日本ぐるっと一周海交流<西回り>

航 海 日 誌

2004.8.11(水) 

思いがけず興奮した羽咋

昨夜から北風が吹き込み、艇内を一気に冷やしてくれました。
今までは毎晩が熱帯夜という感じで、タオルケットもいらないほどでしたが、
昨夜は肌寒くて、初めて毛布を引っ張り出しました。
 

 
今朝は冷たい空気と朝焼けで目を覚ましました。
 
金沢を7:00に出港。 今日も良いお天気です。
北の風3〜4mで、波は1m程ありましたが徐々に50cm位に落ち着いて来ました。
おかげで、昨夜はお夕飯も食べられずにダウンした大井さんの奥さまも
今日は気分よくクルージングを楽しんだそうです。
 
真上りになるので、セールは上げずに機走。
北風が冷たくて、太陽が出ているのに寒いほど。
でも、この北風のおかげで、海が真っ青でとてもきれいでした。
 
昨日から大井さんご夫妻が乗り込み、金沢から七尾まで一緒に行きます。
新湊からは高校生3人が上越まで乗り込みます。
そして、上越からは艇長夫人たちが乗り、ゴールの柏崎へと向かうことになっています。
 
 
10:50に羽咋へ入港。
 
今日はまたFMピッカラの電話生出演。
入港が早かったために、羽咋へ着いてからの出演でした。
その後、昼食をヨットの中で済ませました。
 
 
14時に市役所から迎えの車が来てくださり、羽咋市役所を訪問しました。
会議中だったそうですが、市長の本吉さんにお会いすることができ、
直接親書を手渡し、フラグにもサインをいただきました。
 
本吉羽咋市長さんは、柏崎の西川市長さんのこともよく知っているそうで、
よろしくお伝えくださいということでした。
 
市役所からの帰りはまた車で送っていただいたのですが、
せっかくだからと、有名な千里浜海岸の砂浜を走ってくださいました。
途中で車を止めてもらい、砂浜を歩いてもみました。
 
普通の砂浜は、普通車で走ったら動けなくなってしまう可能性が大です。
こんな風に快適に走れる上に、波打ち際のすぐ近くに車を停めて海水浴ができる所など、
他にはそうそうないと思います。 (約8kmもあるドライブコースでした。)
 
これだけでも、かなり満足だったのですが、
思いがけず、スゴイところへ案内していただけました。
 
それは、『コスモアイル羽咋』という科学博物館(でいいのかな?)。
建物の形は、UFO(空飛ぶ円盤)型をしていて、入口 には
実際に使用されたというマーキュリー型 レッドストーンロケットがそびえ立っているのです。
 
展示室の中にも、「どうしてこんなすごいものがココに?!」と驚くものばかり。
宇宙船 や通信衛星、月探査船などなど、全てが本物ばかりではありませんが、
日本にあること自体が不思議なものまで並んでいました。
 
中には、実際に使用したソ連の宇宙船も展示されていました。
大気圏突入の時を物語っているかのような焼け焦げた表面がリアルでした。
放射能を帯びている可能性もある為、絶対に手を触れないようにということでした。
 
宇宙やUFOといえば誰もが思い浮かべる矢追純一さんともかなり親しくされている方が、
羽咋にいらっしゃるそうで、たとえお金を積んでもなかなか手に入りそうにないものが
ここにこうして置いてあるのだそうです。
 
宇宙やUFOなども大好きな吉川艇長は目を輝かせ、
「必ずもう一度見に来る!」と興奮気味に宣言していました。
 
 
今日の泊地は羽咋滝港マリーナ。
水道も24時間使えるトイレもあり、シャワーもゴミ捨て場もあり、
ないのは陸電くらいで、とても良いマリーナです。
(元々は国体の時に作られたマリーナだそうです。)
 
いつもはハーバーマスターを含めて3人のスタッフだそうですが、
今日はハーバーマスターの綿井さんと事務員さんのおふたりだけでした。
フラグにサインをいただき、記念撮影もしました。
 
 
夕方になってから地域交流センターの田中さんより電話があり、
すぐに荷物を発送しなくてはいけないことになりました。
慌てて色々な宅配業者などに問い合わせをしましたが、
結局は郵便局から速達で送ることになり、
タクシーを飛ばして駅前にある郵便局まで行ってきました。
 
