初めて舞鶴を訪れたのは25年前の1979年8月3日。
それは、吉川艇長たちが初の日本海横断&ナホトカ訪問をした翌年でした。
ナホトカから『アルゴ』というヨットが舞鶴へ入港し、
吉川艇長の名刺を差し出して連絡するように頼んだという連絡を受け、
柏崎からヨットマン数名が舞鶴へと駆けつけたのです。
(その辺りのことは、『柏崎ヨットクラブの歩み』にも載っていますのでご参照ください。)
 
その時にお世話になった舞鶴ヨット協会の村井さんとも、
『梓』という喫茶店で再会を果たしました。
村井さんは、初めてお会いした時は事務局長さんでしたが、今は副会長さんになっていました。
お会いするのは実に25年ぶりですが、その後も連絡を取り合っていた為、
懐かしさと共に、久しぶりでようやくお会いできたという感がありました。
 
 
近畿一に選ばれたという眺望を誇る五老岳からの眺めも堪能させていただきました。
舞鶴湾が一望でき、それは本当に素晴らしい眺めでした。
 
舞鶴東港と舞鶴西港とは、とても対照的な港で、
西港は昔ながらの港といった雰囲気。
東港の方は、市役所などの公共施設が多くあり、自衛隊基地もこちら側。
新らしくどんどん生まれ変わってきた港といった感じです。
 
その後は、お風呂へと案内していただきましたが、残念ながらお休み。
すると、佐伯さんがご自宅へとお招きくださいました。
 
いきなり佐伯さんのお宅でお風呂をいただくことになったというのに、
奥さまが、ご実家のある讃岐のうどんを出してくださり、
恐縮しながらも遠慮なく おいしいうどんをご馳走になりました。
 
舞鶴の夜は思い出に浸りながらも、伊根から抱えていたメールのトラブル対応に追われ、
解決後に2日分の画像データを送り・・・と、パソコンに向かいながら更けて行きました。
 
 

舞鶴湾入口。 とても入り組んでいて、
どこへ入ったら良いのか迷います。

昨日から正式稼動を開始したばかり
だという石炭火力発電所。
 

舞鶴市役所で、秘書課長の竹原さん
へ親書を手渡しているところ。

右が竹原課長さん、そして佐伯さん
と大原さん。 市役所にて歓談。
 

『梓』という喫茶店で、25年ぶりの再会。
舞鶴ヨット協会副会長の村井さん(中)。
 

近畿一に選ばれた五老岳からの眺望。 舞鶴湾(入口)を見下ろしたところ。
この右が舞鶴東港で、左が舞鶴西港です。
 

舞鶴西港。 昔からの港です。

舞鶴東港。 公共施設も多く新しい港。
 
 
近づいてくる熱帯低気圧が、徐々に渦状になるのを見ながら
「台風っぽくなってきたな」と見守っていたため、
広報担当者はまるで驚かなかったのですが、
移動や外出が多い艇長やたくさんの方々は驚いていたようです。
(以前にも、こんな風に近づいてから台風に変わった
 というケースはありましたよね。)
 
おまけに、なぜか台風10号に続き、11号も上陸した上、
『いそしぎ』をかすめるかのように通過。
おかげで、今朝は強風警報区域になっていました。
 
先日お邪魔した寄港先の方も心配してくださり、
艇長の方へは

「帰ったら御祓いをしてもらった方がいい」との
アドバイスまでいただいたようです(笑)
 
でも、さすがに今の位置からは、台風12号は
『いそしぎ』には近づかないでしょうね。
この位置から近づいてきたら、冗談抜きで御祓いです。
(あら、航海前半からの偶数台風のジンクスが・・・。)
 
この右図(下)の波浪モデル予想というのは、
どれくらいの信憑性なのでしょうか?
いつも疑問に思っています。
 
(勝手に図を流用させていただいてすみません。
 >関係各所さま)
 
 

今日は、日本縦断前後の一瞬だけ台風だった熱帯低気圧より、
昨夜からトラブルを抱えていて うまくいかない、ヨットの中からのメール送信の方が問題でした。
イレギュラーなメール送信手段を使っていたため、
そろそろインチキをやめて他の手段を考えなくては・・・と思ってはいたのですが、
とりあえずは使えていたので、そのまま今日まで来てしまっていました。
 
夜、吉川艇長がヨットへ戻るのを待ち、電話で説明しながら設定を変更。
アカウントも別のところで新しいものを用意して、今まで以上に快適な環境になりました。