マリーナへ戻ってくると、ちょうど夕陽が沈んだ直後で、
とてもきれいな夕焼けが目の前に広がりました。
きっと今日の夕陽は最高だったと思います。
 
吉川艇長は色々と作業があったので、すぐに艇内に入りましたが、
他の人たちは刻一刻と変わっていく空の色にしばらく見とれていました。
 
今夜と明日の夜(深夜から明け方にかけて)は、
北東の空にペルセウス座流星群がいちばんよく見えると広報担当者から聞いたので、
早めに眠りにつき、夜中に起きて空を見上げてみることにします。
 
 

羽咋滝港マリーナの桟橋には、巨大な
フェンダーが備え付けてありました。

羽咋滝港マリーナのハーバーマスター
の綿井さんと事務員さんと記念撮影。
 

羽咋市長の本吉さんにサインを
いただいているところ。

市長さんたちとフラグを囲んで
記念撮影をしました。
 

真ん中の方が、千里浜やコスモアイル
を案内してくださった市役所の方。

今日は元気な大井さんの奥さま。
(珍しいツーショットですね。)
 

 


これが、本物のソ連の宇宙船。
実際に人が乗って宇宙から戻って
来たものです。

猛烈に感動した『コスモアイル羽咋』の
ロケット前で記念撮影する吉川艇長。
 

今日のとてもきれいな夕焼けと、『いそしぎ』&クルーたちのシルエット。
 
 
このサイトも写真がずいぶん多いため、容量が100MBまで膨れ上がりました。
 
航海日誌を追加するために、少しずつ クリックすると大きくなる写真を外して、
容量を調節しながら更新しています。
(そうしないと、新たな画像がアップできないのです。)
 
気づいている方&気づく方はほとんどいないと思いますが、以前のものを見直そうとすると、
「あれ?前は大きくなったのに・・・」ということがあるかもしれません。
 
 

今日は思いがけず宇宙を身近に感じ、その一端に触れることができた一行ですが、
こういうものが昔から大好きな吉川艇長は、かなり興奮気味でした。
 
かなり多趣味で、その1つ1つをとことん極める性格の吉川艇長ですが、
ヨットで海を渡ったり、モーターハンググライダーで空を飛ぶことはあっても、
まだ宇宙へは行けていません。
 
自宅も様々な機械類も何でも自分で考えて設計して作ってしまう艇長は、
家族・親戚や仲間や近所の人などから頼まれて、何かを作ることも多々あります。
 
しかし、ずいぶん前に約束したまま 未だに作れていないものがたった1つだけあります。
それは、幼少の頃の長女にねだられたUFO。
「ねぇねぇ、おとーさんは何でも作れるよね?」という前置き付きで、
「じゃあさー、UFOも作れる?」と言われ、
「作ってみたいけど、それは難しいかな・・・」と答えたそうですが、
「えーっ、作って作って。」と言われて、「ハイハイ」と返事をしたのです。
 
でも、さすがにUFOを自作するというのは難しいでしょうね。
 
 
宇宙へ行くのが難しいのは、吉川艇長にとってだけではないようで、
日本初の月探査衛星ルナAも、打ち上げを断念するという選択肢も出てきたとか。
すでに150億円の開発費もかけているそうですし、
できることなら少し延期して問題点を解決できるのであれば、
なんとかがんばって欲しいところです。
(しかし、その もう少しがんばるための資金も大きな問題のようですね。)
 
 
今日、吉川艇長たちが郵便局へ行く為に乗ったタクシーの運転手さんは、70歳でした。
本業は農業で、趣味でタクシーの運転手をしているのだそうです。
「健康がいちばん大事だ」とか「だから、お酒は全く飲まないんだ」などと言いながら、
タバコは1日に80本も吸うのだと話していたとか。
 
以前は、東京で銭湯を経営していたそうですが、その方が言うには、
都内の銭湯を経営している人は、新潟県と能登出身の人が圧倒的に多いのだそうです。
 
都内で寒い時期に焼き芋を売っている人は、新潟や東北の人が多いというのは知っていましたが、
銭湯の経営者までそうだったとは知りませんでした。
(焼き芋売りは、新潟県の小国町出身者が中心だったという話もあるようです。)
 
本日2つめの思いがけない出来事は、面白いおじさんのタクシーに乗れたことでしたね。
 
 
巨大な台風13号は、日本上陸せずに済みそうな感じで、
14号は影響のないところで、控えめな感じで発生してくれていたので、
台風に好かれていたのも終わり・・・でしょうか。
 
あと10日間、台風が『いそしぎ』にすり寄ってきませんように。